自分史
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子どものころ
規律の厳しいところで育った、とだけ言う。それ以上は、聞かれても話さない。
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ゴルゴ13に出会ったころ
『ゴルゴ13』
古本屋で一冊手に取り、気づけば店が閉まっていた。引き受けたことを必ずやり遂げる男の背中に、生き方の手本を見た。
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侍に惚れたころ
『SAMURAI 7』
報酬ではなく、守るべきもののために立つ侍たちを観た。武士道という言葉を、初めて本気で調べた。
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道場の門をたたいたころ
『七人の侍』
大学に入った春、竜山の空手教室を訪ねた。「どう見ても堅気じゃないのう」と笑われ、その日に入門した。師範に勧められて観た元の映画で、守る者たちの静けさを知った。
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判断の重さを知ったころ
『ジパング』
何を守り、どこで撃たないと決めるのか。指揮する者の判断を、ノートに書き写しながら読んだ。
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誉れに迷ったころ
『Ghost of Tsushima』
守るために誉れを捨てるのは正しいのか。答えの出ない問いを抱えたまま、何日も稽古に打ち込んだ。
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いま
『ドリフターズ』
大学4年。毎朝の稽古と、古本屋めぐりと、ときどき猫。なぜかジンには直立不動で迎えられるが、理由は話さない。



