自分史
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郊外の家
郊外の一戸建てで育った。二階の自分の部屋と、庭の花ごしに遊ぶ隣の家の小さな子が、子どものころの景色だった。12歳の春、母と二人で地方の町へ移った。
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切り抜きの入口
『ワンパンマン』
中学のころ、教室の誰も知らないボカロの曲を一人で聴いていた。切り抜きの動画でWeb漫画を知り、元のWeb版にさかのぼって全部読んだ。一本の作品から元へたどる癖は、ここでついた。
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月曜の更新
『サマータイムレンダ』
高校のころ、毎週月曜の更新を追った。断片を拾って組み立てる読み方が、自分の速さに合っていた。
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公開された日
『ルックバック』
高校3年の夏、Webで公開された読み切りを、公開された日に読んだ。その夜は、ほかに何も読めなかった。等速でしか読まない作品ができた。
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製図の夜
『俺だけレベルアップな件』
地方の大学の工学部に進んだ。製図の課題で徹夜する夜は、VTuberの雑談配信を流しながら、合間に縦読みの漫画を一話ずつ読んだ。
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素顔の話
『女神降臨』
就職活動のころ、メイクで顔を変える縦読みの漫画を読んだ。面接用の顔と、素顔を見せられる相手のことを考えた。
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いま
『ぼっち・ざ・ろっく!』
測量会社に入り、隣の県で一人暮らしを始めた。現場では同じ点を三回測り、夜はソシャゲのデイリーを消化して、寝る前に4コマを少しだけ読む。




