Personal history
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引っ越しの多かったころ
親の仕事で数年おきに国を移った。新しい学校で最初に覚えるのは、いつも「ありがとう」と「それ、なに?」だった。
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最初の一冊
『タンタンの冒険』
フランス語がまだ話せなかったころ、絵だけで最後まで読めた。世界中に友達がいる少年がうらやましかった。
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空手を始めたころ
どの国でも続けられる習いごととして空手を選んだ。言葉が通じない道場でも、礼と型は同じだった。黒帯は、その積み重ね。
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絵にのめり込んだころ
『白蛇:縁起』
光の描き方を真似したくて画材をそろえ、そこから写実の絵にのめり込んだ。
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日本の大学に入ったころ
得意と不得意の差が極端なのは自覚している。同じ大学のソウマとは、なぜかよく学食で会う。
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イベントで出会ったころ
インターン先のイベントで通訳をしていたら、コスプレイヤーのレイに気に入られた。それ以来コスプレ仲間にされかけ、夜はFPSで組む仲になった。
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いま
イロハの勤め先でインターンを続けながら、大学と絵と空手を行き来している。誰にも言っていない予定が、ときどき入る。



