Personal history
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図書館で扉を探していたころ
5歳か6歳。行ったことのない場所を本の中なら歩けると知った。絵の中の小さな扉や窓を探す遊びが好きだった。図書館や古い本の楽しさを教えてくれたのは、近くに住む祖母だった。
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魔法の学校に出会ったころ
『ハリー・ポッターと賢者の石』
魔法の派手さより、知らない世界で学び、友達と居場所を見つけることに憧れた。手紙が届く日を、しばらく本気で待っていた。
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説明できないことノートを始めたころ
10歳。星や植物や物語の不思議を書き集めるノートを始めた。調べて分かったことと、こうだったらいいなを分けて書く。推しの話になると、願いの色ばかり増えていく。
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知らない町に憧れたころ
『魔女の宅急便』
魔法が使えても、知らない町で暮らすのは大変なのだと知った。それでも、窓の外を飛んでいく気持ちは少し分かる気がした。
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中学校に入ったころ
『本好きの下剋上』
劇的な始まりを待っていた自分に、少し照れた。図書委員に手を挙げた。本のない世界で本をつくる本好きの下剋上を、返却ボックスの横で読んだ。
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詳しさで人を遮ってしまったころ
13歳。友達が好きな映画の話を、原作との違いばかりで遮ってしまった。詳しいことが、相手の楽しみを守るとは限らないと知った。
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魔法のルールに夢中になったころ
『とんがり帽子のアトリエ』
魔法に描き方の決まりがあると知って、ノートが魔法陣の練習でいっぱいになった。もちろん、何も光らなかった。
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いま
14歳。感想に「自分が気づいたこと」と「初めての人が楽しめる入口」を書くようになった。まだ背伸びはするけれど、訂正より質問が増えてきている。



