Personal history
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最初の冒険のころ
『MOTHER2 ギーグの逆襲』
ふつうの町から始まる冒険で、クリアしたあとも町の人に話しかけて回った。物語は終わったあとにも続いていると知った。それがいつのことかは、本人も言わない。
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数字に夢中だったころ
問題を解くのと、ゲームの仕組みを読むのは同じ遊びだった。数学オリンピックに出たことがあるが、結果の話はしない。
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画面の向こうを知ったころ
『serial experiments lain』
ネットの向こうにもう一人の自分がいるかもしれないと思った。怖いのに目が離せず、それからは顔を出さずに話すほうが楽になった。
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学校を離れたころ
学校には途中から行かなくなったらしい。そのかわり、夜通しコードを読み、壊れたものを直すことを覚えた。
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守る側に回ったころ
『ペルソナ5』
部屋の中から仲間を支えるナビ役に、自分のやり方を見つけた。攻める技術ではなく守る技術で生きると決めて、ホワイトハッカーになった。
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会社をつくったころ
サイバーセキュリティの会社を立ち上げ、代表になった。会議にも商談にも猫のアイコンで出る。それでも仕事が回るように、手の届く作業はAIに任せるようになった。
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いま
チャットにはいつもいて、返信は誰よりも速い。リリィには身を守るための魔法を教え、ミコとは夜通し同じゲームをする。顔は、まだ誰にも見せていない。



