正しさ
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このタグの記事によく出てくる作品
出張先のホテルのバーで陪審員の話を
駅前のホテルの、カウンターだけの小さなバー。白い外套の人は炭酸水を頼み、革の手帳を開いた。隣に座った旅の途中のノアが、テレビの法廷ドラマの話をふると、その人は返事より先に、ノアの言葉を書き取りはじめた。正しい手続きと、正しい結論の話。
スクーリングの体育館に師範が来た
月に数回の登校日。体育の時間は武道の体験だと聞いていたアカリが体育館に入ると、講師の席にいたのは、いつもの道場の師範と、顔の怖い先輩だった。礼はなぜ先なのか。昼休みには、三時間半の映画と、人を斬らない剣客の漫画の話になる。
『チェンソーマン』二周目は誰が払うかを見る
悪魔と契約すれば力が手に入る。そのかわり、何かを払う。一周目は戦いの派手さに目を取られた。二周目のミコが数えたのは、借金、寿命、右目。制度の話になると長くなるガクと、全12話を観直す。
『コードギアス』二周目は仮面の置き場所を見る
一周目は主人公の知略に感心していたタカシが、二周目に見たのは仮面の下の約束の順番でした。母の仇と妹の居場所、素顔を知る人の少なさ、二つの約束がぶつかる日。サーバーの仕事をするレイを聞き手に、全50話を組織の物語として見直します。
『DEATH NOTE』二周目はルールの文面を読む
一周目は頭脳戦の勝ち負けだけを追っていた。二周目にソウマが拾い直したのは、題名の二文字、CMの前後に出るノートのルール、退屈していた死神。仕組みを見るレンと、同じ伏線に違う印をつけながら全37話を観直す。
『WIND BREAKER』二周目はありがとうを数える
一周目はケンカの迫力に前のめりだった。二周目に気になったのは、桜が言われる「ありがとう」と、そのたびに戸惑う顔。街の外から来た一人が、てっぺんの意味を少しずつ書き換えていく13話を、もう一度歩く。
即売会で魔法陣の本を一冊だけ
人混みと受付と「これください」が苦手なミコと、魔法陣の本を一冊だけ買いに来たリリィ。日曜の即売会で、二人は代わりばんこに固まり、代わりばんこに助ける。ミコの声がいちばん静かになったのは、知らない誰かが雑に扱われたときだった。
『モブサイコ100』二周目は題名の順番から
第1期の最終話まで観てから第1話に戻ると、題名の並びがひっくり返っていることに気づく。アカリが空手教室の竜山先生と話した、使わない力と、師匠と弟子の『モブサイコ100』。
『WIND BREAKER』てっぺんより頼られる拳
テレビアニメ『WIND BREAKER』。てっぺんを獲りに来た一匹狼が、街を守る連中の中に放り込まれる。拳の使い道の話を、聞きに来たアカリと一緒に。
『ズートピア』の遠回りがたまらない
6選の五本目は『ズートピア』。ウサギの新米警官とキツネの詐欺師が、動物たちの街の事件を追う。ちがう生きものどうしが分かり合うまでの遠回りが、たまらない。高級なおやつを供えに来たクロと、もふもふの耳としっぽの話にゃ。
『ロビン・フッド』でけもの好きになった
6選の四本目はディズニーのアニメ映画『ロビン・フッド』。キツネのロビンが、森の仲間と弱い者を助ける。動物たちが服を着て、歩いて、笑って、恋をする。スイと観たその夜、テンは部屋じゅうを走り回った。けもの好きが始まった日の話にゃ。
『ジパング』で撃たないと決める重さを知った
『ジパング』。過去の戦争の海に迷い込んだ現代の護衛艦で、何を守り、どこで撃たないと決めるのか。指揮する者の判断をノートに書き写しながら読んだ、無口な大学生の読み方です。