今日の気分はどう? 元気いっぱいの日もあれば、靴ひもを結ぶだけで精一杯の日もあるよね。だからこの20本は、軽い順に並べました。最初は一話が短いもの、肩の力が抜けるものから。真ん中に、仲間と一緒に走る話を集めた。そのあとに、一度つまずいた人がもう一度立つ話。最後に、腰を据えて付き合う大きな冒険と、漫画を三つ。順位は好きの大きさじゃなくて、僕が「この順で出会ってほしい」と思った道順です。どこから入っても大丈夫。僕の好きな6本はここには入れていません。あっちはあっちで、別の記事で話しています。
最初の一歩に(短くて、軽い)
1番目のおすすめ: ヤマノススメ
- 選んだ理由
- 高いところが苦手なインドア派の女の子が、山に登り始める話。一話がとても短いので、「何か始めたいけど体力がない」日の入口にぴったりなんです。小さな山を一つ登るだけで、ちゃんと冒険になる。
- こんな時に
- 学び直しの時期、旅の計画ばかり書いていたノートを閉じて、近所の山に一人で登った日。帰ってから観たら、自分の筋肉痛まで肯定された気がしました。
- 好きなところ
- 好きなのは、頂上より途中の場面。息が上がって立ち止まるところ、少し休んで一息つくところ、足元ばかり見ていた顔をふっと上げるところ。大きな景色の前に、ちゃんと「しんどい」が描かれているから、景色がご褒美になる。
- ハマるワンポイント
- 一話が短いので、まず三話まで続けて。山の上での主人公の表情に注目してほしい。登る前と、登ったあとで違って見えるはず。
2番目のおすすめ: ぼっち・ざ・ろっく!
- 選んだ理由
- 人見知りでうまく話せない女の子が、ギターを抱えてバンドに入る。僕は「声をかける」「返事をする」くらいの一歩が、ここでは大冒険として描かれているのがうれしい。画面の前で何度も拳を握りました。
- こんな時に
- 中学の部活で控えが続いていたころの自分に見せたかった。声出しだけは負けなかったけど、輪の真ん中に入る勇気はなかったから。
- 好きなところ
- 主人公の頭の中が、とんでもない絵になって暴れ出す演出が大好きです。笑っているうちに、その恥ずかしさが他人ごとじゃなくなる。それから演奏の場面。ずっと下を向いていた子の音が、仲間の音とかみ合っていく瞬間に、僕は毎回背筋が伸びます。
- ハマるワンポイント
- まず1話。笑える回だと思って観て大丈夫。ライブの場面が来たら、ギターより周りの三人の目線を見てみて。
3番目のおすすめ: はじめの一歩 THE FIGHTING!
- 選んだ理由
- 題名からして僕向き。いじめられっ子の高校生が、ある出会いからボクシングを始める。強さの話に見えて、実は「自分を変えたい」と口に出すまでの話から始まるんです。最初の話から胸が熱い。
- こんな時に
- 働き始めてすぐ、自信をなくして帰りの電車でうつむいていた時期。主人公が走る姿を観て、翌朝ひと駅分だけ歩きました。小さな一歩でした。
- 好きなところ
- グローブをはめる前の場面が好きです。地味な基礎練習、ぎこちない構え、それをくり返す姿。地味な反復をちゃんと時間をかけて見せてくれるから、リングに立つ場面で胸が熱くなる。勝ち負けより、立ち上がる理由を探している話だと僕は思います。
- ハマるワンポイント
- 長い作品だけど、最初の数話で「始めた理由」が全部そろう。まずはそこまででいい。急がなくていいです。
4番目のおすすめ: リトル ウィッチ アカデミア
- 選んだ理由
- 魔女に憧れて魔法学校に入った女の子の話。うまくいかないところから始まる主人公に、僕はいつも弱いんです。その明るさに何度も救われています。観ていると、まず一歩を踏み出していいんだと思えてきます。
- こんな時に
- 子どものころ、棒一本で公園の植え込みを冒険の森にしていた。その気持ちを思い出したくて、休日の朝に一話ずつ観ました。やっぱり楽しかった。
- 好きなところ
- 主人公が失敗するたびに、画面がにぎやかに転がるのが楽しい。ほうきに乗れない、呪文が出ない、それでも次の日には別の方法を試している。あきらめないというより、落ち込む時間が短い。その明るさが、まわりの子たちを少しずつ動かしていくのがいいんです。
- ハマるワンポイント
- 最初の数話は学校の仲間紹介。主人公の隣にいる二人の表情が変わってくるところから、ぐっと面白くなります。
仲間がいるから走れる
5番目のおすすめ: おおきく振りかぶって
- 選んだ理由
- 自信をなくした投手が、野球をやめる覚悟で入った新しい高校で、それでも野球部のグラウンドへ足が向いてしまう。野球のルールを知らなくても大丈夫。この作品の真ん中にあるのは、「信じてもらう」ことの怖さとうれしさだから。
- こんな時に
- 高校の文化祭で企画を一人で抱えこんで、仲間に止められたあと。人に任せるのが下手な自分に、この二人のぎこちなさが刺さりました。
- 好きなところ
- 一球ごとの間がすごく長いんです。投げる前に何を考えているか、受ける側が何を考えているか、二人の頭の中が見えてくる。会話が下手な二人が、言葉じゃなくて一球でやりとりを覚えていく。その遠回りが、僕にはいちばんの熱さでした。
- ハマるワンポイント
- 1話の、主人公がおどおどしている場面を覚えておいて。二人のやりとりが少しずつ変わっていくのを追ってみて。
6番目のおすすめ: SHIRO BAKO
- 選んだ理由
- アニメを作る会社で働く若い制作進行の話。主役は前に立つ人じゃなくて、走り回ってつなぐ人。「主人公以外の人が物語を前に進める」っていう、僕の研究テーマそのものの一本です。
- こんな時に
- 働き始めて、自分の仕事が誰の目にも見えない気がしていたころ。観終わったあと、同僚に「助かった」と一言伝えに行きました。照れくさかったけど。
- 好きなところ
- 締め切りに追われる場面の、電話と車と廊下の速さ。そして、声をかけ合うやさしさ。その小さな気づかいが、画面のあちこちにあります。派手な戦いはひとつもないのに、全員がそれぞれの持ち場で踏ん張っている。支える側の場面に弱い僕は、ここで何度も泣きました。
- ハマるワンポイント
- 登場人物が多いので、最初は主人公の背中だけ追えばいい。主人公たちの出発点になった場面を、頭の隅に置いておいて。
7番目のおすすめ: ダンジョン飯
- 選んだ理由
- 迷宮の奥へ妹を助けに行く冒険なのに、お金も食料も足りないから魔物を料理して食べながら進む。冒険と、ごはんを作る場面。僕の好きなものが、両方そろっています。お腹もすきます。
- こんな時に
- 休日の壮大な計画を立てたのに、集合時刻を間違えてみんなを待たせた日の夜。目的地より、途中の食事を大事にする一行に救われました。
- 好きなところ
- 料理の手順がちゃんと「段取り」として描かれるところ。火を起こす、下ごしらえをする、分け合う。戦うより先に、明日も歩ける体をつくる。仲間の誰が何を嫌がって、誰が何を面白がるか、食卓で性格が見えてくるのもいい。
- ハマるワンポイント
- 1話の最初の料理で「これ、食べるの?」と思ったら勝ち。その違和感のまま、次の一皿まで付き合ってみて。
8番目のおすすめ: ロミオの青い空
- 選んだ理由
- スイスの小さな村の少年が、煙突掃除の仕事をするために遠い街へ渡り、そこで仲間と出会う。知る人ぞ知る、と言いたくなる一本。昔の作品だけど、友情の真っすぐさは今観ても色あせません。
- こんな時に
- 小学校高学年のころ、将来の夢の作文で中身を空欄にした僕に、知らない街で一から居場所をつくる話はまぶしかった。大人になって観直しても同じでした。
- 好きなところ
- すすだらけの子どもたちが、肩を寄せ合う場面が好きです。その表情が、とても生きていると思います。働くことのつらさから目をそらさないのに、仲間と交わす言葉にはちゃんと光が差す。「勝つ」より「助ける」を選ぶ瞬間が、いくつもあります。
- ハマるワンポイント
- 最初の数話は、主人公の暮らしが大きく変わっていく話。重いけれど、そこから仲間との出会いが始まります。
9番目のおすすめ: ちはやふる
- 選んだ理由
- 競技かるたに夢中になった女の子が、幼なじみと二人でかるた部をつくる話。一人の才能より、「一緒にやろう」と言う勇気のほうが物語を動かしているところが好きです。かるたを知らない僕でも夢中になれました。
- こんな時に
- 中学で控えだったころの悔しさを思い出しながら観ました。控えの人の気持ちに目を向けてくれる作品はうれしい。それだけで泣けます。
- 好きなところ
- 札が読まれる直前の、しんとした一瞬。畳の上で手がはじかれる速さ。その静と動の切り替えにまず驚きます。それから、仲間それぞれの個性が見えてくる流れ。全員が同じ強さにならなくていい、って言ってもらえる気がする。
- ハマるワンポイント
- かるたのルールは観ているうちに覚えられます。最初の仲間が集まっていくところで、一人ひとりが入る理由に注目。
つまずいた人が、もう一度
10番目のおすすめ: 銀の匙 Silver Spoon
- 選んだ理由
- 進学校の競争から逃げるように、農業高校に入った少年の話。自信を失っていた主人公が、仲間との出会いや農業・酪農の体験を通して、少しずつ自分の手を動かしていく。遠回りの肯定がつまっています。
- こんな時に
- 学び直しの時期、準備ばかりで動けなかった僕に、「逃げた先で始めてもいい」と言ってくれた作品。夜中に観て、翌朝早起きしました。
- 好きなところ
- 早朝の実習の場面が好き。寒さ、におい、重さ。慣れない仕事でへとへとになる主人公の横で、同級生たちが当たり前のように動いている。そこで生まれる食べ物の場面が、どれもおいしそうで、ちょっと切ない。食べることが、ちゃんと命の話につながっているんです。
- ハマるワンポイント
- 1話は都会っ子の主人公が驚き続ける回。その驚きが「質問」に変わる瞬間を探してみて。
11番目のおすすめ: ユーリ!!! YURI ON ICE
- 選んだ理由
- 大きな大会で負けて落ち込んだスケーターが、もう一度氷の上に立つ話。負けたところから始まる話が、僕はやっぱり好きなんです。しかも、ひとりで立ち直るんじゃなくて、誰かと一緒に。
- こんな時に
- 働き始めて最初の大きな失敗のあと、週末に一気に観ました。「もう一回だけ」の気持ちを、氷の上の滑りで見せてもらった。翌週、ちゃんと謝りに行けました。
- 好きなところ
- 演技の場面のカメラが、選手と一緒に回るみたいに動くのが気持ちいい。それから、演技に入る前のリンクサイドの短いやりとり。誰かに見てもらっていると、人はこんなに変われるんだって思えます。応援する側の顔もいいんです。
- ハマるワンポイント
- フィギュアのことを知らなくても平気。1話の最後の場面までは、止めずに一気に観てほしい。
12番目のおすすめ: ピンポン THE ANIMATION
- 選んだ理由
- 卓球に打ちこむ幼なじみ二人と、そのまわりの選手たちの話。独特の絵に最初は驚くかもしれないけど、それが勝負の熱をそのまま運んできます。一度ハマると抜けられません。
- こんな時に
- 高校のころ、目立つ人になろうとして空回りしていた自分を、少し離れた場所から見られるようになった作品です。二十代になって観て、ようやく分かった。
- 好きなところ
- 主役二人だけじゃなく、勝てなかった選手、支える側の大人にも、ちゃんと一話分の重さがある。その人たちが自分の一歩を選ぶ場面で、僕は胸が詰まる。ラリーの音の速さと、試合の外の静けさの差もいい。派手さより、その静けさが残る。
- ハマるワンポイント
- 最初の数話は、主役二人のどちらに肩入れするか決めずに観て。自分の気持ちがどちらに寄るか、観ているうちに見えてきます。
13番目のおすすめ: プラネテス ΠΛΑΝΗΤΕΣ
- 選んだ理由
- 宇宙に浮かぶゴミを回収する人たちの話。宇宙の仕事なのに、ヒーローじゃない。地味で大事な仕事をしながら、自分の宇宙船を手に入れる夢を追い、生き方を考え直していく。宇宙が好きな僕には、たまらない一本です。
- こんな時に
- 小学生のころ、将来の夢に「宇宙に関わる何か」と書いて中身を空欄にした。その空欄に、こういう仕事もあるよと書き足してもらった気がしました。
- 好きなところ
- 宇宙服の中の息づかい、無重力でものがゆっくり漂う感じ。そこに職場の小さないざこざや、休憩室の会話が混ざるのがいい。夢を語る人と、それを笑う人と、黙って手を動かす人。みんな少しずつ正しいところがあるんです。
- ハマるワンポイント
- 序盤は一話完結に近い仕事の話。新人の女の子の目線で、職場に慣れていくつもりで観てください。
14番目のおすすめ: メダリスト
- 選んだ理由
- フィギュアスケートを始めたい女の子と、夢に挑むチャンスをつかめずにいた大人のコーチの話。教える側も、もう一度自分の一歩を選び直している。二人分の再起が、氷の上で重なります。
- こんな時に
- 友人が新しいことを始めると聞いた夜に観ました。応援する側にも勇気が要るって、このコーチに教わった気がする。僕も、待つ応援を覚え始めたところです。
- 好きなところ
- 女の子が「やりたい」と口にするまでの、ためらいの長さ。大人が子どもの言葉を、ちゃんと最後まで聞く場面。ジャンプの迫力ももちろんすごいけど、僕が好きなのはリンクの外で交わす、短いやりとりのほうです。そこに全部つまっている気がします。
- ハマるワンポイント
- 1話の、二人が初めてリンクで向き合う場面まで観て。そこで心をつかまれたら、もう大丈夫。
腰を据えて、大きな冒険へ
15番目のおすすめ: ふしぎの海のナディア
- 選んだ理由
- 発明好きの少年と、不思議な宝石を持つ少女が出会い、海の冒険に巻き込まれていく。昔の作品だけど、潜水艦も飛行機も謎もそろっていて、冒険の楽しさが詰まった一本です。
- こんな時に
- 子どものころの物語ごっこを、大人になってから思い出させてくれた作品。週末に数話ずつ、ノートに旅の地図を描きながら観ました。
- 好きなところ
- 少年の発明が、いつも完璧じゃないところが好き。不完全な道具で、目の前の人を助けようとする。二人の口げんかも多いけど、そのぶん心を開く瞬間がまぶしい。冒険を通して、まわりがにぎやかになっていくのも楽しい。
- ハマるワンポイント
- 長い作品なので、最初の数話までを一区切りに。そこから冒険の舞台が少しずつ広がります。
16番目のおすすめ: 交響詩篇エウレカセブン
- 選んだ理由
- ある少女と出会った少年が、空を飛ぶ人たちの船に乗りこむ話。ロボットも出てくるけれど、真ん中にあるのは「家を出る」ことの怖さと楽しさです。そこが僕にはいちばん刺さるところで、何度でも観返したくなります。
- こんな時に
- 学び直しの時期の、出発できずにいた夜に観ました。主人公が一歩踏み出したあとも迷い続けるのが、むしろ心強かった。迷ってもいいんだ、と。
- 好きなところ
- 空を波のように滑る場面の、風を感じる気持ちよさ。それと、船の上の大人たちが、少年を子ども扱いしたり、突き放したりするところ。仲間って最初から優しいわけじゃない、と分かる。ぶつかり合いながら、少しずつ居場所ができていく過程が好きです。
- ハマるワンポイント
- 序盤は主人公の空回りが続きます。船に乗ってからの数話、大人たちとの距離の変化を見てほしい。
17番目のおすすめ: 鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST
- 選んだ理由
- 取り返しのつかない失敗をした兄弟が、元の体を取り戻すために旅をする。失敗から始まって、それでも前に進むことを選び続ける話として、僕は何度でも観返したくなります。
- こんな時に
- 高校の文化祭で失敗して、仲間に謝れずにいた時期。二人が背負うものの重さに比べたら、と思うより先に、謝りに行く勇気が出ました。
- 好きなところ
- 兄弟の会話が好きです。けんかして、言い過ぎて、でも次の場面では並んで歩いている。旅先で出会う大人たちが、それぞれのやり方で二人を支える場面も多い。強い敵より、その「支え方」の種類の多さに目が行きます。
- ハマるワンポイント
- 長いけど、最初の数話で兄弟の目的がはっきりします。その目的を覚えたまま、旅についていってください。
ページをめくる一歩(漫画で)
18番目のおすすめ: Dr.STONE
- 選んだ理由
- 人類がみんな石になってしまった世界で、目覚めた少年が科学で文明をもう一度つくろうとする。何もないところから、一つずつ作っていく。大きな困難を小さな作業に分ける楽しさが、ここにもあります。
- こんな時に
- 仕事の大きな案件を前に固まっていた時期に読みました。「まず今日つくれるものは何か」を考える癖が、ここで少しついた気がします。
- 好きなところ
- 道具を一つ作るたびに、できることが一つ増えていくコマの気持ちよさ。科学の説明が、そのまま仲間を増やす説得になっているのもいい。頭のいい主人公の隣で、体を張る友だちの存在が僕はすごく好きです。一人で天才をやらないところがいい。
- ハマるワンポイント
- 最初の巻で、主人公がまず何から手を付けるかに注目。そこから全部が始まります。焦らず一巻ずつ。
19番目のおすすめ: ブルーピリオド
- 選んだ理由
- 何でも器用にこなしてきた高校生が、一枚の絵をきっかけに美術にのめり込む。初めて「本気でやりたい」と思ったときの怖さが、こんなにまっすぐ描かれた漫画はなかなかないです。
- こんな時に
- 働き始めてから、新しいことを始めるのが怖くなっていた夜に読みました。器用なふりをしてきた主人公の焦りが、自分の焦りと重なった。
- 好きなところ
- 主人公が絵の前で手を止めるコマ。何を描けばいいか分からなくて、紙の白さに押しつぶされそうになる。そこから線を一本引くまでの時間が、どんな必殺技より熱い。周りの人たちが、一言だけヒントをくれる場面も好きです。
- ハマるワンポイント
- 1巻の終わりまで読んでみて。そこで顔が熱くなったら、たぶんハマります。急がず、一冊ずつで大丈夫。
20番目のおすすめ: ましろのおと
- 選んだ理由
- 津軽三味線を弾く少年が、自分の音を探す話。音の出ない漫画なのに、ページから音が聞こえてくる気がする。少し静かめの一歩の物語を、最後に置きました。ゆっくり読んでほしい。
- こんな時に
- 大人になって、目立つことより自分の好きな音を大事にしたいと思えた時期に出会いました。休日の朝、ゆっくり一巻ずつ読んでいます。
- 好きなところ
- 演奏のコマで、背景がなくなって音だけが広がるような見せ方が好き。それから、主人公が音を出すことに迷う場面。上手いのに迷っている、その矛盾がとても人間らしい。音のない紙の上で、音が鳴る。その不思議を何度でも味わいたくなります。
- ハマるワンポイント
- 最初の数巻は、主人公が自分の音を探す話。ページから聞こえてくる音の違いに注目して。
全部観なくていいし、今日じゃなくていい。気になった一本の、最初の一話だけ。それだけで、もう一歩目です。
