選んだ基準はひとつにゃ。動物やけものや、魔法の世界の生きものが、ちゃんと生きている物語。毛並みの描き方にうるさいテンが、思わず画面やページに顔を近づけた作品ばかりにゃ。並べ方は、出会ってほしい順で、上も下もないにゃ。最初の5本は、猫や動物のとなりの暮らし。次の6本は、森とけものの国。その次の7本は、魔法と竜の世界。最後の2本は、本のページの動物たちにゃ。テンの6選に入れた作品は別の記事に書いたので、ここには入れてないにゃ。展開には触れてないので、安心してほしいにゃ。もふもふは世界を救うにゃ……!
猫と動物のとなりで
1番目のおすすめ: 猫の恩返し
- 選んだ理由
- 猫を助けた女の子が、猫の国に招かれてしまう話にゃ。猫たちが王さまや家来になって、行列を組んで歩いてくるにゃ。猫の世界をここまで本気で、しかも楽しく描いてくれた映画は、猫として見のがせないにゃ。
- こんな時に
- スイの部屋に来てしばらくしたころ、スイが「テンの親戚が出てくるよ」と言って観せてくれたにゃ。親戚ではなかったにゃ。でも、他人とも思えなかったにゃ。
- 好きなところ
- 猫たちの歩き方や、ひげの動きがいちいち猫らしくて、観ながら何度もうなずいたにゃ。それなのに服を着て、人の言葉で話して、礼儀正しくおじぎまでするにゃ。猫らしさと人らしさが同じ体に入ってる感じが、テンにはとても身近にゃ。太った白い猫の、もちもちした毛並みも見どころにゃ。
- ハマるワンポイント
- 猫の行列が出てくる場面で、一匹ずつの毛の色と歩き方を、じっくり見くらべてみてほしいにゃ。
2番目のおすすめ: ふらいんぐうぃっち
- 選んだ理由
- 見習い魔女の女の子が、黒猫といっしょに親戚の家で暮らし始める話にゃ。魔法が、春の山菜とりや畑仕事と同じ顔をして、毎日の中にあるにゃ。のんびりした空気がテンの昼寝にぴったりにゃ。
- こんな時に
- ゲンの家の縁側で昼寝から起きたあと、ぼんやりした頭で思い出していた作品にゃ。縁側と、海のにおいと、この作品の静かな時間は、とても相性がいいにゃ。
- 好きなところ
- 魔女の相棒の黒猫が、ほとんどしゃべらないのに、ちゃんとそこにいるのがいいにゃ。主人公のとなりで、ときどき見上げたり、すり寄ったりするだけ。テンは、それがいちばん正しい猫のそばにいかただと思ってるにゃ。魔法の場面も派手じゃなくて、ふっと起きて、ふっと終わるにゃ。そのさりげなさがたまらないにゃ。
- ハマるワンポイント
- 急いで観ないで、一日一話ずつ、昼下がりに観てほしいにゃ。黒猫の居場所を探しながらにゃ。
3番目のおすすめ: チーズスイートホーム
- 選んだ理由
- 迷子になった子猫が、ある家族のもとで暮らし始める話にゃ。子猫の目に映る毎日が、短いお話でていねいに描かれてるにゃ。猫がどんなふうに世界を見ているかを、素直に教えてくれる作品にゃ。
- こんな時に
- 雨の日にスイに拾われたことを思い出したくて、ひとりでこっそり観たにゃ。子猫が新しい家に慣れていくところで、テンは段ボールの中にいたころの自分を思い出したにゃ。
- 好きなところ
- 子猫の言葉づかいが、ちょっとたどたどしくて、とてもかわいいにゃ。でも、それだけじゃないにゃ。人の家のいろんなもの、たとえば階段や窓や掃除機が、子猫にはどれくらい大きくて不思議に見えるか、ちゃんと伝わってくるにゃ。掃除機がこわいのは、テンもいっしょにゃ。
- ハマるワンポイント
- 子猫の目の高さになったつもりで観てみてほしいにゃ。部屋の家具の見え方が変わるにゃ。
4番目のおすすめ: 動物のお医者さん
- 選んだ理由
- 獣医学部に進んだ学生たちと、まわりにいるたくさんの動物たちの、にぎやかな毎日の漫画にゃ。犬も猫もニワトリも、みんな好き勝手に生きていて、人間のほうが振り回されてるにゃ。そのバランスがたまらないにゃ。
- こんな時に
- スイの本棚のいちばん下の段で見つけて、スイが仕事の日にこっそり前足でめくって読んだにゃ。読み終えるころには夕方で、スイが帰ってきたにゃ。
- 好きなところ
- 動物たちの表情が、すましているのに、どこかおかしいにゃ。とくに大きな犬の、何を考えてるのか分からない顔がたまらないにゃ。動物を人間みたいにしゃべらせないで、動物のまま描いているのに、ちゃんと気持ちが伝わってくるにゃ。テンは、この描き方をとても尊敬してるにゃ。
- ハマるワンポイント
- 人間どうしの会話より先に、コマのすみにいる動物たちの顔を、一匹ずつ見てほしいにゃ。
5番目のおすすめ: ぼのぼの
- 選んだ理由
- ラッコの子どものぼのぼのが、森や海の友だちと、のんびり考えごとをしながら暮らす話にゃ。大きな事件はほとんど起きないのに、ふとした一言が、いつまでもずっと心に残るにゃ。
- こんな時に
- ゲンの家で、子どもたちがテレビで観ていたのを、テンは縁側から横目で観てたにゃ。子どもたちの前では、テンはふつうの猫にゃ。だから、笑うのをがまんしたにゃ。
- 好きなところ
- ぼのぼのは、すぐには答えを出さないにゃ。ずっと考えて、考えて、ときどき考えるのをやめるにゃ。その間の取り方が、昼寝の前のうとうとに似てるにゃ。動物たちのしゃべり方も、それぞれちがう生きものらしい調子で、聞いているだけで楽しいにゃ。
- ハマるワンポイント
- 考えごとの「間」をとばさないで、ぼのぼのといっしょに、少しぼんやりしてみてほしいにゃ。
森とけものの国
6番目のおすすめ: となりのトトロ
- 選んだ理由
- 田舎に引っ越してきた姉妹が、森にすむ不思議な生きものと出会う話にゃ。トトロの大きさ、丸さ、毛のふかふか感。もふもふ好きとして、この作品を外すことはできないにゃ。
- こんな時に
- ゲンが、航海中に何度も観た映画だと教えてくれて、スイの部屋でもう一度観たにゃ。ゲンの話を思い出しながら観たら、前より少しあったかく見えたにゃ。
- 好きなところ
- トトロのおなかに飛びこむ場面で、テンは毎回、画面に向かって前足を伸ばしてしまうにゃ。あのおなかに顔をうずめたいにゃ。それから、小さいトトロたちの、ちょこちょこした歩き方。動物でもない、人でもない生きものなのに、毛並みと重さがちゃんと感じられるにゃ。
- ハマるワンポイント
- トトロが出てくる前の、森の音と風の気配に、じっと耳をすませながら観てほしいにゃ。
7番目のおすすめ: 平成狸合戦ぽんぽこ
- 選んだ理由
- すみかの山を守ろうとするタヌキたちの、にぎやかで、少しせつない物語にゃ。化け学を一生けんめい練習するタヌキたちが、愉快で、たくましくて、どこかとても人間くさいにゃ。
- こんな時に
- スイが「タヌキもいいよ」と言って再生したにゃ。テンは最初、猫じゃないなら、と横になってたけど、気づいたら正座して観てたにゃ。
- 好きなところ
- タヌキたちが、場面によって、本物のタヌキの姿になったり、ゆるいまんまるの姿になったりするにゃ。テンは、この描き分けが大好きにゃ。気持ちが変わると、体の描き方も変わる。動物の姿でしか語れない気持ちがあるって、教えてくれる作品にゃ。
- ハマるワンポイント
- タヌキの姿が場面ごとにどう変わるか、気持ちの動きといっしょに追いかけてほしいにゃ。
8番目のおすすめ: もののけ姫
- 選んだ理由
- 森の神々と、森を切りひらく人びとのあいだに立つ若者の物語にゃ。巨大なオオカミや、山の生きものたちの迫力に、テンのしっぽは観ているあいだじゅう、ずっとふくらんでたにゃ。
- こんな時に
- ある夜、スイと観たにゃ。大きなけものが走る場面で、テンは思わず背中の毛を逆立てたにゃ。観終わったあと、スイの膝の上で、しばらく動けなかったにゃ。
- 好きなところ
- 大きなオオカミの毛並みが、ただのふわふわじゃなくて、風に吹かれて重たく揺れるところが好きにゃ。神々しくて、こわくて、でも美しいにゃ。テンはときどき、自分も妙に神々しい顔をすると言われるけど、あの白いオオカミにはかなわないにゃ。
- ハマるワンポイント
- けものたちが走る場面で、毛並みが風にどう揺れているかに、じっと注目してほしいにゃ。
9番目のおすすめ: ウルフウォーカー
- 選んだ理由
- オオカミを退治しに来た父娘の娘と、森で暮らす不思議な少女が出会う、アイルランドを舞台にしたアニメ映画にゃ。オオカミたちの描き方が、やわらかくて、あたたかくて、たまらないにゃ。
- こんな時に
- スイの部屋で、雨の夜に観たにゃ。森の場面になったとたん、テンは窓の外の雨の音を忘れて、画面にぐっと鼻先を近づけてたにゃ。
- 好きなところ
- 森の中のオオカミたちは、まるい線で、ふわっと描かれてるにゃ。走るときの毛の流れが、線の重なりでそのまま見えるにゃ。オオカミの視点になる場面では、見え方がふだんの場面とがらりと変わって、テンは思わず鼻をひくひくさせたにゃ。猫の鼻でも分かるにゃ。
- ハマるワンポイント
- オオカミの目線になる場面では、ほかの場面とくらべて、色と線がどう変わるかを見てほしいにゃ。
10番目のおすすめ: ジャングル大帝
- 選んだ理由
- 白いライオンの子が、ジャングルの動物たちのなかで成長していく物語にゃ。白い毛のライオンの子が主役というだけで、白い毛の猫としては、もう応援せずにはいられないにゃ。
- こんな時に
- ゲンが「昔のアニメなら、これも観とけ」と教えてくれたにゃ。スイの部屋で観たら、ジャングルの色の明るさに、テンはびっくりしたにゃ。
- 好きなところ
- ジャングルの色が、ぱっと明るくて、動物たちが画面いっぱいに動くにゃ。白いライオンの子の、まだ小さくて頼りない足どりがかわいいにゃ。テンは大きなライオンの話が大好きだけど、小さいライオンの話も同じくらい好きにゃ。たてがみが生える前の毛並みにも、ちゃんと見どころがあるにゃ。
- ハマるワンポイント
- 白い毛の主人公が、ジャングルのあざやかな色の中でどう見えるかに、注目してほしいにゃ。
11番目のおすすめ: BEASTARS
- 選んだ理由
- 肉食の動物と草食の動物がいっしょに通う学校を舞台にした漫画にゃ。ちがう生きものが同じ場所で暮らすときの、気持ちのすれちがいや、本能とのつき合い方が、まっすぐ描かれてるにゃ。
- こんな時に
- スイの本棚に並んでいたのを、スイが寝たあとに読んだにゃ。大きなオオカミの主人公の、不器用な優しさに、テンは夜中にひとりでしっぽを振ってたにゃ。
- 好きなところ
- 動物たちが制服を着て、学校に通ってるにゃ。でも、体の大きさや、牙や、においのちがいは、ちゃんと残ってるにゃ。そのちがいを、なかったことにしないで描いてるところが好きにゃ。毛並みの描き方も、生きものごとにしっかりちがうにゃ。少し大人向けの場面もあるので、読む年ごろは選んでほしいにゃ。
- ハマるワンポイント
- 登場人物がそれぞれ何の動物なのか、体の大きさとあわせて覚えながら読むと楽しいにゃ。
魔法と竜の世界
12番目のおすすめ: 獣の奏者エリン
- 選んだ理由
- 大きな獣たちと心を通わせようとする少女エリンの物語にゃ。人が獣をどう扱うか、獣は人のことをどう見ているか。そのあいだに立とうとする少女のまっすぐさに、テンは何度も胸を打たれたにゃ。
- こんな時に
- スイが仕事の日、ゲンの家の縁側で考えごとをしていたとき、ふと思い出した作品にゃ。人のそばにいる生きものは何を見ているのか、という問いの答えを、この物語に探したにゃ。
- 好きなところ
- 獣たちの目が、とても大事に描かれてるにゃ。こわいときの目、落ち着いたときの目、信じたときの目。言葉がなくても、目で分かるにゃ。エリンが獣をじっと観察して、少しずつ分かっていくところも好きにゃ。テンも、もふもふを見ると、じっと観察してしまうにゃ。
- ハマるワンポイント
- 獣たちの目の描き方が、場面ごとにどう変わっていくかを、ゆっくり追いかけてほしいにゃ。
13番目のおすすめ: 狼と香辛料
- 選んだ理由
- 旅の行商人と、狼の耳としっぽを持つ賢い少女ホロが、いっしょに商いの旅をする物語にゃ。ホロのしっぽが、もう、それだけでひとつの作品にゃ。もふもふ好きは必ず観てほしいにゃ。
- こんな時に
- スイの部屋で、スイが観ていたのをとなりで観たにゃ。ホロのしっぽが映るたびに、テンのしっぽも同じ方向に揺れて、スイに笑われたにゃ。
- 好きなところ
- ホロは、しっぽの手入れをとても大事にしてるにゃ。その気持ち、ものすごく分かるにゃ。それに、ホロは長く生きてきた存在で、ふだんは人に正体を見せずに旅をしてるにゃ。ただの女の子のふりをしているときの、ちょっとした仕草に、本当の姿がちらっとのぞくところが好きにゃ。テンにも、思い当たるところがあるにゃ。
- ハマるワンポイント
- 会話のやりとりのあいだに、ホロの耳としっぽがどう動いているかに、注目してほしいにゃ。
14番目のおすすめ: 魔法使いの嫁
- 選んだ理由
- 居場所をなくした少女が、人ではない魔法使いのもとで暮らし、魔法と妖精の世界を学んでいく漫画にゃ。妖精や魔法の生きものが、こわくて、美しくて、すこし寂しい。その全部が丁寧に描かれてるにゃ。
- こんな時に
- シオルのふるさとの話を聞いたあと、似た世界を探して、スイの本棚から引っぱり出したにゃ。シオルに見せようとしたら、逃げられたにゃ。
- 好きなところ
- 妖精や使い魔の姿が、ページごとにちがっていて、どれも見とれるにゃ。犬の姿の使い魔がいて、その毛並みのつややかさに、テンは何度もページに顔を近づけたにゃ。魔法の世界のしくみが、ちゃんと決まりごととして描かれているところも、テンの好みにゃ。
- ハマるワンポイント
- 人ではない存在たちの、ちょっとした仕草や目つきに注目して、ゆっくり読んでほしいにゃ。
15番目のおすすめ: ハクメイとミコチ
- 選んだ理由
- 手のひらに乗るくらい小さな二人が、森の中で、季節とともに暮らす漫画にゃ。小さな人の目線で見ると、草や木の実や虫たちが、隣人であり、ときに大きな存在になるにゃ。毎日の暮らしが、ていねいに描かれてるにゃ。
- こんな時に
- スイが仕事の日、ゲンの縁側で草むらをじっと見ていたら、この漫画の世界がそこにある気がしたにゃ。その夜、スイの本棚で読み返したにゃ。
- 好きなところ
- 小さな二人の暮らしは、料理も道具も細かく描かれていて、何度読んでも新しい発見があるにゃ。そこに出てくる生きものたちの毛並みや羽の描き込みも、テンは見のがさないにゃ。小さな世界の広がりを、ページの隅までじっくり眺めたくなるにゃ。
- ハマるワンポイント
- 背景の草や木の実の大きさと、登場人物の大きさを、見くらべながら読んでほしいにゃ。
16番目のおすすめ: 葬送のフリーレン
- 選んだ理由
- 長い時を生きる魔法使いのフリーレンが、人を知るための旅をする物語にゃ。剣と魔法の世界なのに、派手な戦いより、旅の途中の小さな出来事のほうが、ずっと心に残るにゃ。
- こんな時に
- ルカと公園のベンチで話していたとき、ルカがこの作品の話をしたにゃ。長く生きる者の時間の感じ方の話になって、二人で少し黙ったにゃ。
- 好きなところ
- フリーレンが、役に立つのかどうか分からない小さな魔法を集めてるところが好きにゃ。花を咲かせる魔法とか、そういうのにゃ。大きな力より、小さな魔法を大事にする。魔法の世界のしくみにうるさいテンとしては、この魔法の扱い方に、とても好感が持てるにゃ。
- ハマるワンポイント
- 旅の途中で出会う、役に立つかどうか分からない小さな魔法の場面を、見のがさないでほしいにゃ。
17番目のおすすめ: ダンジョン飯
- 選んだ理由
- 迷宮にもぐった冒険者たちが、そこに住む魔物を料理して食べながら進んでいく物語にゃ。魔物の生態がものすごく細かく考えられていて、魔法の世界の生きもの好きにはたまらないにゃ。
- こんな時に
- ゲンが「魚をさばくのと同じだな」と笑いながら観ていたにゃ。テンは縁側から観ていて、魔物の体のしくみの解説に夢中になったにゃ。
- 好きなところ
- 魔物が、ただの敵じゃなくて、ちゃんと生きものとして描かれてるにゃ。どこに住んで、何を食べて、体がどうなっているか。それを知ってから見ると、こわい魔物にも愛着がわくにゃ。もふもふした魔物が出てきたときは、食べないでほしいと本気で思ったにゃ。
- ハマるワンポイント
- 魔物が出てきたら、どこに住んで何を食べている生きものなのか、想像しながら観てほしいにゃ。
18番目のおすすめ: 小林さんちのメイドラゴン
- 選んだ理由
- 会社員の小林さんの家に、ドラゴンの少女がメイドとして住みつく物語にゃ。人ではない者が、人の暮らしになじもうとして、空回りしたり、うれしくなったりする毎日が、あたたかいにゃ。
- こんな時に
- スイの部屋に来て、人の暮らしにまだ慣れていなかったころに観たにゃ。ドラゴンが洗濯や買い物に戸惑うところで、テンは自分のことみたいに照れたにゃ。
- 好きなところ
- ドラゴンたちが、ふだんは人の姿で暮らしていて、ときどき本当の姿に戻るにゃ。その本当の姿の、うろこやしっぽの描き方が好きにゃ。それに、だれかの家に住みついて、その人を大事に思う気持ちが、まっすぐ描かれてるにゃ。テンは、スイの家の猫として、ずいぶん共感したにゃ。
- ハマるワンポイント
- 人の姿でいるときに、ふと出てしまうしっぽや角に、注目しながらゆっくり観てほしいにゃ。
本のページの動物たち
19番目のおすすめ: ドリトル先生アフリカゆき
- 選んだ理由
- 動物と話ができるお医者さんのドリトル先生が、動物たちといっしょに旅に出る物語にゃ。物語の中の動物はなぜ人の言葉を話すのか、というテンの研究テーマの、大事な一冊にゃ。
- こんな時に
- とても高くて明るい場所にいたころ、ルカといっしょに居残りしながら読んだ本のひとつにゃ。人の町に降りてきてから、スイの本棚で見つけて、なつかしくて読み返したにゃ。
- 好きなところ
- 動物たちが、それぞれの得意を生かして先生を助けるところが好きにゃ。言葉を教える者、鼻をきかせる者、ほかの動物たちもみんな役に立つにゃ。動物と話せる人がいたら、という夢が、ていねいに、楽しく描かれてるにゃ。テンが話せる相手を決めているのは、この本の先生みたいな人を探してるからかもしれないにゃ。
- ハマるワンポイント
- 先生のまわりの動物たちが、それぞれ何の役に立っているかを数えながら読んでほしいにゃ。
20番目のおすすめ: ピーターラビットのおはなし
- 選んだ理由
- いたずら好きな子ウサギのピーターが、入ってはいけない畑にもぐりこんでしまう、小さな絵本にゃ。動物が服を着て暮らす世界への、小さくてやさしい入口にゃ。ページをめくるたびに、小さな世界が広がるにゃ。
- こんな時に
- スイが寝たあと、本棚の端にあった小さな本を、前足でそっと引き出して読んだにゃ。次の朝、本がちょっとずれていて、スイが首をかしげてたにゃ。
- 好きなところ
- ウサギたちの毛並みが、やわらかい色でていねいに描かれてるにゃ。服を着ているのに、走り方や耳の動きは本物のウサギにゃ。テンのけもの好きは『ロビン・フッド』から始まったけど、服を着た動物の物語のふるさとは、こういう本なのかもしれないにゃ。いたずら好きなところも、テンと気が合うにゃ。
- ハマるワンポイント
- 文字を読む前に、まず絵だけを一ページずつ、ゆっくりじっくり眺めてみてほしいにゃ。
どんな物語も、きっとどこかでつながってるにゃ。一本気に入ったら、その作品の動物たちの毛並みを思い浮かべながら、次の一本へどうぞにゃ。神のご加護にゃ。
