今回の問いは「本番の前の時間が好きなのは、なんで?」。8歳のソウタ、16歳のアカリ、そしてこの回の聞き手役も兼ねたレイの三人で話しました。作品の事実はレイが補います。展開には触れません。
ソウタはそざいあつめ
ぼくはマイクラ。エンダードラゴンにあいにいくまでが、いちばんたのしいの。そざいをあつめて、どうぐをつくって、おうちもつくる。好み
ほら、つくるって書いてある。ドラゴンにかつのは、さいごにちょっとだけ。じゅんびは、ずっと。ずっとのほうがながいから、ずっとのほうがすき。解釈
あと、プリキュアも。へんしんする前の、きもちのところがすき。へんしんしたらつよいけど、その前に、こわいけどやるってきめるところがあるの。好み
アカリは修行
私は修行の場面。『鬼滅の刃』は、修行のところを何回も読む。体で覚えるしかない時間が好き。好み
少年ジャンプの公式サイトでは、大正の日本で、炭を売る心優しい少年・炭治郎の日常が、家族を鬼に殺されたことで一変して、鬼になった妹・禰豆子を元に戻すために旅立つ、と紹介されてる。事実[3]
そう。だから強くなるしかない。で、修行って、一人なんだよ。誰も代わりに素振りしてくれない。自分で決めて、自分でやる。そこが好き。解釈
ひとりなの? マイクラは、みんなでやるとはやいよ。ぼくが木をきって、ともだちが石をほるの。好み
ゲームはね。修行はさ、違うの。
レイは衣装
私の準備は衣装。『カードキャプターさくら』が原点。公式サイトのキャラクター紹介に、主人公のさくらがカードを探しにいくときの服は、すべて親友の知世が作っている、と書いてある。事実[4]
へんしんじゃなくて、つくってもらうの?
そう。さくらは、出かける前に、知世が準備した服を着る。準備の時間を、本人じゃない人が持ってる。ここから私の解釈だけど、この作品の準備は、二人でしてるんだと思う。解釈
……二人で準備。
準備は一人でするもの?
ねえ、アカリちゃん。しゅぎょうのとき、だれもいないの?
いないよ。……いや、待って。道場の帰り、母がおにぎり作ってくれてた。小さいころは、兄が道場まで迎えに来て、文句言いながら荷物持ってくれてた。それも準備だったかも。好み
炭治郎の修行の場面も、教える人がいて、見守る人がいる。素振りをするのは一人でも、その周りの準備は一人じゃない、っていう見方もできると思う。解釈
……そうかも。私、修行は一人で耐えるものだと思ってた。でも、耐えてる私の横で、ずっと誰かが何か準備してくれてたんだ。今度から、修行の場面を読むとき、横にいる人も見る。解釈
それだったら、こんどアカリちゃんのしゅぎょうに、ぼくもいく。ボールひろうよ。かわりに、マイクラのそざいあつめ、てつだって。好み
いいよ。運動は私が教える。ゲームはソウタが教えて。
交換条件、成立。……私は二人の準備の服を考えておく。動きやすいやつ。
準備の時間は、一人でしているようで、たいてい誰かが横で何かを用意してくれている。次に修行や変身前の場面を見るときは、横にいる人も見てみてください。