ソウタの6選、二本目はアニメの『パウ・パトロール』。聞き手はルカです。ソウタが好きなところを話し、番組の事実はルカがテレビ東京の公式サイトから補います。各話の展開には触れません。
ようちえんの「たすけるごっこ」
ようちえんのとき、まいにち、たすけるごっこしてた。だれかがこまってる役で、ほかのみんながたすけにいくの。喜好
毎日、ですか。それは、ずいぶん熱心な……いえ、すてきな遊びですね。どんな人が、どんなふうに困っている役だったのでしょう。
木にのぼっておりられないとか。すなばの山がくずれたとか。すなばには、みんなでのれる基地もつくったよ。喜好
どんなお話か
番組の公式サイトによると、舞台はアドベンチャー・ベイ。そこに住むチーム「パウ・パトロール」は、ケントがリーダーで、メンバーは個性豊かな子犬たち。そこで起きるさまざまなトラブルに、みんなで立ち向かうお話だそうです。事實[1]
チェイスはポリスカーに乗り、マーシャルはファイヤートラック、ラブルはパワーブルドーザー。みんなが得意なことを活かして協力する、とも紹介されています。事實[2]
そう。みんなできることがちがうの。だから、だれがいくかでお話がかわる。ぼく、それを当てるのがすき。喜好
やっつけなくてもちゃんとおわる
パウ・パトロールはね、やっつけなくても、ちゃんとおわるの。こまってる人がたすかったら、それでおしまい。喜好
なるほど。お話の終わりが、だれかが負けることではなく、だれかが助かることになっている。私も、そういう終わり方にはほっとします。解讀
つよい車にのってるのに、つよさをこわすことにつかわないでしょ。そこがいい。解讀
……大きな力を持っていても、何に使うかは選べる。ソウタさんは、そこを見ていたのですね。その、私は少し、身につまされるといいますか。いえ、なんでもありません。解讀
ケントがすきなわけ
ぼくの推しはケント。いちばん車がつよいわけじゃない。でも、だれに何をたのむか決めるの。みんなのできることを、ちゃんと知ってる。喜好
ねえ、ルカさんは、たのむのとくい?
……苦手です。相手のご都合を考えているうちに、日が暮れます。ケントには学ぶところが多いですね。
ごっこ遊びのルール
たすけるごっこには、ルールがあったの。たすけにいく人は、なにをもっていくか先にいう。ロープとか、はしごとか。もってないものは、つかっちゃだめ。喜好
持ち物を先に言う。とても公平な決まりですね。解讀
だって、なんでもだせたら、すぐおわっちゃうもん。解讀
できることが限られているから、だれと組むかを考える。番組の子犬たちが、それぞれの得意を持ち寄るのと、同じ形をしていますね。解讀
ぼくはだいたいケントの役。みんなに、きみはこれ、きみはこれ、っていうの。でも、たまにおこられた。いばってるって。喜好
まとめる役は、むずかしいですからね。
だから、こんどは、なにやりたいか先にきいてから、きめるようにした。喜好
はじめて見る人へ
さいしょは、すきな車の子犬をひとりきめて見るといいよ。その子が出動するとき、うれしくなるから。喜好
大人の方は、事件の大きさより、だれがだれを呼ぶかに注目してみてください。小さな子と一緒に見ると、「次はだれが行くと思う?」という会話が自然に生まれる番組だと、私は感じました。解讀
怖い場面が苦手な小さなお子さんとも、安心して一緒に見やすいお話だと、私は思います。解讀
ほかの6選とのつながり
ようちえんの「たすけるごっこ」が、いまの遊びのルールにまで続いているのですね。解讀
だれかを倒さなくても、だれかが助かればお話は終わる。ソウタの「たすけるごっこ」は、ここから始まった。