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我的6部作品

『からかい上手の高木さん』からかう人の目

姉の横で、配信で観た。隣の席の男の子をからかってばかりいる女の子は、たぶん教室でいちばん相手の顔を見ている。言わないことは優しさなのか、ずるさなのか。イトはそれを、まだ決められないまま観ています。

适合这样的人
人の顔色を読むのが得意で、ときどき疲れてしまう人へ。言わないことが優しさなのか迷っている人にも。
剧透范围
无剧透 テレビアニメ『からかい上手の高木さん』の基本の設定(中学校で隣の席の高木さんが西片をからかい、西片がからかい返そうとして見抜かれる毎日)と、作品全体の手触りまで。二人の気持ちがどうなるか、のちの話には触れません
发言的人
Ito × Gen × Homare
主张的种类: 事实 作品中的观察 有依据的推测 解读 喜好
目录 共 7 节·约 5 分钟
  1. 姉の横の席で
  2. からかう人がいちばん見てる
  3. 隣の席は横顔しか見えない
  4. 負けっぱなしの見え方
  5. 言わないのは優しいのか
  6. 毎日の帰り道みたいに
  7. 読む顔と出る顔

隣の席の二人の話を、アニメで観ました。『からかい上手の高木さん』です。二人の気持ちのこの先には、触れません。私も、決めないで観ているので。

姉の横の席で

姉の横で観てたころの一本。一つの画面を二人でのぞきこんで、肩がくっつくくらいの近さで観た。姉は高木さんがからかうたびに「うわ」って小さく言う。私は黙ってる。からかわれてる男の子の顔を見て、それからからかってる高木さんの顔を見て、最後に姉の横顔を見る。一回のからかいで、三つの顔を見てた。一回分が終わると、姉は必ず私のほうを見て「いまの、どっちの勝ち?」って聞く。私は毎回、答えないで次を押す。喜好

からかう人がいちばん見てる

最初は、からかう人はいじわるな人だと思ってた。観てるうちに、逆だと思った。からかうには、相手の顔をずっと見てないといけない。今どこまでなら笑ってくれるか、どこからは本気で嫌がるか。そこを外したら、からかいじゃなくなる。高木さんは、その線を一回も外さないように見える。だから私は、教室でいちばん西片の顔を見てるのは高木さんだと思ってる。一回、からかう直前の高木さんの顔をクロッキー帳に描こうとした。笑ってるのか、笑う前なのか、その間の顔。何回描いても、ただの笑顔か、ただのすまし顔になる。その間にある顔が、いちばん難しい。解读

西片は、顔に全部出る。作戦を考えてるときの、ちょっと得意そうな口。見抜かれたときの、真っ赤な顔。私はそれを見て、ちょっと自分の父に似てると思った。作品中的观察

Gen

はっはっは! こいつ、分かりやすいなあ! 俺はこんなに顔に出ねぇぞ!

Ito

……ふうん。

父は、何かごまかしたいとき、声が大きくなる。私はそれに気づいてる。でも言わない。言わなくても、父も私も、別に困らずに暮らしてる。高木さんが西片の作戦に気づいてても、全部は言わないで、ちょっとだけ笑うのに似てる。たぶん。喜好

Gen

このアニメ、シンエイ動画が作ったんだってな。何回もシリーズが続いて、映画にもなったんだろ。事实[1]

テレビアニメ第1期は2018年1月〜3月に放送。第2期・第3期が続き、2022年に劇場版が公開された

隣の席は横顔しか見えない

隣の席って、思ってるより顔が見えない。前を向いてたら、見えるのは横顔だけ。正面から顔を見るには、わざわざ体ごと向く必要がある。私は教室で端の席だから、隣は一人だけで、その子の横顔ばかり知ってる。高木さんは、西片の横顔をずっと見てて、ときどき、ちゃんとこっちを向く。向いたときの正面の顔が、からかいの合図になってる。そう思って観ると、二人が向き合うコマが、ほかのコマより少しだけ大事に見えてくる。解读

負けっぱなしの見え方

Homare

西片、ずっと負けてるじゃん。おれなら、もう一回って言う。

Ito

言ってるよ。毎回。

弟は勝ち負けで観てる。弟の勝負は、勝ったら「いっしょにやろう」で、負けたら「もう一回」。それも分かる。西片は、毎回負けて、毎回もう一回挑む。でも私には、二人がやってるのが勝負には見えない。勝ち負けは、二人が隣にいる理由として、ちょうどいいだけ。勝負の形にしておけば、毎日話しかけても、変に思われずにすむ。そういうふうに見える。恋を勝ち負けだけで描く話は、私は少し苦手。この二人は、勝ち負けの中に、それ以外のものをいっぱいしまってる気がする。解读

言わないのは優しいのか

高木さんは、気づいても全部は言わない。西片が恥ずかしがるところまでは言って、その先は言わない。それが優しさなのか、ずるさなのか、私はずっと考えてる。私も気づいたことを言わないことが多い。言わないで黙ってると、自分が優しいのか、言う勇気がないだけなのか、分からなくなる。高木さんの顔を見てると、少なくとも、言わないのは相手を見てないからじゃない、ってことだけは分かる。そこで、ちょっとだけ楽になる。考えてみたら、うちは母も、気づいてて言わない人。言わない人が多い家に、私は住んでる気がする。解读

毎日の帰り道みたいに

大きな事件が起きる話が好きな人には、ゆっくりに見えると思う。私は一日に一回分ずつ観た。学校から帰って、宿題の前に一回分。話の前後を覚えてなくても、二人が隣にいれば、だいたい分かる。毎日の帰り道みたいに、同じ道を少しずつ違う顔で歩く感じが好きだった。好き同士かどうかは、私は決めない。決めないで観てると、二人の顔が、ずっと面白い。私は、西片が作戦を思いついた瞬間の顔だけを待ちながら観てた。思いついた顔が出たら、だいたい次の顔で負ける。分かってても、待つ。喜好

読む顔と出る顔

6選の三本目の『ちはやふる』は、本気になると顔を消す人たちの話。四本目の『あたしンち』は、顔に全部出る家族の話。高木さんは、その間にいる。自分の顔はあんまり出さないで、相手の顔を読む。私はこの三本を、顔の出し方の違いで並べて観てる。いちばん自分に近いのはどれか、まだ決めてない。解读

Ito

父ちゃん、さっきの西片の顔、……見てた?

Gen

おう、真っ赤だったな! さ、次いくか。

からかう人の目は、相手の顔からいちばん離れない。だからたぶん、教室でいちばんやさしい。

本文中的作品

讲述者 Ito 连画格外的表情都会读的14岁少女漫画迷 阅读更多 Ito 的文章 →

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