20本を選ぶのに、ずいぶん時間がかかりました。好きな作品は多いのですが、人に勧めるとなると、順番を考えてしまう。結局、私がいつも作品の中で追っているものの順に並べることにしました。最初の5本は、指揮官の背中が見える作品です。勝ち方だけでなく、勝つために誰を疲れさせたかにも目を向けている。次の4本は、戦うより先に仕組みをつくる人たちの話。そのあとに、歴史の手ざわりがある作品、働く人と約束の話が続き、最後の3本は、私が分析しないで観ている夜の作品です。番号は「この順に出会ってもらえたら」という私の願いで、作品の上下ではありません。展開には触れていませんので、どこからでもどうぞ。
指揮官の背中を見る
1番目のおすすめ: GIANT KILLING
- 選んだ理由
- 弱いと言われ続けたサッカークラブに、型破りな監督がやって来る話です。試合の勝ち負けより、監督が選手一人ひとりの見方を変えていく過程が、丁寧に描かれていると感じます。
- こんな時に
- 社員が三十人を超えたころ、私の指示が現場に届かなくなった時期に観ました。怒鳴るより先に相手を観察する監督の姿に、自分の焦りを見せられた気がしました。
- 好きなところ
- 監督が選手を試す場面が好きです。わざと突き放すように見えて、実はその人がどこで止まっているのかを見ている。ここだけ歴史の話をさせてください。資源の乏しい側が仕組みと速さで地力の差を埋める、という見立てがあります。この監督の手つきを観ていると、つい思い出してしまうんです。
- ハマるワンポイント
- 最初の数話は、選手の側に立って監督を疑いながら観てください。疑っていたぶんだけ、あとで効いてきます。
2番目のおすすめ: アルスラーン 戦記 THE HEROIC LEGEND OF ARSLAN
- 選んだ理由
- まだ若い王子が、まわりの大人たちに迎えられ、自分より優れた人たちに力を貸してもらいながら進む物語です。人を集める側に必要なのは、能力より先に、人の話を聞ける器なのだと、この王子に教わります。
- こんな時に
- 若い起業家の相談に乗るようになってから観ました。自分より優秀な仲間をどう迎えるか、という話を、あの王子の顔を思い浮かべながらするようになりました。
- 好きなところ
- 王子が人を仲間に迎えるときの、相手の話をきちんと聞く姿勢が好きです。上から命じるのではなく、頼み方を考えている。指揮官の有能さとは別の、人としての誠実さが、少しずつ周りを動かしていく。その遅さが心地よいんです。
- ハマるワンポイント
- 王子のまわりに人が集まっていく順番に注目してください。最初の出会いの場面から、王子の人柄が見えてきます。
3番目のおすすめ: 機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ
- 選んだ理由
- 少年たちが、自分たちの組織を立ち上げて、居場所をつくっていく話です。若いリーダーが仲間のために動く姿は、ロボットアニメである前に、創業の物語に見えました。組織ものとしても味わえます。
- こんな時に
- 創業のころの仲間と、久しぶりに食事をした夜に観始めました。安い定食屋で会社の名前を考えていたあのころを、少し苦く思い出しました。
- 好きなところ
- リーダーの少年が、仲間の前では迷いを見せないところに目が行きます。背負っているものの重さが、言葉より立ち方に出ている。家族のように結ばれた組織の温かさを、観るたびに自分の会社のことと重ねて考えてしまいます。
- ハマるワンポイント
- 1話から、誰が誰のために動いているかを数えながら観てください。組織の形がそこに見えます。
4番目のおすすめ: ジョーカー・ゲーム
- 選んだ理由
- スパイを育てる機関の話です。それぞれが自分の判断で任務に向き合い、組織の考え方が、一人ひとりの動きに染み込んでいるのが分かります。上に立つ者の本当の仕事を考えさせられました。
- こんな時に
- 会社の規模が大きくなり、私がいない場所での判断が増えたころに観ました。いない場所で何が守られるかが、上に立つ者の本当の仕事なのだと思わされました。
- 好きなところ
- 静かな会話の場面が好きです。誰も声を荒らげないのに、張りつめている。それと、機関が課している決まりごとが、冷たく見えて実は人を軽く扱わないためのものかもしれない、と思わせる手触り。組織の掟とは本来そういうものであってほしいと思います。
- ハマるワンポイント
- 気になった回から観ても大丈夫だと思います。機関の長の台詞だけは聞き逃さないでください。そこに組織の考え方が出ています。
5番目のおすすめ: 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX
- 選んだ理由
- 電脳化が進んだ社会で、事件を追う公安の部隊の話です。現場の隊員たちも魅力的ですが、私が観てしまうのは、部下の自由を守ろうとする上司のほうです。組織ものの好きな方に。
- こんな時に
- 取引先との交渉で、現場の判断を守りきれなかった年に観返しました。上司の仕事は、部下が戦える場所をつくることだと、あらためて胸に刻みました。
- 好きなところ
- 部隊の長が、上からの圧力と現場の自由とのあいだに立っているように見える場面が好きです。言わないことで守っているものがある、と感じます。それから、隊員たちが互いを信頼しきってはいないのに、仕事では背中を預けている距離感も好きです。組織は仲良しの集まりでなくていい、と思えます。
- ハマるワンポイント
- まずは1話で、公安9課の空気に慣れるのがいいでしょう。そこから先は、気になった回を追っていってください。
戦うより先に、仕組みをつくる
6番目のおすすめ: ログ・ホライズン
- 選んだ理由
- ゲームの世界に閉じこめられた人たちが、荒れていく街で、どうやって新しい秩序をつくるかを考える話です。剣より会議、腕力より取り決め。こういう物語がもっと増えてほしいと思っています。
- こんな時に
- 業界の集まりで、ルールづくりの役を押しつけられた年に観ました。主人公の青年の慎重なところに、妙に親近感を持ちました。自分が役を引き受けた年の、あの落ち着かなさを思い出しました。
- 好きなところ
- 主人公が、力で押さえるのではなく、人が動きやすい条件を整えていくように見えるところが好きです。また歴史の話にしてしまいそうになりますが、人の力は一代で消えても、仕組みとして残したものは長く働く。その考え方が、物語の芯にあるように見えます。
- ハマるワンポイント
- 最初は世界の説明が多めです。主人公が、荒れていく街をどうにかしようと考え始めるあたりから面白くなります。
7番目のおすすめ: まおゆう 魔王 勇者
- 選んだ理由
- 勇者と魔王が、戦うかわりに言葉を交わすところから始まる話です。武器の代わりに出てくるのは、知恵と仕組みでした。剣より取り決めで世界を動かそうとする物語を、私はもっと観たいと思っています。
- こんな時に
- 数字の話ばかりの会議が続いて、自分の仕事が何のためにあるのか分からなくなった時期に観ました。仕組みの話でこんなに胸が熱くなるとは思いませんでした。
- 好きなところ
- 戦いを終わらせるのは、勝つことではなく、戦わなくても食べていける仕組みのほうだ、という発想が好きです。登場人物が名前ではなく役割で呼ばれるのも面白い。組織の中の個人というものを、つい考えてしまいます。
- ハマるワンポイント
- 1話の、勇者と魔王の問答をじっくり味わってください。この作品の出発点が、そこに詰まっています。
8番目のおすすめ: 十二国記
- 選んだ理由
- ふつうの女子高生が、ある日突然、見知らぬ世界へ連れていかれる。そこから始まる長い物語です。国を治めるとはどういうことか、人の上に立つ資格とは何か。王と国の関係を、正面から問うているように思います。
- こんな時に
- 創業して間もないころ、学生時代の仲間に勧められて観ました。序盤の主人公の弱さが、自分の若いころの弱さに重なって、しばらく直視できませんでした。
- 好きなところ
- 序盤は主人公がひたすら傷つき、疑い、迷います。私はそこが好きです。強くなる前の時間を、省略しないで描いている。上に立つ人は最初から立派なわけではなく、まず自分の臆病さと向き合うところから始まるのだと思わされます。
- ハマるワンポイント
- 序盤のつらさで止めないでください。主人公が少しずつ前を向く手前まで、まず観てみてほしいです。
9番目のおすすめ: 機動警察パトレイバー2 the Movie
- 選んだ理由
- 平和に見える街に、ある日「戦争のような状況」が持ちこまれる映画です。組織が想定していない事態に、それぞれの立場の大人がどう動くか。派手さを抑えた、大人のための一本だと思います。
- こんな時に
- 四十代の終わりに、夜中に一人で観ました。若いころには退屈に感じたかもしれません。責任を持つ年になってから、ようやく分かる映画があるのだと知りました。
- 好きなところ
- 会議室の場面と、街に張りつめた空気の場面。台詞は少なく、画面は静かなのに、組織の判断が遅れていく音が聞こえるようでした。とくに、組織の論理と自分の筋とのあいだで、ある人物が黙っている場面。あの沈黙の長さに、私は何度も見入ってしまいます。
- ハマるワンポイント
- 会議室と現場の温度差を追ってください。途中で止めず、一度に観るのがおすすめです。
歴史の手ざわり
10番目のおすすめ: ヴィンランド・サガ
- 選んだ理由
- ヴァイキングの時代を舞台に、幼いころから戦場に生きてきた少年と、彼のそばにいる戦士たちの頭目の物語です。有能な指揮官とよい上司は同じなのか。私がずっと考えている問いに、この頭目は嫌になるほど鮮やかな答えを見せてきます。
- こんな時に
- 会社で、能力は高いが人を傷つける部下の扱いに悩んでいた年に観ました。頭目の判断が正しいほど、胸が重くなりました。有能さの代償を考えた一年です。
- 好きなところ
- 頭目が部下に指示を出す場面の、計算の速さと情のなさ。それなのに、なぜか目が離せない人間的な魅力。指導者の有能さと人としての寂しさを同時に見たい私にとって、目が離せない人物です。戦の場面より、戦のあいまの静かな会話のほうが印象に残っています。
- ハマるワンポイント
- 戦の場面が多い序盤は、少年より頭目の表情を追ってみてください。見え方が変わります。
11番目のおすすめ: へうげもの
- 選んだ理由
- 戦国の世で、出世と、美しいものへの欲とのあいだで揺れ続ける武将の話です。天下の話をしながら、主人公の頭の半分は美しいもののことでいっぱい。歴史をこんなふうに笑って観られる作品は貴重です。
- こんな時に
- 大きな商談のあとの帰り道、どうしても仕事のことを考えたくない夜に観始めました。戦国武将が茶碗の前で顔をゆがめる姿に、声を出して笑いました。
- 好きなところ
- 主人公が美しいものに出会ったときの顔です。驚き、悔しがり、欲しがる。その顔の大げささが好きです。歴史の大きな流れの中にいても、人は自分の「好き」に振り回される。偉い人の話としてではなく、そういう人間の話として観られます。
- ハマるワンポイント
- 器や茶の知識はいりません。主人公が何かを「欲しい」と思った瞬間の顔だけ追えば十分です。
12番目のおすすめ: ゴールデンカムイ
- 選んだ理由
- 戦争から帰ってきた元兵士と、アイヌの少女が、隠された金塊を追う物語です。追う側の軍人たちの組織が、恐ろしくもあり、目が離せない。上に立つ人物がなぜ部下に慕われるのか、その危うさまで描いています。
- こんな時に
- 週末の朝、花の手入れを終えてから一巻ずつ読みました。読み終わるたびに、狩りや料理の場面を誰かに話したくなりました。久しぶりのことです。
- 好きなところ
- 部下を惹きつける指揮官の、言葉の巧みさが怖いんです。人の心の欠けたところに、ぴたりと言葉を置く。慕われることと正しいことは別だと、考えさせられる人物です。一方で、狩りと食事の場面は本当に楽しい。この落差が魅力です。
- ハマるワンポイント
- 最初の数巻は、狩りと料理の場面を楽しんでください。この作品の魅力の柱の一つです。
13番目のおすすめ: ヒストリエ
- 選んだ理由
- 古代ギリシアの時代を、一人の青年の目から描いた漫画です。王や英雄の側ではなく、一人の青年の目で世界を見ている。歴史を、動かす側ではなく見つめる側から観るという視点に、私は強く惹かれました。
- こんな時に
- 祖父の本棚の歴史全集を思い出しながら読みました。挿絵の武将を眺めていた子どものころの気持ちが、半分くらい戻ってきました。
- 好きなところ
- 主人公が考えを巡らせる場面のコマ運び。言葉の少ないコマに、考えが少しずつ積み上がっていく。静けさの中で頭が動いているのが伝わるんです。それから、残酷な場面のあとにふっと入る静かな風景。人の世の残酷さと美しさを、同じ線で描いているように見えます。
- ハマるワンポイント
- 時代背景の知識はなくても読めます。主人公が何を見て、何を考えているかに注目してください。
働く人と、約束
14番目のおすすめ: プラネテス ΠΛΑΝΗΤΕΣ
- 選んだ理由
- 宇宙のごみ(デブリ)を回収する仕事に就く人たちの話です。宇宙飛行士といっても、華やかな冒険ではなく、会社員として働く毎日。華やかな宇宙ものとは違う、職場の物語として観てほしい一本です。
- こんな時に
- 会社を大きくしていたころ、深夜の事務所で一話ずつ観ていました。夢をまっすぐ口にする登場人物の言葉に、少し恥ずかしくなりました。
- 好きなところ
- 職場の会話の細かさが好きです。先輩も同僚も新人も、それぞれ温度がちがうのに、それぞれの持ち場がちゃんとある。大きな夢を語る人と、目の前の仕事をこなす人が、同じ職場の中でぶつかり合うところに、私は自分の会社を見ます。
- ハマるワンポイント
- 最初は職場の日常として観て大丈夫です。デブリを回収する毎日の仕事ぶりを、肩の力を抜いて眺めてみてください。
15番目のおすすめ: 狼と香辛料
- 選んだ理由
- 旅の行商人と、狼の化身の少女が、北へ向かって旅をする話です。商売の駆け引きと、二人の会話の駆け引き。取引と約束を、こんなに楽しく描いた物語だと思います。行商の旅の手ざわりも魅力です。
- こんな時に
- 創業から数年たち、取引先との信頼のつくり方が分かり始めたころに観ました。値段の交渉で相手の顔色を読む場面が、そのまま自分の毎日でした。
- 好きなところ
- 二人の会話です。言葉の裏をかき合いながら、相手を傷つけない線をお互いに探している。商売も同じで、相手を出し抜けば一度は勝てても、次の取引はなくなる。約束を守るとは、相手との次の機会を守ることなのだと、この二人に教わりました。
- ハマるワンポイント
- 最初の数話は、ロレンスとホロの会話の駆け引きを楽しんで観てください。商いの面白さが、そこに詰まっています。
16番目のおすすめ: 精霊の守り人
- 選んだ理由
- 腕の立つ女用心棒が、命を狙われた幼い皇子を守ることになる物語です。頼まれた仕事を、自分の誓いとして引き受ける人の話。約束の重さを静かに描いた作品として、私は大切にしています。
- こんな時に
- 家族との約束を何度も後回しにしていたころに観ました。用心棒が、引き受けた子を守ろうとし続ける姿が、まぶしくて、苦しかったです。
- 好きなところ
- 用心棒と皇子が、旅の途中で過ごす暮らしの場面が好きです。守る人と守られる人が、少しずつ互いを知っていく。その距離の縮まり方が、とても自然に描かれています。戦いの場面の動きも見事ですが、それ以上に、暮らしの描写の丁寧さに心を打たれます。
- ハマるワンポイント
- 最初の数話の、用心棒が皇子を引き受けるまでの流れをしっかり観てください。そこにこの物語の約束があります。
17番目のおすすめ: 宇宙兄弟
- 選んだ理由
- 子どものころに弟と交わした約束を、大人になってから思い出す兄の物語です。一度つまずいた人が、もう一度挑戦を始める。若い挑戦者を応援しすぎる私ですが、この兄にはつい肩入れしてしまいます。
- こんな時に
- 若い起業家の相談の帰りに、電車の中で一話ずつ観ました。大人になってからの挑戦を笑わない物語に、私のほうが励まされていました。
- 好きなところ
- 兄の、人をよく見ている目が好きです。試験や選考の場面で、彼が周りの人の良さに気づいていく描き方がいい。挑戦は一人でするものではなく、誰かと並んでするものなのだと思わせてくれます。若い起業家たちにも、そう伝えたくなります。
- ハマるワンポイント
- 兄が弟との約束を思い出す場面までは、ぜひ一気に。そこから先は、自分のペースでいいと思います。
分析しないで観る夜に
18番目のおすすめ: 宇宙よりも遠い場所
- 選んだ理由
- 南極を舞台にした、女子高生たちの青春の物語です。戦記も組織論も出てきません。ただ、何かを始めたい気持ちと、始めることのこわさが、まっすぐに描かれている。私が静かに泣いてしまう作品の一つです。
- こんな時に
- 古い写真を閉じたあとに一本、と決めて観始めました。この作品の夜だけは、メモも取らず、ただ四人の旅についていきました。翌朝は少し早く起きました。
- 好きなところ
- 四人が互いに遠慮しながら、少しずつ本音を言えるようになる場面。ときにぶつかっても、また同じ方向を向こうとする姿に、胸が温まります。この作品は分析しません。今日はただ救われたいので、と自分に言って観ていい作品です。泣いても構いません。
- ハマるワンポイント
- まず1話を観て、気持ちが動いたら続きをどうぞ。何かを始めたい気持ちを、静かに後押ししてくれます。
19番目のおすすめ: あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
- 選んだ理由
- 子どものころ仲のよかった仲間が、大人になりかけたころに、もう一度集まることになる物語です。言えなかったことを抱えたまま時間がたってしまった人たちの話。私には他人事に思えませんでした。
- こんな時に
- 『凪のあすから』を観終えたあと、似た手ざわりの作品をもう一本と探して出会いました。仲間が少しずつ顔を合わせていく様子に、昔の仲間の顔が重なりました。
- 好きなところ
- かつての仲間が久しぶりに会ったときの、ぎこちない距離です。昔の呼び名で呼ぶか、今の名前で呼ぶか。そんな小さなためらいに、離れていた年月の重さが出ている。夏の空気が、その気まずさを包んでいるのもいいんです。
- ハマるワンポイント
- 1話を観て、主人公の部屋の空気が重いと感じたら、それで正解です。仲間が一人ずつ出てくるのを待ってください。
20番目のおすすめ: 葬送のフリーレン
- 選んだ理由
- 長い長い時間を生きる魔法使いが、昔の仲間たちとの旅を思い返しながら、新しい旅に出る物語です。時間に置いていかれる側と、置いていく側。私がいちばん考え続けている問いが、ここにありました。
- こんな時に
- 昼に若い起業家の相談を受けた日の夜、ゆっくり一話ずつ観ています。昔の仲間との旅を後から思い返す主人公に、自分の後悔を少しだけ預けています。
- 好きなところ
- 主人公が、昔の仲間と過ごした時間の意味を、何年もたってから少しずつ知っていくところ。その時差がたまらなく好きです。大事なことは、そのときには分からない。分かったときには相手がそばにいないこともある。それでも、分かろうとすることには意味があるのだと思わせてくれます。
- ハマるワンポイント
- 急いで観る作品ではありません。一話観たら、少し間をあけて次へ。その間も物語の一部だと思います。
勝ち方だけでなく、誰を疲れさせたかを見る。そして、ときには何も分析せずに観る。どちらも、私には同じくらい大切な時間です。
