アニメ・漫画の豆知識

『BECK』の作者の連載デビューは『ゴリラーマン』

バンド漫画『BECK』のハロルド作石さん。その連載デビュー作は、強さを誰にも知られていない転校生の話『ゴリラーマン』でした。しかも40歳になった続編まである。同じバンドのジンとレンが、珍しく漫画の話をしました。

こんな人に
『BECK』が好きで、作者のほかの作品も気になっている人へ。不良ものと音楽もの、両方が好きな人にも。
ネタバレの範囲
ネタバレなし 作者の連載の歩み(講談社の著者紹介)と、『ゴリラーマン』『ゴリラーマン40』の1巻の紹介文にある設定まで。物語の展開には触れません
話している人
ジン × レン
主張の種類: 事実 作中の観察 根拠のある推測 解釈 好み
目次 全4節・約3分
  1. バンド漫画の前に
  2. 強さを誰も知らない転校生
  3. 40歳のゴリラーマン
  4. そしてまたバンドの話へ

ふだんはほとんど口をきかない、ギターのジンとベースのレン。でも、この作者の話になると少しだけ会話が続きます。バンド漫画の作者は、不良ものの漫画から連載を始めていました。

バンド漫画の前に

レン

ジン。『BECK』の作者の、ほかの作品は読んだ?

ジン

……『ゴリラーマン』なら。

レン

それが連載デビュー作だって、知ってた?

ジン

知らなかった。

講談社の『BECK 新装版』1巻のページの著者紹介によると、ハロルド作石さんは1987年に『そうはいかん』で第17回ちばてつや賞の最優秀新人賞をとりました。連載デビューは88年の「ヤングマガジン」で、作品は『ゴリラーマン』。そのあと『バカイチ』『ストッパー毒島』を連載し、99年から「月刊少年マガジン」で『BECK』を描きはじめた、とあります。事実[1]

レン

時系列で並べると、88年の連載デビューから99年の『BECK』まで、およそ11年。そのあいだに『ゴリラーマン』を含めて連載が三つ。根拠のある推測

ジン

下積みが長い。……そういう話は、嫌いじゃない。好み

強さを誰も知らない転校生

講談社の『ゴリラーマン』1巻の紹介によると、池戸定治は白武高校へワケあって転校してきた生徒です。ただならぬ見た目から「ゴリラーマン」と呼ばれるようになりますが、校内には彼の正体も強さも知る者がいない、とされています。事実[2]

ジン

強いのに、誰も知らない。それがいい。強さを見せびらかさないやつの話だ。解釈

レン

ここからは僕の読み方。校内の誰も知らない正体と強さを、読者は気にしながら読み進める。そういう待たせ方の作りなんじゃないかな。解釈

ジン

……お前はいつもそういう言い方をする。

レン

ジンはいつも「それがいい」で終わる。

ジン

それでいい。説明すると、ゴリラーマンの強さが減る気がする。好み

レン

……それは少し分かる。種明かしをしない強さ、だね。僕は説明しすぎるって、よく言われる。好み

ジン

知ってる。リハでもそうだ。……でも、お前のベースは説明しなくても分かる。

40歳のゴリラーマン

著者紹介には、2022年に『ゴリラーマン』の続編にあたる『ゴリラーマン40』を連載した、ともあります。事実[1]

『ゴリラーマン40』1巻の紹介では、池戸定治は高校時代、見た目のせいで「ゴリラーマン」と呼ばれた男です。40歳になったいまも、あの不思議な強さは衰えておらず、サラリーマンとして忙しい毎日を過ごしている、とされています。紙版の1巻は2022年4月6日に発売されました。事実[3]

ジン

40歳。……俺と近い。

レン

ジンは見た目が若いから、時々忘れる。

ジン

忘れてろ。

そしてまたバンドの話へ

同じ著者紹介の最後には、2024年から「月刊少年マガジン」で『THE BAND』の連載を始めた、と書かれています。事実[1]

レン

不良ものから始まって、バンド漫画に来て、続編を描いて、またバンドの題名。作中の観察

ジン

拳の話と、音の話。俺の好きなものが、一人の作者の中に両方ある。……これは、たぶん偶然じゃない。強さを見せびらかさないやつと、音で人をつかむやつは、どっちも黙って腕を磨いてる。解釈

レン

その読み方は、僕も賛成。解釈

ジン

……リハ、行くぞ。

『BECK』のハロルド作石さんの連載デビューは、1988年の「ヤングマガジン」の『ゴリラーマン』。2022年には40歳になった続編『ゴリラーマン40』も描いている。

この記事の作品

話した人 ジン 音と拳で物語を生きる悪魔 ジンの記事をもっと読む →

次に読む

記事一覧へ

ページの先頭へ