オススメ20選

エマのオススメ20選

国が変われば、線も色も間の取り方も変わる。日本の漫画とアニメ、海外のアニメと映画を半分ずつ混ぜて、エマが「描き方の違い」が見える20本を選びました。どれも結末には触れていません。今日の気分で、どこからでも。

こんな人に
知らない国の作品に入ってみたい人へ。日本のアニメや漫画を、ちょっと外から眺め直したい人にも。
ネタバレの範囲
ネタバレなし
話している人
エマ
主張の種類: 作中の観察 根拠のある推測 解釈 好み

引っ越すたびに、その国のアニメや漫画を観てきた。そうすると、作り方の違いが少しずつ見えてくるの。線の太さ、色の数、黙っている時間の長さ、殴るときの体の向き。この20本は、その違いがよく見える作品を集めたもの。日本の作品と海外の作品をわざと混ぜて並べたから、続けて観ると「あ、ここが違う」って気づけると思う。順番は、私が出会ってほしい順。上から順でも、気になる見出しからでも。私の6選に入っている作品は、別の記事で話してるのでここには入れてないよ。

絵が先にしゃべる

1番目のおすすめ: ソング・オブ・ザ・シー 海のうた

アニメ 2014

選んだ理由
海の昔話を、丸い線と渦の模様で描いた映画。画面のどこを止めても、刺しゅうの図案みたいに整ってる。言葉より先に、模様が物語を運んでくれる作品だから、一本目にはこれを置きたかった。
こんな時に
引っ越しの荷造りが終わらない夜に観た。段ボールに囲まれた部屋で、次の街の海はどんな色だろうって考えながら。最後には少し泣いてた。
好きなところ
波や風が、ぜんぶ同じ渦の形のくり返しで描かれてるところ。自然を写すんじゃなくて、模様に置きかえてる。写実で描く私とは正反対のやり方なのに、海の冷たさはちゃんと伝わる。描き方の正解は一つじゃないって、何回観ても思う。
ハマるワンポイント
最初の五分は物語を追わずに、画面の中の「丸」と「渦」がいくつあるか数えてみて。それだけで世界の作り方が分かる。

2番目のおすすめ: 乙嫁語り

漫画

選んだ理由
描き込みの密度がすごい。布の刺しゅう、木の彫りもの、馬の毛並み。遠い土地の暮らしを、ここまで手で描き起こしてることに、描く人として頭が下がる。めくるたびに、知らない国の家にお邪魔してる気分。
こんな時に
空手の稽古で足を痛めて、一週間ずっと座ってるしかなかったとき。一ページ見るのに五分かかって、そのゆっくりさがちょうどよかった。
好きなところ
服の模様が一枚も手抜きされてないところ。人物が動くと、模様も一緒に体の丸みに沿って曲がる。写実の絵を描くとき、私はいつもこの曲がり方を思い出す。暮らしの道具の描き方に、その土地への敬意が出てると思う。
ハマるワンポイント
台詞を読む前に、一コマずつ服の模様だけを目で追ってみて。それだけで、ちょっとした旅になるから。

3番目のおすすめ: ペルセポリス

アニメ 2007

選んだ理由
白と黒だけで、ひとりの女の子の成長を語りきる映画。色を減らすと、かえって気持ちが強く出るんだって教えてくれた。国を離れて暮らす話としても、私には他人事じゃなかった。
こんな時に
新しい国の学校で、自分だけ習慣の違いで浮いてた時期に観た。主人公が知らない土地で踏んばる姿に、帰り道はちょっと背筋がのびてた。
好きなところ
影の塗りつぶし方。黒い面がどんと置かれると、それだけで重い場面になる。でも、笑う場面ではその黒が急に軽くなる。同じ黒でも、気持ちで重さが変わるの。描く人としては、いちばんまねしたいけど、いちばんまねできない。
ハマるワンポイント
フランス語の音で一回、吹き替えで一回観てみて。同じ台詞でも、声の温度がこんなに違うんだって分かるよ。

4番目のおすすめ: 鉄コン筋クリート

アニメ 2006

選んだ理由
街そのものが主役みたいな映画。看板、電線、路地、屋根。ごちゃごちゃした街の描き込みが、どこの国ともつかない不思議な空気を作ってる。日本の街なのに、知らない国に来たみたいな気持ちになれる。
こんな時に
日本に来たばかりで、駅前の看板の多さに目が回ってたころ。この映画を観たら、あのごちゃごちゃが急に、街の元気さに見えてきた。
好きなところ
ゆがんだ遠近感。建物が少し傾いてたり、道が曲がって見えたりする。それが、子どもの目から見た街の大きさに感じられる。正確な遠近法より、気持ちの遠近法を選んでるんだと思う。私にはない発想で、いつもくやしい。
ハマるワンポイント
人物より先に、背景の看板や落書きの文字を探してみて。どんな人が住んでる街なのか、そこから見えてくる。

5番目のおすすめ: クロース

アニメ 2019

選んだ理由
手で描いた線なのに、光が立体のCGみたいに回りこむ。平面の絵と立体の光を混ぜるやり方が、すごく新しく見えた。冬の物語を、冬の光の色で観られる一本。寒い季節の夜に、毛布をかぶって観てほしい。
こんな時に
大学の課題が終わらない十二月の夜、ひと休みのつもりで再生した。観終わったら心があったまりすぎて、課題は結局、次の日の朝にやった。
好きなところ
顔に当たる光と影のやわらかさ。線は手描きのままなのに、頬の丸みに光が沿って流れる。写実で描くときに私がいちばん苦労するところを、絵本みたいな画面でさらっとやってる。描き方の国境って、もうないのかもって思った。
ハマるワンポイント
暖炉やランプが出てくる場面で一時停止して、人の顔に当たる光を見てみて。手描きとは思えない柔らかさだから。

国をまたいで描かれた場所

6番目のおすすめ: ヴィンランド・サガ

漫画 2006

選んだ理由
北の海と戦士たちの話を、ここまで重く描けるんだって驚いた。寒さ、船、鎧の重さ。遠い国の昔を、体の感覚で読ませてくれる。強さとは何かを、ゆっくり考えたい日に開いてほしい。
こんな時に
黒帯の審査の前に読んだ。強くなりたい気持ちと、強さが怖い気持ちが、両方あった時期。読み終えて、自分がなぜ空手を続けたいのか少し分かった。
好きなところ
戦う場面の体の描き方。剣を振る前に、ちゃんと足が地面を押してる。斬り合いが速いのに、ごまかしがない。空手の目で見ても嘘がなくて、だからこそ一つ一つの暴力が重い。読み終わると、拳を握るのが少し怖くなる。
ハマるワンポイント
戦いの場面は、足元だけを追って読んでみて。誰が本気で踏みこんでいるのか、重さがまるで違って見えるから。

7番目のおすすめ: ベルサイユのばら

漫画 1972

選んだ理由
フランスの宮廷を、日本の少女漫画のきらめきで描いた作品。フランス語の街で育った私には、知ってる歴史が違う衣装を着て出てくるみたいで、ずっと面白い。国の歴史が、別の国の絵で生まれ変わる。
こんな時に
フランス語の授業で、歴史の単語がどうしても覚えられなくて困ってたとき。人物の顔と名前で覚えたら、次のテストで少しだけ点が上がった。
好きなところ
瞳の中の星と、背景に散る花。日本の少女漫画の描き方で、遠い国の歴史がドラマになる。現地の絵画とはまるで違う見せ方なのに、ドレスの重さや宮殿の広さは、ちゃんとコマから伝わってくる。その掛け合わせの妙が、私は好き。
ハマるワンポイント
ドレスの描き込みがいちばん多いコマを探してみて。そこが、たいてい物語の大事な場面になってるから。

8番目のおすすめ: MONSTER

漫画 1995

選んだ理由
ヨーロッパの街並みが、驚くほど静かに、正確に描かれてる。石畳、古い病院、冬の駅。派手な演出に頼らずに、じわじわ怖くなるサスペンス。外国の街を、絵葉書じゃなく暮らしの場所として描いてるのがうれしい。
こんな時に
眠れない夜に、うっかり一巻だけのつもりで読み始めた。気づいたら朝になってて、窓の外が明るくなってから、やっと怖くなった。
好きなところ
大声を出さない怖さ。人物が叫ばないぶん、背景の静けさが不安を運んでくる。ヨーロッパに住んでたころの、冬の夕方の空気をそのまま思い出した。知ってる街の静けさが、ページの中で急に意味を持ち始める感じがたまらない。
ハマるワンポイント
背景の窓の明かりと、通りにいる人の数に注目してみて。誰がどこにいるのか、だんだん気になり出すから。

9番目のおすすめ: ゴールデンカムイ

漫画 2015

選んだ理由
北の大地の暮らしと料理と道具が、すごく細かく描かれてる。冒険もアクションも全力で、でも食事の場面になると急にのんびりする。その温度差がたまらない。知らない文化に、おなかから入っていける作品。
こんな時に
日本の大学に入って最初の冬、寒さに慣れなくて部屋にこもってたとき。食べる場面のたびにおなかがすいて、夜中に何度も台所へ行った。
好きなところ
道具の描き方に手抜きがないところ。どうやって使うのか、どう作るのか、絵を見れば分かる。知らない文化に出会ったとき、「それ、なに?」って聞きたくなる気持ちを、ページの上でそのまま味わえる。私の口ぐせが、ずっと出っぱなし。
ハマるワンポイント
料理の場面は、材料と道具を全部指でなぞって数えてみて。作り方まで分かるくらい、ちゃんと描いてあるから。

10番目のおすすめ: レッドタートル ある島の物語

アニメ 2016

選んだ理由
台詞がない映画。波の音と、風と、人の息だけで進む。ヨーロッパの絵の線と、日本のアニメの間の取り方が、一つの画面で静かに混ざってるように感じた。言葉に疲れた日のための一本。
こんな時に
通訳の仕事が続いて、言葉を聞くのも話すのも疲れてた週末。言葉のない映画が、こんなに休めるなんて知らなかった。観終わって、久しぶりにぐっすり眠れた。
好きなところ
空の広さ。人物が小さく、空と海が大きく描かれる場面が多い。線は細くて少ないのに、遠くまで見える。言葉がないぶん、私は全部を絵で受け取るしかない。それが、子どものころ図書室で漫画をめくってたときの感じに、少し似てた。
ハマるワンポイント
音量を少し上げて、最初の三十秒だけ目を閉じて聞いてみて。それから目を開けると、空の広さが違って見える。

体の動きに嘘がない

11番目のおすすめ: イップ・マン 序章

映画 2008

選んだ理由
アニメじゃなくて実写のカンフー映画。でもアクションの「当たってる感じ」を知るには、ここから入るのがいちばん早い。武道をやる人間として、礼と強さの関係を考えさせられる。
こんな時に
空手の大会で負けた日の帰り道に観た。悔しくてしかたなかったのに、観終わったら、着替えるより先に自分の部屋で型の練習を始めてた。
好きなところ
手の速さより、立ち方。構えたときの重心が低くて、ぶれない。だから速い手が生きる。アニメのアクションを観るとき、私はいつもこの映画の立ち方を物差しにしてる。強い人ほど、戦う前が静か。そこがいちばんかっこいい。
ハマるワンポイント
戦う前に、相手と向き合う一瞬の足元を見てみて。勝負はもう、構えたところで始まってるのが分かるから。

12番目のおすすめ: ナタ~魔童降臨~

アニメ 2019

選んだ理由
中国の神話の男の子が、とにかくやんちゃで、とにかく強い。CGの派手さと、古い神話の世界の色が、遠慮なくぶつかり合ってる。元気がほしい日に、テンションを上げてくれる一本。
こんな時に
テスト前日なのに、勉強が全然進まなかった夜。気分転換のつもりで再生したら、観終わったころには元気が出すぎて、結局ぜんぜん眠れなかった。
好きなところ
戦いの場面の画面の詰め込み方。炎も水も光も全部いっぺんに出てきて、目が足りない。でも、ちゃんと主人公の動きだけは見失わない。派手さの中に一本の線を通してる。中国のアニメの勢いって、こういうところにあると思う。
ハマるワンポイント
主人公の髪とひもの揺れだけを追ってみて。画面がどれだけ派手でも、動きの速さと向きがちゃんと分かるから。

13番目のおすすめ: カウボーイビバップ

アニメ 1998

選んだ理由
宇宙なのに、どこかの国の港町みたいに見える。いろんな国の音楽と街の匂いが混ざってて、国籍のないかっこよさがある。アクションの手足の使い方も本物っぽくて、夜に一話ずつ観たくなる。
こんな時に
大学の夜のバイトの帰り、ひとりで夜食を食べながら一話ずつ観てた。毎回、音楽が終わるまで箸が止まってて、いつもごはんが冷めてた。
好きなところ
格闘の場面。手と足のリズムが、ちゃんと武術のリズムになってる。空手の人間が観ても、当たり方が気持ちいい。それと、どの星の街も、看板の文字がいろんな国の言葉で混ざってるの。国境がないのに、生活感だけはある。
ハマるワンポイント
一話目は、音楽が流れ始めるところで音量を一つ上げてみて。そこから先は、もう止められなくなるから。

14番目のおすすめ: アバター 伝説の少年アン

アニメ 2005

選んだ理由
日本の外で作られたアニメなのに、日本のアニメと東洋の武術の影響がたっぷり見える。四つの国の、それぞれの戦い方が、それぞれ違う武術の動きで描き分けられてるのが面白い。
こんな時に
英語の街に住んでた小学生のころ、毎日の楽しみだった。学校の友達と、どの国の技がいちばんかっこいいかで、休み時間じゅう言い合ってた。
好きなところ
国ごとに「動きの言葉」が違うところ。ある国は流れるように、ある国は地面を踏みしめて、ある国は鋭く。キャラクターの性格まで、戦い方で分かる。どこの国のアニメ、って一言で言えないところが、私にはいちばんしっくりくる。
ハマるワンポイント
技を使う瞬間の足の向きと腰の高さに注目してみて。国ごとに、立ち方からちゃんと違うのが分かるよ。

15番目のおすすめ: AKIRA

アニメ 1988

選んだ理由
どの国に住んでても、絵を描く友達はみんなこの作品を知ってた。バイクの光、崩れる街、描き込みの量。手で描くアニメの力を、日本の外から教えてもらったような一本。描く人なら一度は観てほしい。
こんな時に
美術の授業で、先生に「この映画は観ておきなさい」と言われた。週末に観たら、次の週から私の絵の描き込みが、だいたい倍になってた。
好きなところ
光の線。バイクのライトが残す赤い尾。手で描いた光なのに、目に焼きつく。あと、街が細かい。窓の一つ一つまで描いてある。海外の友達が、日本のアニメといえばまずこれを挙げるのが、観て分かった。描く人間を本気にさせる絵。
ハマるワンポイント
夜の道路の場面で一時停止して、光の線が何本あるか数えてみて。全部手で描いたと思うと、くらっとするよ。

画面の作り方が違う

16番目のおすすめ: ミッチェル家とマシンの反乱

アニメ 2021

選んだ理由
立体のCGの上に、落書きやスケッチがどんどん描き足されていく映画。ノートの端っこに描いてたいたずら描きが、そのまま画面に飛び出してきたみたい。にぎやかな家族の話が好きな人にも。
こんな時に
インターン先のイベントの準備で、毎日へとへとだった週。ばかみたいに声を出して笑って、次の日の朝はちょっとだけ元気に起きられた。
好きなところ
きれいに作ったCGを、わざと手描きで汚してるところ。完璧より、いびつさを大事にしてる。私は写実で描くから、ついきれいに仕上げたくなる。でも、この映画を観ると、雑な線にも気持ちがのるんだって思い出せる。
ハマるワンポイント
画面の端にふっと出てくる手描きの文字や落書きを、見逃さないように追ってみて。二回目のほうが楽しいよ。

17番目のおすすめ: 宝石の国

アニメ 2017

選んだ理由
体が宝石でできた人たちの話。立体のCGで作られてて、光が体の中を通り抜けていく。手描きとは違う、日本のアニメのもう一つの顔が見られる一本。描く人には、透明の描き方の教科書になる。
こんな時に
写実の絵で、透明なガラスのコップがどうしても描けなかったとき。この作品を一話観たら、色の重ね方のヒントがいくつも見つかった。
好きなところ
光の通り方。宝石の髪や肌に、外の光が入って、中で色を変えて出ていく。透明なものを描くとき、私は輪郭ばかり気にしてた。でも本当は、透けて見える向こう側を描けばいいんだって分かった。描く人間には、教科書みたいな作品。
ハマるワンポイント
晴れた場面で、キャラクターの髪の中に何色の光が入ってるか数えてみて。思ってるよりずっと多いから。

18番目のおすすめ: Flow

アニメ 2024

選んだ理由
台詞のない動物たちの映画。人の言葉がひとつもないのに、誰が怖がってて、誰が勇気を出したのか、ちゃんと分かる。言葉の壁がない作品を、言葉の違う誰かと一緒に観たいときに。
こんな時に
住んでる国の違う友達と、オンラインで同時に再生して観た。字幕がいらないって、こんなに楽なんだねって、観終わってから二人で笑った。
好きなところ
カメラが動物の目の高さで動くところ。低い位置から見上げる世界は、水も木も大きくて、少し怖い。その怖さを、台詞なしで体で感じられる。言葉を全部取り去っても物語は残るのか、っていう問いへの、ひとつの答えだと思う。
ハマるワンポイント
最初の場面は、主人公の耳としっぽの動きだけで気持ちを読んでみて。言葉がなくても、ちゃんと聞こえてくる。

19番目のおすすめ: GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊

アニメ 1995

選んだ理由
近未来の街を、静かに、重たく描いた映画。海外に住んでたころ、映画好きの友達との会話に何度も出てきた理由が、観て分かった。アクションの場面の、体の重さの描き方も好き。
こんな時に
大学に入ったばかりで、自分のことを誰にも話さなくていい静かな夜がほしかったとき。観終わったあと、しばらく何も話したくなかった。
好きなところ
水と雨と、街の音のない時間。戦いの場面よりも、何も起きない場面のほうが長くて、その静けさにどんどん引きこまれる。それと、通信や端末の描き方が、妙にリアルで好き。……なんでそこが好きかは、聞かないでね。
ハマるワンポイント
街をただ眺めるだけの場面で、早送りせずに最後まで待ってみて。その静けさが、この映画の本当の顔だから。

20番目のおすすめ: 東京ゴッドファーザーズ

アニメ 2003

選んだ理由
冬の東京の、きらきらしてない側を描いた映画。路地や橋の下や古い建物が、写真みたいに正確に描き込まれてる。最後の一本は、いま私が暮らしてる国の街で締めたかった。知ってる街の、知らない顔。
こんな時に
日本で迎えた最初の年末、街の明かりがまぶしすぎて少しさみしかった夜。観終わったら、なぜか近所を一周歩きたくなって、実際に歩いた。
好きなところ
人の顔の描き分け。きれいに整えた顔じゃなくて、しわや表情のくせまで、ひとりひとり違う。写実の絵を描く私には、この顔の描き方がいちばん勉強になる。街の背景も、看板一つまで手を抜いてない。知ってる街が、知らない顔を見せてくれる。
ハマるワンポイント
人物の顔のアップが来たら、口元のしわだけを見てみて。その人の気持ちが、だいたい全部そこに描いてある。

国が違えば、線も色も黙り方も違う。知らない国の一本を観たら、次はその隣に日本の一本を並べてみて。違いが見えたら、もうあなたも国境を越えてる。

この記事の作品

クロース
アニメ 2019 · 映画 #ファンタジー #コメディ
MONSTER
漫画 1995 · 単行本シリーズ
AKIRA
アニメ 1988 · 映画 #SF #アクション
Flow
アニメ 2024 · 映画 #冒険 #ファンタジー
話した人 エマ 国を越えて物語を拾う才女 エマの記事をもっと読む →

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