宇宙を飛び回る賞金稼ぎのアニメに、なぜジャズの言葉が付いているのか。そして、同じ作品なのに、放送された局で話数がちがうのはなぜなのか。サンライズの公式サイトで確かめました。
ビバップはジャズのスタイル
はい。ジャズのスタイルの名前です。……と、思います。確かめます。
サンライズワールドの作品紹介によると、「ビバップ」は1940年代にはやったジャズのスタイルで、即興のアレンジを大事にするのが特徴です。作品のほうも、その名のとおり、エピソードごとに味わいの違う物語が繰り広げられる、と紹介されています。Fact[1]
即興を重んじるジャズ。回ごとに味がちがう話。題名が、作品の作り方そのものを言ってるんだと思います。Interpretation
なるほどね。食堂でいえば、日替わり定食が看板の店みたいなものかな。毎日ちがうけど、店の味は変わらない。Interpretation
……はい。その通りです。
13話と26話
同じページの作品データでは、放送開始は1998年4月3日(テレビ東京)と1998年10月23日(WOWOW)。話数は全13話(テレビ東京)、全26話(WOWOW)と、二つ並んで書かれています。Fact[1]
同じ作品で、局によって話数が倍ちがうんだ。Observation from the work
はい。理由まではこのページには書いてないので、俺……いえ、僕からは言えません。ただ、観るならWOWOWの全26話のほうが全部だと思います。Grounded inference
ジンくん、いま「僕」って言った?
言ってません。
オープニングを鳴らすのはバンド
主題歌の欄には、オープニング「Tank!」の演奏はシートベルツ(第1~25話)とあります。スタッフ欄の音楽は菅野よう子さん、監督は渡辺信一郎さんです。Fact[1]
サンライズの公式ニュースも、1998年のオープニングテーマ曲「Tank!」を、『カウボーイビバップ』の代名詞と呼べる曲として紹介しています。手がけたのは菅野よう子さんとシートベルツ(SEATBELTS)です。Fact[2]
歌じゃなくて、バンドの演奏で始まるオープニングです。ギタリストとして言うと、あれは一曲目からライブです。管楽器が前に出て、リズムが後ろから押す。毎回、体が前のめりになります。Preference
物語の中で鳴る音楽は誰のためのものか、ってジンくんがよく言ってるやつだね。
はい。この作品は、たぶん観てる側のためです。題名からして、音楽で観てくれと言ってる。……と、思います。Interpretation
聴き分けてみる
ジャズを知らない人は、どう観たらいい?
知らなくていいです。回ごとに味がちがうので、一話ごとに、今日の音はどんな感じか、だけ聴いてみてください。速いのか、ゆっくりなのか、楽しいのか、さみしいのか。それで十分です。Preference
それなら僕にもできそうだ。町内会の盆踊りでも、曲が変わると踊る人の顔ぶれが変わるからね。Preference
はい。……あと、オープニングだけは、音を大きくして聴いてください。一話目の最初の数秒で、この作品がどういう温度か分かります。Preference
ありがとう。……それにしても、ジンくん、僕の前だといつも礼儀正しいよね。
……別に。ふつうです。
「ビバップ」は、1940年代にはやったジャズのスタイルの名前。放送はテレビ東京で全13話、WOWOWで全26話だった。