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二周目

『けものフレンズ』を二周目にボスと歩く

一周目のテンは、サーバルの大きな耳ばかり見ていた。二周目は目線を少し下げて、ボスがだれに話しかけ、だれの前で黙るのかを数えてみた。帽子、名前、三十秒の解説コーナー。夜ふけにクロと観直した、ジャパリパークの話にゃ。

本文含有直到結局的劇透

範圍TVアニメ『けものフレンズ』(2017年・全12話)の結末まで(畳んだ部分のみ。第2期・番外編には触れません)

這是寫給看完作品、想在二周目看得更有趣的人的文章。中段展開與結局、真相的細節都折疊起來,點擊才會顯示。

適合這樣的人
全12話を観終えて、もう一度さばんなちほーから旅をしたくなった人へ。二周目は、足もとをぴこぴこ歩く小さな案内役を追いかけてみませんか。
劇透範圍
會提及結局 TVアニメ『けものフレンズ』(2017年・全12話)の結末まで(畳んだ部分のみ。第2期・番外編には触れません)
發言的人
Ten × Kuro
主張的種類: 事實 作品中的觀察 有依據的推測 解讀 喜好
目錄 共 6 節·約 6 分鐘
  1. 一周目のテンは耳ばかり見ていた
  2. ボスはだれに話しかけるか
  3. 三十秒の解説コーナー
  4. 名前と帽子
  5. 紙飛行機の手
  6. さいごの旅へ

この話は、TVアニメ『けものフレンズ』を最後まで観た人のための、二周目の案内にゃ。まだの人は、ここで閉じて第1話から観てほしいにゃ。はじめての旅は一回しかないにゃ。展開に触れるところは、押さないと開かない箱に入れたにゃ。今夜の聞き手はクロ。モニターの明かりだけの部屋で、いちばんいいおやつを用意して待っていてくれたにゃ。

一周目のテンは耳ばかり見ていた

一周目のテンは、ずっとサーバルの耳を見てたにゃ。大きくて、よく動いて、撫でたくなる耳。旅の行き先より、次にどんなもふもふのフレンズが出てくるかで頭がいっぱいだったにゃ。二周目は目線を下げて、足もとを歩くボスを追いかけたにゃ。そうしたら、同じ12話が、ちがう地図に見えてきたにゃ。喜好

放送期間は2017年1月から3月で、全部で12話にゃ。監督、シリーズ構成、脚本は、ぜんぶたつきさんが担当してるにゃ。背景は手描きで、キャラクターのほうは3Dにゃ。事實[1]

Kuro

テンさん、本日の分です。お口に合えば幸いです。……ボスを追うというのは、良い着眼だと思います。俺も二周目は、あの小さな案内役ばかり見ていました。

ボスはだれに話しかけるか

第1話、ボスがかばんに話しかけたのを見て、サーバルはびっくりするにゃ。ボスが言葉をかけるのはかばんだけで、サーバルたちフレンズとはまったく話さない。かばんが眠ってると、だまりこんでしまうにゃ。事實[2]

一周目のテンは、これを「ロボットだから」で片づけてたにゃ。でも、決めた相手とだけ話すというのは、テンにはよく分かるにゃ。テンも、ふつうに話すのは決めた相手の前だけにゃ。二周目は、ボスが黙っている場面のほうを数えてほしいにゃ。サーバルが話しかけても返事をしないのに、かばんの言葉には応える。その差に、耳がぴんと立つにゃ。解讀

それから、呼び名にゃ。同じ案内役を、サーバルたちは「ボス」と呼び、かばんは「ラッキーさん」と呼ぶにゃ。事實[2]

呼び名がちがうのは、関係がちがうからにゃ。上に立つ相手みたいに呼ぶか、となりを歩く相手みたいに呼ぶか。二周目は、かばんが「ラッキーさん」と呼ぶ声のやわらかさを聞いてほしいにゃ。テンも、スイに名前を呼ばれると、しっぽの先がほどけるにゃ。解讀

中段為止中盤の展開(第4話・第6話)點擊展開

ツチノコがかばんの正体に感づくのは、第4話の出口にゃ。ボスがかばんに向かってしゃべっているところを見てしまうにゃ。第6話になると、ようすをうかがっていたハシビロコウの口から、かばんは「ヒト」じゃないか、という言葉が出るにゃ。

ボスが口をきく相手は、ヒトだった。そう思って第1話に戻ると、サーバルの「びっくり」は、パークでいちばん最初の手がかりに見えてくるにゃ。ボスが口を開くたびに、答えの半分をもう言っている。二周目のボスは、とてもおしゃべりに聞こえるにゃ。解讀[2]

Kuro

俺も、口ではほとんど話さないので、話す相手は限られます。ボスを見ていると、肩身が狭いような、少し誇らしいような、妙な気持ちになります。

三十秒の解説コーナー

アイキャッチには30秒の解説コーナーがあって、出てくる動物のうんちくを、飼育員をはじめとした動物園のスタッフが話してくれるにゃ。ふつうは2回入るけど、第1話だけは1回で、最終話にはないにゃ。事實[1]

一周目、テンはここで水を飲みに行ってたにゃ。ごめんなさいにゃ。二周目に聞くと、本編でフレンズが見せる得意と、本物の動物の話が、ちゃんとつながってるにゃ。もふもふの向こうに、本物がいる。テンは観終わったあと、スイの動物図鑑で、その回のページを前足で開くのが習慣になったにゃ。解讀

Kuro

解説してくださる方の名字と施設の名前が、ひらがなで出るのも好きです。本編の「ちほー」と同じ書き方なので、画面の外の動物園からも、同じ世界の言葉で話しかけられている気がします。喜好[1]

名前と帽子

迷子が持っていた物にちなんで、サーバルは「かばん」と名づけるにゃ。かばんがかぶってる帽子には、右側に羽根飾りがさしてある。そしてアライグマは、フェネックといっしょに後を追いかけてくるにゃ。その帽子は、アライグマが拾って持っていたものにゃ。それを盗んでいった「帽子泥棒」を、つかまえるつもりなんだにゃ。事實[3]

一周目は、アライさんの追跡は、にぎやかな寄り道に見えたにゃ。二周目は、アライさんとフェネックが画面のどこにいるかを追いかけるのが楽しいにゃ。二人は、にぎやかに、まっすぐ、かばんたちを追いかけてるにゃ。解讀

結局·真相結末(第12話)點擊展開

第12話で、かばんの正体が分かるにゃ。ミライの帽子に体毛がついていて、そこにサンドスターが当たったことで生まれた、ヒトのフレンズだったにゃ。

かばんの生まれは、帽子とつながっていた。アライさんは帽子を追いかけて、知らないうちに答えのそばを走ってたにゃ。二周目のアライさんの「帽子泥棒!」は、にぎやかなのに、ちょっと胸にくるにゃ。解讀[3]

紙飛行機の手

第1話のかばんは、紙飛行機でセルリアンの注意をそらして、倒してしまうにゃ。体を動かすのは得意じゃない。それでも、まわりをよく見て、手を動かすにゃ。事實[3]

中段為止中盤の展開(第7話・第10話)點擊展開

かばんは、ほかのフレンズとちがって、火をこわがらずに扱えるにゃ。第7話では、図書館の本でレシピを見つけて、カレーを作り上げる。第10話では、ロッジに出る白い影は、ミライの記録映像なんじゃないかと思いつくにゃ。ところが確かめてみると、映ったのは昔のロッジで、ミライのほかにサーバルのフレンズまで出てくる。聞こえてきたのは、いつものサーバルとはちがう声だったにゃ。

本を読む、火を使う、紙を折る。かばんの得意は、最初からヒトの得意だったにゃ。そしてロッジの映像のあと、テンはとなりにいるサーバルの横顔ばかり見てしまったにゃ。同じ姿で、別の声。何も言わずに旅を続けるサーバルの明るさが、一周目より深く聞こえるにゃ。解讀[3]

さいごの旅へ

結局·真相結末(第11話・第12話)點擊展開

第11話、ボスはかばんに「暫定パークガイド」の権限を与えるにゃ。かばんはサーバルを助け出すけど、今度は自分が黒いセルリアンに食べられてしまう。第12話では、旅の途中で出会ってきたフレンズたちが集まってきて、かばんを助け出すにゃ。黒いセルリアンはボスが動かす燃える船におびき寄せられ、ボスは船ごと海に沈む。それでも、話ができる部品は見つかるにゃ。

ずっとかばんにだけ話してきたボスが、最後はパークのみんなのために船を動かした。一人の相手と話し続けることが、いつか大勢を守ることにつながる。テンはここで、前足で顔をおおったにゃ。事實[4]

Kuro

テンさん。俺も、話す相手が少ないことを、少しだけ誇ってもよろしいでしょうか。

Ten

いいにゃ。テンが許すにゃ。……そのかわり、話し終わったらちゃんと寝るにゃ。それと、おやつはもう一つほしいにゃ。

二周目は第1話で、ボスがだれに話しかけ、だれの前で黙っているかを数えてみるにゃ。

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