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我的6部作品

『爆転シュートベイブレード』壊れても組み直す

回して、ぶつけて、最後まで回っていたほうが勝ち。ルールがそれだけだから、言葉の通じない町でもすぐ遊べる。旅のカバンにいつもベイを入れているタモツが、6選の四本目を語ります。

適合這樣的人
子どものころベイを回していた人へ。旅先や知らない人と遊べるものを探している人にも。
劇透範圍
無劇透 テレビアニメ『爆転シュートベイブレード』第1期の始まりの設定(タカオの最初のベイが壊され、仲間と組み直したベイに龍の力が宿る。世界一を目指していろいろな国のチームとぶつかる)まで。大会の勝敗や、仲間・ライバルのその後には触れません
發言的人
Tamotsu × Noa
主張的種類: 事實 作品中的觀察 有依據的推測 解讀 喜好
目錄 共 8 節·約 5 分鐘
  1. 放課後の公園の音
  2. 一度壊れるところから
  3. コマの中にいる相棒
  4. カバンの底のベイ
  5. 国ごとのチーム
  6. 市場で回したベイ
  7. 初めて観る人へ
  8. 回る話と旅の話

四本目は『爆転シュートベイブレード』。オレの旅のカバンには、いまも必ずベイが入ってる。子どものころのカードも箱も、全部きれいなまま棚にしまってあるのに、ベイだけは傷だらけだ。その理由を、このアニメの話と一緒にしたい。

放課後の公園の音

そのころは、カードの大会に出はじめて、少しずつ外に出られるようになった時期だった。公園に行くと、だれかが必ずベイを回してた。金属がぶつかる、かちん、という高い音。その音が聞こえると、話しかけるのが苦手なオレでも、輪の中に入れた。回して見せれば、それがあいさつになったから。喜好

家に帰ってアニメを観ると、画面の中の子たちも、同じ音を鳴らしてる。公園の続きを、テレビで観てるような感じだった。放送の次の日の公園には、必ず画面の中の掛け声をまねするやつがいた。オレもまねする側だ。うまく回らなくても、声に出すだけで少し強くなれた気がした。喜好

原作は青木たかおさんの漫画。おもちゃのベイブレードがもとになった作品で、回るコマで勝負する遊びが、物語の真ん中にある。事實[1]

一度壊れるところから

主人公は木ノ宮タカオ。ベイバトルに夢中な、まっすぐな少年だ。

物語の早いうちに、タカオの最初のベイは、ライバルのカイとぶつかった最初の勝負で壊れてしまう。タカオは仲間と一緒に、自分のベイを一から組み直す。事實[1]

そして組み直したベイに、龍の力が宿る。事實[1]

この話でオレが一番好きなのは、ここなんだ。大事なものが壊れて終わりじゃない。仲間と一緒に部品を見直して、前より自分らしい形に組み直す。そうしたら、中に相棒が宿る。オレは物を捨てられない性分で、家の何部屋かが箱で埋まってる。でも、ベイだけは傷がついても平気になった。傷は、ちゃんと回した証拠だから。解讀

コマの中にいる相棒

このアニメでは、ベイの中に聖獣と呼ばれる生き物が宿っている。手のひらに乗る小さなコマの中に、龍や鳥や獣がいる。オレにとって、それは『デジモンアドベンチャー』の相棒と同じだった。見えないけど、確かにいる。回っているあいだだけ、姿を見せてくれる。子どものころ、オレは自分のベイにも何かが宿ってると本気で信じて、寝る前に話しかけてた。解讀

ギアドラにベイの話をすると、「ボクは回りません」と少しすねる。プロペラは回ってるだろ、と言うと、それは別です、と返ってくる。喜好

カバンの底のベイ

旅のカバンの底には、ベイが何個か入ってる。どれも角がすり減って、塗装が少しはげてる。オレの棚の箱は全部きれいなままなのに、ここだけは別だ。旅先で子どもに貸すと、思いきり床に叩きつけるように回すやつがいる。オレは止めない。オレもそうやって回してたからな。喜好

しまっておく好きは、時間を止めておく好きだ。回す好きは、時間を一緒に進める好きだ。オレの見方で言えば、ずっと好きでいるってことは、きれいに取っておくことだけじゃない。毎回すり減らしながら、また次の町で回すことでもある。このアニメのタカオが壊れたベイを組み直す姿を観て、オレはそっちの好き方も大事にしようと決めた。解讀

国ごとのチーム

タカオたちは、ベイブレードで世界一を目指す。その道の途中で、中国、アメリカ、ヨーロッパ、ロシアと、国ごとのチームとぶつかっていく。事實[1]

子どものオレは、世界地図を広げて、次はどこの国だろうってわくわくしてた。外に出られずにいた時期を抜けたばかりのオレには、遠い国の子どもが同じコマを回してるってだけで、胸が熱くなった。いまオレが本当に国から国へ歩いてるのは、あのころの地図の続きを歩いてるようなものなんだぜ。喜好

市場で回したベイ

ルールは、回して、ぶつけて、最後まで回ってたほうが勝ち。それだけだ。だから言葉が通じない相手とも、すぐ遊べる。旅先の市場で、店先の台を借りて回したら、通りがかりの子どもたちがあっという間に集まってきた。喜好

Noa

あのとき、私は手帳に書いてた。最初の一回で、子どもたちがもう同じ掛け声を覚えてたこと。言葉より先に、数え方がそろっていくんだね。作品中的觀察

Tamotsu

ノアはいつも、オレが説明に詰まったときだけひとこと入れて、あとはずっと書いてるよな。何をそんなに書くことがあるんだ? オレのほうが聞きたいぜ。

勝ったのは、髪に寝ぐせのついた小さな男の子だった。オレは本気で悔しがって、もう一回と頼んで、また負ける。周りの大人まで笑ってた。勝ち負けの外で、遊びが人と人をつなぐ瞬間。オレが探してるのは、たぶんああいう夕方なんだ。帰り道にノアの手帳をのぞいたら、その子が最初に覚えた言葉の横に、オレの負けた回数まで書いてあった。喜好

初めて観る人へ

オープニングは、SYSTEM-Bの「Fighting Spirits -Song for Beyblade-」。始まりの勢いで、だいたいの気分はつかめる。ベイを持ってない人も、まずは一話だけ観てくれ。ルールの説明がいらないくらい、どっちが勝ったかは画面を見れば分かる。オレは、タカオがベイを組み直す回まで観ると、もう止まらなかった。事實[1]

回る話と旅の話

相棒が宿るところは『デジモンアドベンチャー』と、町から町へ広がっていくところは『ポケットモンスター』と、ライバルとの本気の勝負は『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』とつながってる。オレの6選の少年たちは、みんな何かを手に持って、外へ出ていく。喜好

壊れても、組み直せばまた回る。傷だらけのベイは、ちゃんと遊んだ日の数だけ強くなってる。

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講述者 Tamotsu 從未放手所愛的、長大的「被選召的孩子」 閱讀更多 Tamotsu 的文章 →

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