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日常

公園のベンチでケントを熱弁する

劇透範圍 會提及結局 アニメ『パウ・パトロール』のTVシリーズ(日本語吹替版)のうち、新しい仲間が入る回とロボドッグの回の中身と、劇場版『パウ・パトロール ザ・ムービー』の結末まで。『パウ・パトロール ザ・マイティ・ムービー』には触れません

十月の土曜のお昼すぎ。図書館のとなりの公園で、ソウタはノートに描いた乗りものをナギに見せた。『パウ・パトロール』のリーダー、ケントのどこが好きか。劇場版の結末までのネタバレありです。

本文含有直到結局的劇透

範圍アニメ『パウ・パトロール』のTVシリーズ(日本語吹替版)のうち、新しい仲間が入る回とロボドッグの回の中身と、劇場版『パウ・パトロール ザ・ムービー』の結末まで。『パウ・パトロール ザ・マイティ・ムービー』には触れません

這是寫給看完作品、想在二周目看得更有趣的人的文章。中段展開與結局、真相的細節都折疊起來,點擊才會顯示。

適合這樣的人
『パウ・パトロール』を子どもと一緒に観ている人へ。リーダーのケントのどこが子どもに好かれているのか、子どもの言葉で聞いてみたい人にも。
發言的人
Souta × Nagi
某一天 区立図書館のとなりの公園のベンチ 十月の土曜、お昼すぎ

十月の土曜、お昼すぎ。図書館の集会室で、好きな作品を持ち寄って話す会がお開きになったあと、ナギとソウタは、となりの公園のベンチに並んで座った。ソウタのお母さんは、少し離れたベンチで、借りたばかりの本を開いている。

ナギは小さな魔法瓶から、ほうじ茶を一口飲んだ。ソウタは水筒の麦茶を最後まで飲んでから、ひざの上で方眼のノートを開いた。

開いたページには、四角い乗りものが鉛筆で描いてあった。タイヤは四つ、前に大きなライトが二つ。車体の横には、太い字で番号が書きこまれている。消しゴムで何度か直したあとがあって、線のまわりの紙が少しだけ白っぽい。ソウタはそのページを、ナギのほうへ少しかたむけた。

Nagi

さっき、ずっと何か描いてたよね。見てもいい?

Souta

いいよ。ケントのダッシュバギー。ナンバーは01。ケントのだから、いちばん。[1]

Nagi

パウ・パトロールの、ケント?

Souta

そう! ぼくのおし。

Souta

ねえ、ナギさんは、パウ・パトロール見たことある?

Nagi

ちょっとだけ。子犬たちの犬小屋が、出動のときに乗りものに変わるのは知ってる。[1]

Souta

それ、ぼくもすき。ガシャンってなるとこ。

Souta

じゃあ、お話の中のこと、いっぱい言っちゃうよ。いい?

Nagi

うん、いいよ。大事なところは、たたんで聞くね。

Souta

ケントはね、十さい。ぼくより二こ上。[1]

Nagi

お兄さんだ。

Souta

町でこまったことがあったら、町の人がケントにれんらくする。そしたらケントが子犬をあつめて、しゅつどうをおねがいする。[1]

Nagi

ケントも、一緒に現場まで行くんだよね。[1]

Souta

バギーで行く。海だとジェットスキーになって、雪だとスノーモービルになるんだよ。[1]

Nagi

日本のテレビで始まったのは、ソウタくんがまだ一歳になる前なんだって。[1]

日本では2019年4月6日からテレビ東京系列で放送

Souta

えっ、ぼく赤ちゃんだ。おぼえてない。

Souta

ぼくが見はじめたのは、ようちえんの、いちばん小さいクラスのとき。

Nagi

ずっと一緒に大きくなってきたんだね。

Souta

おわりに、ダンスのコーナーがあるでしょ。お兄さんが、ようちえんに行って、みんなでおどる回もあるの。[1]

Souta

ぼく、テレビの前で、いっしょにおどってた。うでをこうやって、ぐるって。

Nagi

画面の向こうの幼稚園と、ソウタくんの家の居間で、同じダンスをしてたんだ。

Souta

テレビの子たちより、ぼくのほうがうまかった。たぶん。

Souta

あとね、ケントは、めキャベツがにがて。[1]

Nagi

芽キャベツ。小さいキャベツみたいなやつ。少し苦いもんね。

Nagi

私は、半分に切って、切ったほうを下にして、じっくり焼くのが好き。焦げ目のところが甘くなるの。

Souta

ぼくは、なす。ぐにゃってするから。

Souta

でも、ケントにもにがてなのがあると、ちょっとうれしい。

Nagi

うれしいんだ。どうして?

Souta

ケントって、なんでもできる人に見えるから。にがてなのがあったら、ぼくとおなじ。

Souta

子犬にも、にがてなのがあるんだよ。マーシャルは高いところ。スカイはワシ。ラブルはクモ。ロッキーは、ぬれるのがきらい。[1]

Souta

トラッカーは、くらいところがにがて。ゆうかんなのに。[1]

Nagi

みんなの苦手、全部覚えてるの、すごい。

Souta

ケントも、ぜんぶしってると思う。しってて、それでも、たのむ。

Nagi

リーダーって、得意なことを知ってる人だと思ってた。苦手なことのほうも、知ってるんだ。

Souta

うん。それに、ケントもいっしょに行くから、子犬はひとりじゃない。ぼくには、そう見える。

Souta

子犬のなかにも、リーダーみたいな子がいるんだよ。チェイス。ケントがよぶと、みんなあつまったよって、ケントに言いにくる。[1]

Nagi

リーダーの下に、もう一人、まとめる子がいるんだ。

Souta

チェイスはね、ねこのにおいで、くしゃみが出ちゃうけど。[1]

Souta

マーシャルは、あつまるときも、しゅつどうのときも、いつもころぶ。[1]

Souta

ぼく、ケントがそれでおこってるとこ、見たことない。

Nagi

毎回ころぶのが、決まりみたいになってるんだね。

Souta

ころばないと、マーシャルじゃないもん。

Nagi

町の人たちも、いろんな人がいるよね。ごはんのお店の人もいなかった?

Souta

ポーターさん。レストランの人で、アレックスのおじいちゃん。アレックスは五さいで、ケントより小さいの。[1]

Nagi

レストランがあるなら、出動のあとにみんなで食べに行けるね。

Souta

ナギさん、すぐごはんの話になる。

Nagi

レストランの場面があったら、私、画面のすみのお皿に何が乗ってるか、つい見ちゃうと思う。

Souta

じゃあ、ぼく、こんど見たとき、なにがのってるかノートにかいてくる。

Nagi

なっちゃうの。ごめんね。

Nagi

でも、十歳でみんなをまとめるのって、大変そう。ケント、夜はちゃんと寝てるのかな。

Souta

ねてるよ。たぶん。ねてるとこは、見たことないけど。

Nagi

私、そこが気になっちゃうの。頼られる人って、自分が休むのを後回しにしがちだから。

Souta

それは、ケントがつかれたら、子犬がかわりにやればいい。チームなんだから。

Nagi

リーダーが休んでも、ちゃんと回るチーム。それ、すごくいい。

Souta

ぼくも、あそびがかりで、つかれたときは、つぎの人にかわってもらう。じゃんけんで。

ソウタはノートのページをめくり、六匹の子犬の顔を、四角の中に一匹ずつ描きはじめた。いちばん端の四角だけ、黒くぬりつぶしてある。トラッカーの、くらいところらしい。

Nagi

そういえば、日本語にするときのお話、知ってる?

Souta

なに?

Nagi

英語のほうだと、子犬たちは鳴き声でやりとりしてるんだって。でも日本語にするとき、犬っぽい言い方は使わないって決めたの。[1]

Nagi

それで、鳴き声のかわりをどうしようって考えてるうちに、パウっと、っていう言い方が生まれたんだって。[1]

Souta

えっ、パウっとって、そうやってできたの?

Souta

ぼく、ようちえんで、まいにちパウっとって言ってた。くつはくときも。

Nagi

ふふ。考えた人に、聞かせてあげたいね。

Nagi

あと、むずかしい言葉が出てきても、わざとそのままにした回があるんだって。窓のサッシ、っていう言葉。[1]

Souta

サッシってなに?

Nagi

窓のわく。ガラスがはまってる、まわりのところ。……ほら、いま、ソウタくん、私に聞いたでしょ。

Nagi

それを待ってたんだって。見てる子がおうちの人に聞いて、そこから親子でお話がはじまるように。[1]

Souta

ぼく、ママに聞けばよかった。

少し離れたベンチで、お母さんが本から顔を上げて笑った。ソウタは「サッシ」とノートのすみに書いて、窓の絵に矢印を一本引いた。

Souta

ねえ、ナギさん。ここから、お話のなかみいっぱい言うよ。

Nagi

うん。たたんでおくね。

中段為止途中の回(シリーズの途中から)點擊展開

ソウタ「ラブルって、さいしょは、パウ・パトロールじゃなかったの。ジェイクっていう、スキー場の人がいてね、ジェイクのところでたすける手つだいをして、すごいってみとめられて、なかまに入ったの」

ソウタ「エベレストも、そう。ゆきの原っぱにすんでる、おうちのない犬だった。ジェイクがゆきでまいごになったのを、たすけたの。それで、なかまに入れてもらえた」

ソウタ「トラッカーも。ジャングルにすんでて、ケントのいちばんの友だちのカルロスが、おとしあなにおちたのを、たすけた」

ナギ「みんな、誰かを助けたのがきっかけで、仲間になってるんだね」[1]

Souta

たたんだとこ、ぼく、いちばんすき。

Nagi

読んだ。……じんとした。

Souta

でしょ。ぼく、あそこで、ケントのことすきになったの。

Nagi

でも私だったら、あの入り方は、ちょっと緊張しちゃうかな。

Souta

……それだったら、ロボドッグは? さいしょから、ずっといるよ。

Nagi

ロボドッグ?

中段為止途中の回點擊展開

ソウタ「ロボドッグは、ケントがつくった、子犬のかたちのロボット。ほんものの犬みたいにあなをほるし、ジェットで空もとぶ。大きいくるまのうんてんもできる」

ソウタ「でもね、リモコンでうごかしてて、しっぽがアンテナなの。そこがこわれると、いうこときかなくなって、あばれちゃう」

ソウタ「ロボドッグがだいぼうそうする回も、あるんだよ。ケントがつくったのに。ケントのつくったものも、こわれる」[1]

ソウタは鉛筆の先で、ノートのロボドッグのしっぽを、ぐるぐると何度もなぞった。アンテナのつもりらしい。ナギはそれを、湯気の消えかけた魔法瓶のふたを持ったまま見ていた。

Souta

ぼく、そこ見て、ちょっとほっとした。

Nagi

ほっとしたの?

Souta

ケントがなんでもできたら、子犬のでばん、なくなっちゃうもん。

Nagi

そっか。全部できちゃう人のとなりだと、出番がないもんね。

Souta

ケントがたすけてもらう回もあるよ。ケントをすくえ、っていうの。なかみは、ないしょにしとく。[1]

Nagi

助ける人が、助けてもらう回。……そういうの、なんか好き。

Souta

あと、ライバール市長っていう人もいる。ほかの町の市長で、ニャン・パトロールっていう子ねこたちに、わるいことさせる。[1]

Souta

ニャン・パトロールの子ねこ、パウ・パトロールとほとんどおなじふくきてる。リュックから、どうぐも出てくる。[1]

Souta

ぼく、ニャン・パトロールも、ちょっとすき。まねっこしてるとこ。

Nagi

悪いほうの子たちも、好きなんだ。

Souta

子ねこは、市長に言われてやってるだけかもって思うから。

Nagi

言われてやってるだけ、か。大人のほうが、耳が痛いかも。

Souta

ケントはね、どんなトラブルもだいじょうぶって、きめぜりふを言う。パウフェクト!って。[1]

Nagi

パーフェクトの、パウ版だ。

Souta

そう! ぼく、テストで百点のときも言う。

Nagi

百点、取ったことあるの?

Souta

かん字で一回。さんすうは、まだ。

Nagi

まだ、っていうの、いいね。次がある感じがする。

Nagi

映画もあったよね。日本の映画館でも、海の向こうと同じ日に始まったんだって。[2]

2021年8月20日公開

Souta

ぼく、えいがかんじゃなくて、おうちのテレビで見た。おねえちゃんと。

Souta

えいがの話も、たたんでね。

中段為止劇場版の始まり點擊展開

ソウタ「えいがだとね、ライバール市長が、アドベンチャーシティっていう、近くの大きい町の市長になっちゃう。それで、町がめちゃくちゃになる」

ソウタ「子犬の一ぴきが、その町で、むかしのことと、もういっかいむきあわなきゃいけなくなるの。そのあいだ、リバティっていうダックスフンドが、手つだってくれる」

ナギ「リバティは、新しい子なんだね」

ソウタ「うん。その町で大きくなった子。毛がながい」[2]

結局·真相劇場版の結末點擊展開

ソウタ「リバティは、パウ・パトロールにあこがれてたみたい。いっぱい手つだって、それがみとめられて、さいごに、パウ・パトロールのなかまになる」

ナギ「テレビのラブルやエベレストと、同じ入り方だ」

ソウタ「そう。おなじなの。だからぼく、さいごのとこで、立っちゃった」[2]

Nagi

テレビの前で、立ったの?

Souta

うれしいと、立っちゃう。おねえちゃんに、まえが見えないって言われた。

Nagi

立って観る映画。それ、いい観方。

ソウタはノートを最初のページに戻した。ダッシュバギーの絵のうしろに、四角がひとつ、あとから描き足してある。

Nagi

バギーのうしろの四角、なに?

Souta

ぼくのせき。ケントのうしろにのって、つぎにだれをよぶか、いっしょにかんがえるの。

Souta

ケントになりたいんじゃないよ。ケントのとなりが、いいの。

Nagi

前で決める人じゃなくて、となりで一緒に考える人。

Souta

ひとりできめると、まちがえたとき、だれもいないから。

風が出てきて、ノートのページが一枚めくれた。ナギは魔法瓶のふたを閉め、ソウタは鉛筆をポーチのファスナーのところにはさんだ。お母さんが、本を閉じてこちらを見ている。

Souta

ねえ、こんど、パウ・パトロールごっこするなら、ナギさん、なにやりたい?

Nagi

私は、出動から帰ってきたみんなに、あったかいものを出す係がいいな。

Souta

それ、パウ・パトロールにいないよ。

Nagi

いないかあ。

Souta

……それだったら、ルール、ひとつだけ足す。おかえりのかかり。ナギさんは、それ。

Souta

ぼくは、ケントのとなりで、つぎだれが行くか、いっしょにきめるかかり。ね、それでいい?

本文中的作品

講述者 Souta 尋找不用戰鬥的玩法的8歲男孩 閱讀更多 Souta 的文章 →

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