ソウタの6選、六本目は映画です。『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』。聞き手はレイ。ソウタが好きなところを話し、映画の事実はレイが公式サイトから補います。導入より先の展開には触れません。
おねえちゃんのふでばこ
さいしょはね、おねえちゃんのふでばこにいたの。しろくまとか、ねことか。なんでみんな、はじっこにいるのってきいたら、すみっこがおちつくんだって。喜好
おうちで、おねえちゃんとみた。おねえちゃんのほうがさきにないてた。喜好
どんなお話か
公式のストーリーだと、始まりは一冊のとびだす絵本。もう古くなっていて、見つかったのは、すみっコたちのお気に入りのお店「喫茶すみっコ」の地下室。眺めているうちに急にしかけが動いて、すみっコたちは絵本の中へ吸い込まれる。そこにいたのが、ひとりぼっちのひよこ。自分がだれなのかも、どこから来たのかもわからない。事實[2]
それでね、みんなで「このコのおうちをさがそう!」ってなるの。ぼく、そこがいちばんすき。しらないコなのに、すぐさがしにいく。喜好
その台詞は、公式の文にもそのまま載っていました。すみっコたちが新しい仲間のためにひとはだ脱ぐ、って。事實[2]
すみっこにいるのがいい
すみっコたちは、まんなかにいかなくてもいいの。すみっこにいて、それでいいの。ぼく、それがすき。解讀
まんなかに行けって、言われることは多いからね。
ドッジボールのとき、ぼく、すみっこにいる。にげるのとくいだから。でも、せんせいに「まえにでて」っていわれる。……まえにでなくても、さいごまでのこってるのに。喜好
最後まで残ってるなら、それは立派な立ち位置だと思う。私も、写真を撮られるときは真ん中より端のほうが落ちつく。解讀
いろとかたちのちがい
すみっコはね、みんないろもかたちもちがうの。しろくまがいて、とんかつがいて、えびふらいのしっぽもいる。かたちもちがうから、えほんのなかにはいっても、だれがどこにいるかすぐわかる。作品中的觀察
細かいところまでよく見てる。ソウタは衣装の色の話をするときも、そうだよね。
うん。えほんのせかいを、みんなでたびするの。いつものおみせじゃないところに、いつものすみっコがいるのが、なんかへんでおもしろい。喜好
監督はまんきゅうさん、脚本は角田貴志さん、アニメーション制作はファンワークス。ナレーションは井ノ原快彦さんと本上まなみさんだと、公式サイトのスタッフの欄にあります。事實[3]
ひとりぼっちのコのこと
ひよこはね、じぶんがだれかわからないの。どこからきたのかも。ぼく、それ、すごくこまるとおもった。解讀
どうして、困ると思ったの?
だって、おうちがわからないと、かえれないでしょ。タカシさんにもきいたことある。むかしのひと、おうちにかえれたのって。かえれないのが、いちばんかなしいとおもう。解讀
帰る場所の話になると、ソウタはいつも真剣だね。解讀
うん。だから、すみっコたちが、すぐさがしにいくのがいいの。しらないコでも、まずさがす。ぼくも、てんこうせいのこがきたとき、やすみじかんにおにごっこさそった。喜好
それは、すみっコたちと同じことをしたんだね。誘われたほうは、きっと覚えてると思う。私は、知らない人に話しかけるのがすごく苦手だから、ちょっと見習いたい。解讀
レイさんも、すみっこにいるの?
……わりと。でも、すみっこでも、作業はできるから。
はじめて観る人へ
すみっコのなまえ、しらなくてもだいじょうぶ。みてたらわかる。でも、ひとりだけすきなコをきめてみると、もっとたのしいよ。ぼくは、とかげ。喜好
とかげはね、なんかすき。ぼくも、だれかのとなりにいるのはとくい。だれかがこまってたら、すぐわかるから。喜好
となりにいるのが得意、か。いい特技だと思う。好きなコの話になると、急にくわしくなるところは、私と同じだね。
大人の方へ。かわいい映画だと思って観はじめると、途中で少し胸にくる場面があるかもしれません。小さい子と観るときは、終わったあとに「どのコが好きだった?」と聞いてあげてください。話しやすいところから、感想が出てくると思います。解讀
ほかの6選とのつながり
最強王図鑑でも、まけた生きもののページ、ちゃんとよむでしょ。すみっコも、まんなかじゃなくても、ちゃんといる。ブルーイのあそびで、おちたひとがさかなになるのとおなじ。解讀
勝った人や真ん中にいる人だけじゃなく、端っこにいる誰かの居場所を見ている。ソウタの6本は、そこでつながってるんだと私は思う。六本目にこの映画が入ったのは、とてもソウタらしいと思う。解讀
まんなかに行かなくても、すみっこにちゃんといていい。知らないコのおうちをさがしに行くのは、すみっこからでもできる。