オススメ20選

クロのオススメ20選遊んで読む物語

分岐はすべて回収し、スタッフロールは最後まで観る。顔を見せない天才ゲーマーのクロが、物語の強いゲームを中心に、ネットの世界と機械の心を描いたアニメや漫画まで、まだ見ぬ物語への入口を20本選んだ。

こんな人に
遊んだ人にしか届かない物語を探している人へ。ネットや機械と人の関係を描いた作品が気になる人にも。
ネタバレの範囲
ネタバレなし
話している人
クロ
主張の種類: 作中の観察 根拠のある推測 解釈 好み

選んだ基準は一つ。遊ぶか観るかした人の中にしか残らない物語。並べ方は、出会ってほしい順で、上下じゃない。最初の10本はゲーム。自分で選んで、歩いて、見直すことで初めて読める物語。次の6本は、ネットと画面の向こうを描いたアニメ。最後の4本は、機械やAIや街に、人の心が映る作品。全部、展開には触れてない。俺の6選に入れた作品は、別の記事に書いたからここには入れてない。気になったのから、どうぞ。全部、スタッフロールまで観た。

遊んでしか読めない物語

1番目のおすすめ: Outer Wilds

ゲーム 2019

選んだ理由
小さな太陽系を、自分の足と宇宙船で調べて回るゲーム。手に入るのは、アイテムや経験値よりも知識。知ったことが、そのまま次の一歩になる。物語を読むことと遊ぶことが、ここまで重なったゲームを俺はあまり知らない。
こんな時に
会社をつくってしばらくしたころ、仕事の合間に遊んだ。気づいたら朝で、メモ帳が惑星の名前で埋まってた。久しぶりに、仕事以外で夢中になった。
好きなところ
何が起きているかを、誰も教えてくれない。残された文字や痕跡を拾って、自分で組み立てるしかない。調べ物が好きな人間には、大きなごほうびになる。分かった瞬間、画面の前で声が出た。口ではほとんど話さない俺が。
ハマるワンポイント
攻略を見ないで。メモを取りながら、気になった場所に行くだけでいい。知ることが、このゲームの全部。

2番目のおすすめ: UNDERTALE

ゲーム 2015

選んだ理由
地下の世界に落ちた子どもが、地上を目指すRPG。出会う相手と戦うか、別の道を探すか、選び方がそのまま物語になる。選んだことが意味を持つ瞬間を、これほど真っすぐ見せてくるゲームは貴重だと思う。
こんな時に
ミコと夜通し同じゲームを遊ぶようになったころ、ミコがもう遊んでいたので、あとから追いかけた。ほとんど無言で、たまに「それな」だけ送り合った。
好きなところ
敵だと思った相手の、言葉や仕草を見ることになる。殴るボタンの横に、別のボタンがある。それに気づいたときから、このゲームの手ざわりが変わる。音楽もいい。場面ごとの曲が、相手の気持ちの説明になってる。ちょっとだけ、泣いた。
ハマるワンポイント
最初の戦いで、すぐに攻撃を選ばずに、ほかの選択肢を全部見てみて。逃げる、話す、見る。戦う以外の道を探して。

3番目のおすすめ: STEINS;GATE

ゲーム

選んだ理由
秋葉原の小さなラボで、過去にメッセージを送れる仕組みを見つけてしまった若者たちの話。科学の小道具と、仲間との何気ない日々が、ていねいに積み重なっていく。文字を読むゲームの面白さが詰まってる。
こんな時に
画面の向こうに夢中だったころ。夜中に読み始めて、ラボの仲間のくだらない会話が楽しくて、気づいたら外が明るかった。ラボに入り浸りたかった。
好きなところ
序盤はとにかく日常。ラボでだべって、ジャンクを集めて、変な発明をする。そこを飛ばさないでほしい。あの何気ない会話が、あとで効いてくる。ネットの書き込み風の言葉づかいも、俺には妙に懐かしい。俺は全部、知ってる言葉だった。
ハマるワンポイント
序盤の日常パートを急がないで。ラボのメンバーの口ぐせを覚えるくらい、ゆっくり読んで。

4番目のおすすめ: 十三機兵防衛圏

ゲーム

選んだ理由
大勢の少年少女の物語を、好きな順番で読み進めるアドベンチャー。一人ひとりの話が少しずつ重なって、大きな絵が見えてくる。物語の組み立て方そのものを遊ぶゲームで、分岐を全部回収したい人間にはたまらない。
こんな時に
会社をつくったころ。仕事で複雑な事象を整理するのと、このゲームの物語を整理するのが、同じ頭の使い方だった。自作のメモ道具が役に立った。
好きなところ
同じ出来事が、別の人の視点だと全然違って見える。誰の話から読むかで、受け取り方が変わる。手描きの背景がとにかく美しくて、街の光を眺めてるだけで時間が溶ける。整理して、つながった瞬間の気持ちよさ。ずっとやってたい。
ハマるワンポイント
分からないことは分からないまま進んで大丈夫。ゲーム内の記録を見返すと、点が線になる。

5番目のおすすめ: MOTHER3

ゲーム

選んだ理由
双子の兄弟と家族の物語を中心にしたRPG。やさしい絵と言葉で始まって、遊ぶうちに心のどこかを強くつかまれる。家族とは何か、町とは何かを、遊ぶ人に考えさせてくれる。
こんな時に
最初の冒険のゲームが大好きだったから、ずいぶんあとになって手に取った。スタッフロールの間、通知を切ってた。それはいまも変わらない習慣。
好きなところ
町の人の一言が、やっぱりいい。説明しすぎない台詞が、ちょっとずれていて、やさしい。そのやさしさがあるから、物語の重さが受け止められる。章ごとに視点が変わる語り方も、ゲームならではの組み立てだと思う。刺さる。
ハマるワンポイント
町の人には全員話しかけて。何気ない一言が、あとでずっと頭に残る。急がずに、町を歩いて。

6番目のおすすめ: ゴースト トリック

ゲーム

選んだ理由
記憶をなくした魂が主人公の、謎解きアドベンチャー。身のまわりの物に乗り移って動かし、出来事の流れを変えていく。仕掛けの組み立てが軽やかで、最後の一手が決まる気持ちよさがある。
こんな時に
学校を離れたころ、パズルを解く感覚が欲しくて遊んだ。一晩で一章ずつ、と決めていたのに守れなかった。つい次の章へ進んでしまった。
好きなところ
キャラクターの動きが、とにかく楽しい。歩き方や踊り方に個性があって、見ているだけで飽きない。小さな物を一つ動かすと、ドミノのように出来事が変わる。その連鎖を設計する遊びが、仕組みを読むのが好きな人間には刺さる。
ハマるワンポイント
うまくいかなくても大丈夫。何度でもやり直せるから、気軽に試してみて。失敗の場面も、ちゃんと楽しい。

7番目のおすすめ: Return of the Obra Dinn

ゲーム 2018

選んだ理由
行方の分からなくなっていた商船が戻ってきた。乗っていた人たちに何があったのかを、一人ずつ確かめていく推理ゲーム。手がかりから答えを組み立てる過程が、そのまま物語を読む体験になってる。
こんな時に
仕事で原因を突き止める作業が続いていたころ。休みの日まで調査かよ、と自分で突っ込みながら、結局一晩で夢中になった。休みの意味とは。
好きなところ
答えを教えてくれない。顔、服、立っている場所。小さな手がかりを積み上げて、名前と運命を結びつける。当たったときの静かな確認の演出が、とにかく気持ちいい。白と黒だけの画面が、想像の余地をくれる。
ハマるワンポイント
全員の顔を一度ずつ、じっくり見て。気になった人の名前を、メモに書いておくといい。

8番目のおすすめ: 428 〜封鎖された渋谷で〜

ゲーム 2008

選んだ理由
渋谷の街で、立場の違う何人もの主人公の物語が同時に進む。ある人物の選択が、別の人物の運命に影響していく。複数の視点を行き来して、全員を良い方向に導こうとする組み立てが楽しい。
こんな時に
画面の向こうの世界に夢中だったころ。街の人ごみは苦手なのに、画面の中の渋谷なら何時間でも歩けた。人の波も、画面ごしなら平気だった。
好きなところ
実写の写真で描かれる街の空気がいい。人の多い交差点、雑多な看板。誰かの小さな行動が、別の誰かを助けたり困らせたりする。その連鎖を、自分の手で組み替えていく感覚は、ゲームでしか味わえないと思う。見事な組み立て。
ハマるワンポイント
行き詰まったら、別の主人公の物語に移ってみて。答えは、たいてい別の視点にある。選択肢を変えて試してみて。

9番目のおすすめ: Celeste

ゲーム 2018

選んだ理由
ひとりの若者が、山の頂上を目指して登るアクションゲーム。難しい場面が多いけれど、失敗してもすぐやり直せる。登ることと、自分の気持ちと向き合うことが、重ねて描かれている。
こんな時に
眠れない夜が続いていたころ、何十回も落ちながら登った。落ちるたびに、もう一回だけ、と思えるのがありがたかった。登りきった朝の空の色は、まだ覚えてる。
好きなところ
失敗の回数が、恥ずかしいものとして扱われない。何度落ちても、また同じ場所から始められる。その作りがやさしい。ドット絵の山と音楽が、登るたびに表情を変える。難しさの中に、ちゃんと休める場所がある。休んでいい。
ハマるワンポイント
難しすぎたら、遊びやすくする設定を使っていい。登りきることより、登り続けることが大事。

10番目のおすすめ: Detroit: Become Human

ゲーム

選んだ理由
人のそばで働くアンドロイドたちの物語。複数の主人公の選択によって、物語が大きく枝分かれしていく。技術と人の関係を、遊ぶ側に選ばせる形で問いかけてくる。どの選択も、重い。
こんな時に
会社をつくったころ。技術が人を守る側に回るのか、そうでないのか、毎日考えていた時期に遊んだ。他人ごとじゃなかった。いまも時々、思い出す。
好きなところ
選択のあとで、ほかのプレイヤーの選び方と見比べられるのが、妙に面白い。分岐の多さが半端じゃなくて、全部回収するのに苦労した。してよかった。自分と違う選び方をした人の理由を、つい想像してしまう。誰も間違ってない気がして、それがまた考えさせる。
ハマるワンポイント
一周目は、やり直さずに進めて。自分が選んだ物語を、一度ちゃんと最後まで見届けて。

ネットと画面の向こう

11番目のおすすめ: 電脳コイルCOIL A CIRCLE OF CHILDREN

アニメ 2007

選んだ理由
電脳メガネをかけると、街に重なったもう一つの世界が見える。子どもたちの冒険の話。ネットの世界が遠い未来じゃなく、自分の町の路地にある感じが、すごく好き。
こんな時に
画面の向こうを知ったころに観た。メガネをかけて町を歩く子どもたちが、少しうらやましかった。外に出たくなる珍しいアニメ。俺にしては珍しい。
好きなところ
子どもたちの遊び方がリアル。大人の知らないルールで、電脳の生き物を追いかけたり、裏技を交換したりする。その裏側にある、少しこわい手ざわりもいい。夏の空気と電脳の世界が、自然に溶け合ってる。夏に観たい。
ハマるワンポイント
最初の数話は、子どもたちの遊びのルールを覚えるつもりで観て。それが分かると一気に楽しくなる。

12番目のおすすめ: 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX

アニメ 2002

選んだ理由
電脳化が進んだ社会で、サイバー犯罪に立ち向かう公安の部隊の話。技術を使って人を守る仕事が、どれだけ地道で、どれだけ判断の連続かがよく分かる。守る側の物語として観ていた。
こんな時に
守る側に回ると決めたころ、仕事の手本を探すように観た。チームの動き方を、何度も一時停止して確かめた。いまも迷ったときは、あの部隊の会議の場面を見返す。
好きなところ
部隊のメンバーが、それぞれ違う得意分野を持ち寄って動く。前に出る人、情報を集める人、全体を見る人。その分担が気持ちいい。一話完結の回と、続いていく大きな事件の回が混ざっていて、観やすい。後ろの席の人間として、すごく勉強になる。
ハマるワンポイント
一話完結の回から観ても大丈夫。チームのやりとりの短い言葉に、耳をすませてみて。最初は、気になる回からでいい。

13番目のおすすめ: 東のエデン Air Communication

アニメ 2009

選んだ理由
記憶をなくした青年と、旅帰りの女子大生が出会うところから始まる話。携帯電話を通じてつながる不思議な仕組みが、物語を動かしていく。ネットで集まった人の力が、良くも悪くも働く感じが面白い。
こんな時に
会社をつくったころ。顔も知らない人たちが画面の向こうで力を合わせる話に、自分の仕事のやり方を重ねて観た。画面の向こうにも、ちゃんと人がいる。
好きなところ
ネットに集まった人たちの、ばらばらな知恵が一つにまとまる瞬間がいい。携帯電話の画面ごしの会話が、物語の中心にある。主人公の、どこか軽やかで憎めない振る舞いも好き。軽さの奥にある、まっすぐさがいい。好き。
ハマるワンポイント
第1話の、二人が出会う場面を観て。そこで心をつかまれたら、最後まで行ける。そこが合図。
選んだ理由
ネットの世界に現れた怪物に、子どもたちがパソコンの前から立ち向かう短い映画。画面の向こうの戦いと、画面のこっちの日常が同時に進む作りが、ものすごく気持ちいい。短いのに濃い。
こんな時に
画面の向こうを知ったころに観た。パソコンの前で、仲間と同じ時間を過ごしながら戦う子どもたちに、自分を重ねた。何回観たか、もう分からない。
好きなところ
テンポが速い。短い時間に、ネットの大騒ぎと家の中の日常が、交互にぎゅっと詰まってる。メールが世界中から届く場面の高揚感は、何回観ても胸が熱くなる。俺の6選にある夏の映画と並べて観るのもおすすめ。いまでも熱い。
ハマるワンポイント
短いから、気軽に観て。画面の向こうとこっちを行き来する編集のリズムに注目。時計の表示にも注目。

15番目のおすすめ: ログ・ホライズン

アニメ 2013

選んだ理由
オンラインゲームの世界に閉じ込められたプレイヤーたちが、そこで社会をつくっていく話。戦いより、仕組みづくりや話し合いが面白い。ゲームの世界を本気で生きる人たちの物語。
こんな時に
会社をつくったころ。組織のルールをどう決めるか悩んでいたときに観て、ゲームの中の話し合いに妙に学んだ。話し合いって、こんなに面白いんだと知った。
好きなところ
主人公が、前に出て戦うより、全体を見て作戦を考える参謀タイプ。後ろの席の人間として、すごく共感する。ゲームのルールを読み解いて、新しい使い方を見つける場面がたまらない。仕組みを読む人間が、ちゃんと活躍する話は貴重。
ハマるワンポイント
戦いの場面より、会議の場面に注目して。誰が何を考えて発言してるかが面白い。ゲームの話なのに、会社の話にも見えてくる。

16番目のおすすめ: PSYCHO-PASS サイコパス

アニメ 2012

選んだ理由
人の心の状態を数値で測って、事件を起こす前に取り締まる社会の話。システムに守られている側と、システムに測られている側の境目が、ずっと揺れてる。守る仕事をしてると、他人事に思えない。
こんな時に
守る側の仕事を始めたばかりのころ、監視の設定を一晩いじったあとに観た。便利にするほど、誰かを見張る道具にも近づく。その夜は、残す記録を減らしてから寝た。
好きなところ
主人公が、決まりどおりに動きながらも、目の前の人を数値だけで見ない瞬間。それと、画面の向こうから全部見えているはずなのに、肝心なことほど映らない作り。測れるものと測れないものの線を、毎話ちょっとずつ引き直される感じが好き。俺の仕事でも、いちばん大事な判断は数字の外にある。
ハマるワンポイント
最初は、新人の主人公と一緒にその社会のルールを覚えるつもりで観て。ルールが分かるほど、気になる場所が増えていく。

機械と街に映る心

17番目のおすすめ: イヴの時間 Are you enjoying the time of EVE ? 劇場版

アニメ 2010

選んだ理由
人とアンドロイドを区別しない、という決まりのある不思議な喫茶店の話。静かな会話劇で、人と機械の関係をやさしく問いかけてくる。派手な事件はないのに、心に長く残る。
こんな時に
仕事でAIに作業を任せるようになったころに観た。自分と道具の関係を、少しだけ考え直すきっかけになった。道具じゃなく、相棒かもしれない、と。
好きなところ
喫茶店という小さな場所で、いろんな客の物語が少しずつ見えてくる。誰が人で誰がアンドロイドか、分からないまま話すことの意味。会話の間の取り方がとてもていねい。コーヒーを片手に観たい。店の照明の色も落ち着いていて、好き。
ハマるワンポイント
喫茶店の決まりごとを、最初によく聞いておいて。その決まりの意味が、だんだん深くなる。

18番目のおすすめ: Pluto

漫画 2004

選んだ理由
人間とロボットが共に暮らす世界で起きる事件を、ロボットの刑事が追う漫画。ロボットたちの心の描き方がとても繊細で、人とは何かを静かに問いかけてくる。読み終えたあと、しばらく何も言えなかった。
こんな時に
守る側に回ったころに読んだ。事件を追う刑事の背中に、仕事をする自分の姿を少しだけ重ねた。守る仕事の重さを、改めて考えた一冊。いまも本棚の手前にある。
好きなところ
ロボットたちが見せる小さな仕草や表情が、胸に残る。人間らしく振る舞うことの意味を、事件を通して少しずつ見せてくる。コマ運びが落ち着いていて、一つひとつの場面をじっくり味わえる。絵の静けさが、そのまま余韻になる。
ハマるワンポイント
急いで読まないで。ロボットの表情が描かれたコマで、少し手を止めてみて。そこに物語がある。

19番目のおすすめ: パプリカ

アニメ 2006

選んだ理由
他人の夢に入り込んで心を治療する装置をめぐる物語。夢と現実の境目が溶けていく映像が、とにかく鮮やか。技術が人の心に触れるとき、何が守られるべきかを考えさせられる。
こんな時に
画面の向こうを知ったころに観た。夢と現実の境目があいまいになる感じが、ネットにつながる夜の気分と似ていた。観終わったあと、しばらく天井を見てた。
好きなところ
場面のつなぎ方が魔法みたい。一つの絵が次の絵に溶けて、気づけば別の場所にいる。音楽も、観ている側の頭をぐるぐるさせる。技術の力と、それを扱う人の責任の話としても観られる。一度観たら、また観たくなる。何度でも。
ハマるワンポイント
筋を全部追おうとしなくていい。映像の流れに身をまかせて、二回目に筋を追うのがおすすめ。

20番目のおすすめ: Blame!

漫画 1998

選んだ理由
果てしなく広がる巨大な建造物の中を、ひとりの男が黙々と旅する漫画。台詞がとても少なく、絵の中の空間そのものが物語を語っている。言葉の少ない作品が好きな人に。黙って読みたい。
こんな時に
眠れない夜に、明かりを落として一巻ずつ読んだ。台詞の少なさが、無口な自分にはちょうどよかった。ページをめくる音だけが、部屋に響いてた。
好きなところ
とにかく空間が大きい。どこまでも続く階段や通路を見ているだけで、頭の中が静かになる。説明がほとんどないから、自分で世界を読み解くしかない。それが、知らない街を歩くゲームと同じ楽しさをくれる。静かで、それがいい。
ハマるワンポイント
台詞を探さないで、絵の奥行きを見て。小さく描かれた人影を見つけると、街の大きさが分かる。

まだ見ぬ物語を、探しにいこう。スタッフロールは、最後まで観てほしい。

この記事の作品

Pluto
漫画 2004 · 単行本シリーズ
パプリカ
アニメ 2006 · 映画 #SF #サスペンス
Blame!
漫画 1998 · 単行本シリーズ
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