Articles
From information to ways of seeing. Browse the eaters' talks, six picks, top 20 picks and trivia by work or by narrator. Each one leaves you knowing which part of a work to savor again.
Content eaters, off the clockKaraoke, diners, the walk home: the eaters' everyday talk44 articles — #ミステリー Clear filters
『薬屋のひとりごと』二周目は名前と装いから
翻訳の仕事で名前ばかり気になるノアと、服の人ルカーノが、閉店後の店で二周目を観た。頬の点、夜の城壁、簪、変装、そして呼び名。一周目は謎解きだった物語が、名前と顔を作りかえて生きる人たちの話に見えてくる。
『SHERLOCK』のいくつかの回の題は原作をずらす
ドイルの探偵小説を21世紀のロンドンに移した英国ドラマ『SHERLOCK(シャーロック)』。いくつかの回の題は、原作の題の色や数を一か所だけ差し替えてあります。スタジオ帰りのレンと、順番を数えるユウリが、題名と画面に浮かぶ文字を読み比べました。
『刑事コロンボ』はテレビの前に舞台にいた
雨の駅の待合で、トキワが手帳に並べた四つの行。短編小説、一回きりのテレビ番組、舞台、そしてテレビシリーズ。『刑事コロンボ』の警部補がテレビに落ち着くまでの道のりを、古い知り合いのルカと確かめます。個々の回の犯人と結末には触れません。
『STEINS;GATE』一通の文面と送る順番
大学で数学を選んだころ、過去へ短いメールを送れてしまう若者たちの話に夢中になった。一通の文面と、送る順番で、世界の筋道が変わっていく。その組み立てに研究の糸口をもらっているユウリの、6選の四本目です。
道具を取り替えて観た『メメント』
場面を入れ替えた表を作るユウリと、一場面ずつ巻き戻して手がかりの場所を探すレン。今週は道具を取り替えて、同じ『メメント』を観てきました。水曜の夜のファミレスで、互いの見つけたものを並べます。
『ガリレオ』は確かめるまで結論を書かない
6選の六本目は、物理学者が不思議な事件を実験で確かめていくドラマ『ガリレオ』。ホテルの部屋の配信で観はじめてから、手帳の「異議なし」が減り、別の一語が増えた。確かめる前の判断を仮の欄に置く人を、トキワはどう観ているのか。
『DEATH NOTE』の月を正しい側で読む
6選の四本目は、出張先の書店で全巻を抱えて買い、その夜のうちに読み終えた漫画『DEATH NOTE』。手続きを何より大切にしてきた者が、裁判を経ずに裁く主人公を、なぜ正しい側に置いて読んでしまうのか。表と合わない一行の話をトキワが記録します。
『古畑任三郎』を追い詰められる側で観る
6選の三本目は、最初に犯人が分かっている刑事ドラマ『古畑任三郎』。出張先のホテルで再放送に出会い、気づけば追い詰める側ではなく、追い詰められる側の目で観ていた。解決の直前に画面の向こうから届く問いかけを、トキワはどう聞いているのか。
『そして誰もいなくなった』で最初の表を作った
6選の二本目は、初めての出張の夜に駅前の書店で買った一冊。人物の居場所を手帳の表にしながら読み、表は最後まで埋まった。一つの欄を除いて。犯人には一字も触れずに、表の作り方と、表に入らなかったものの話をトキワが記録します。
『十二人の怒れる男』を番号で書き取る
6選の一本目は、古い白黒の映画『十二人の怒れる男』。出張先のホテルで出会い、それから何度も観ている。名乗り合わない十二人を番号で書き取り、有罪に手を挙げなかった一人に毎回眉を寄せながら、最後まで目を離せない理由をトキワが記録します。
『そして誰もいなくなった』を動機の欄から読み返す
初めて自分で買った推理小説を、今度は終わりの頁から読み返しました。一周目に空いたままだった動機の欄は、二周目に埋まったのか。犯人と仕掛けに触れるので、読み終えた方へ。聞き手は、あらすじを指で隠して読み終えたルカです。
『サマータイムレンダ』を自分で一回組み立てる
高校のころ、週に一度の更新を待ちながら読んだWeb連載の漫画。考察の動画を開く前に、拾った断片で自分なりの全体を一回組み立てておく。その読み方がいまの仕事の手つきとつながっていると、ミナトはあとになって気づきました。