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Anime & manga trivia

『SLAM DUNK』の作者は剣道部からバスケ部へ

1993年に始まったテレビアニメ『SLAM DUNK』。原作者の井上雄彦さんは、中学までは剣道部で、高校からバスケットボール部に入りました。剣道と空手を続けるアカリが、日曜の昼、兄のソウマと一話目を観ながらその話をしました。

For people who
スポーツものは経験者向けだと思っている人へ。何かを途中から始めようとしている人にも。
Spoiler range
No spoilers 物語の出発点(湘北高校に入学した不良少年の桜木花道が、赤木晴子にすすめられ、バスケットボールはまったくの初心者のまま入部する)と、原作者の経歴・テレビアニメの放送・作中のルールの時代まで。試合の結果とその後の展開には触れません
Who's talking
Akari × Souma
Types of claims: Fact Observation from the work Grounded inference Interpretation Preference
Contents 5 sections, ~4 min
  1. 赤い髪の初心者
  2. 作者も剣道部だった
  3. シティーハンターの仕事場で
  4. ルールは今とちがう
  5. 一話目から一歩ずつ

日曜の昼。母が仕事の日で、大学の近くで一人暮らしをしている兄のソウマが、家に戻ってきていました。二人で大盛りの焼きそばを作って、テレビの前に座ります。アカリが選んだのは、バスケットボールのテレビアニメの一話目でした。

赤い髪の初心者

Akari

兄ちゃん、これ観たことある?

Souma

……題名だけは。バスケの話だろ。

井上雄彦さんが描いた『SLAM DUNK』は、『週刊少年ジャンプ』に1990年から1996年まで連載された漫画で、全276話です。軸になっているのは、不良少年・桜木花道が挑み、成長していく姿。舞台はバスケの世界です。Fact[1]

湘北高校に入ったばかりの赤い髪の花道は、赤木晴子にひと目で恋をして、誘われるままバスケ部に入ります。バスケは、まるで初めてです。Fact[1]

Akari

私、ここが好き。理由はかっこよくないけど、とにかく入っちゃうところ。上手くなってから入るんじゃなくて、入ってから始める。Preference

Souma

動機が不純だな。

Akari

不純でもいいじゃん。一歩目は一歩目だよ。Preference

Souma

……どんな門も、くぐる理由は人に話せるほど立派じゃない。Interpretation

作者も剣道部だった

中学までは剣道部だった井上雄彦さん。高校でバスケ部に入ったのは、本人の話では、友だちに誘われたのがきっかけでした。兄と同じ剣道部にいるのが照れくさかった、という事情もあったそうです。Fact[2]

Akari

剣道部に兄ちゃんがいたら照れくさい、だって。

Souma

俺は剣道やってないから、関係ないな。

Akari

わかんないよ。兄ちゃんが道場の隅でずっと見てたら、私も別の部に行くかも。Preference

Souma

……行かないだろ。お前は見られてるほうが燃える。Interpretation

Akari

それはそう。でも、剣道から別のものに移った人が、移った先のことを描いたって、なんかうれしい。私も学校を移ったから。前の場所で覚えたことは、ちゃんと持っていける気がする。Preference

シティーハンターの仕事場で

井上さんには、『シティーハンター』を描いていた北条司さんのもとで、アシスタントとして漫画の基本を学んだ時期があります。漫画家をめざした最初から、描く題材はバスケと決めていたそうです。Fact[2]

Akari

ここ。私が一番びっくりしたとこ。シティーハンター、私の推しの漫画なんだよ。お母さんの本棚で見つけたやつ。Preference

Souma

知ってる。母さんの本棚の前で、正座して読んでたな。

Akari

推しの漫画の仕事場で基本を覚えた人が、バスケを描いたんだよ。道場で言ったら、同じ先生の下で稽古した先輩みたいなもん。Interpretation

Souma

系譜ってやつだ。……線は、見えないところでつながってる。今のも忘れて。Interpretation

Akari

忘れない。

ルールは今とちがう

作中の試合は、2001年に公式ルールが大きく改められる前の決まりで描かれています。Fact[1]

Souma

今のルールを知ってる人が観たら、引っかかるところがあるってことか。Grounded inference

Akari

あるかもね。でも私は気にならない。剣道も空手も、細かい決まりは変わっていくものだと思う。それでも、礼をして、構えて、一歩出るのは同じでしょ。Preference

Akari

それに、ルールが変わったって先に知っておけば、迷わない。説明のないルールは嫌いだけど、説明があれば覚えられる。Preference

Souma

お前の筋は、そこか。

Akari

筋っていうか、礼儀。先に言ってくれる人の決まりには、ちゃんと従う。Preference

一話目から一歩ずつ

テレビアニメ版の放映は、1993年10月16日にスタートしました。終了は1996年3月23日で、テレビ朝日系列で流れていました。本編は全101話で、ほかにSP版が2話あります。製作は東映動画。語りを務めたのは、木暮公延の声を演じた田中秀幸さんです。Fact[1]

Akari

最初の何話かは、花道がまったくの初心者だってことを覚えたまま観て。私は、初心者のまま入っていく一歩目のところを、何回も観ちゃう。Preference

Souma

初心者のまま入る、か。……俺は、入る前に全部調べてから入るほうだ。Preference

Akari

知ってる。兄ちゃんは地図を描いてから公園に行く人。私は走ってから地図を見る人。Interpretation

Akari

あと、ナレーション。部員の役の人が兼ねてるって知ってから聞くと、ちょっと面白いよ。Preference

Souma

……長いな、百話超えか。

本編は全101話

Akari

一話ずつでいいよ。休む日は休んで、また続きから。Preference

Souma

……分かった。焼きそば、まだあるか。

Akari

大盛りの残り、半分こ。

『SLAM DUNK』の原作者・井上雄彦さんは、中学までは剣道部、高校からバスケットボール部。漫画家になる前は、『シティーハンター』を連載中の北条司さんのもとでアシスタントをしていた。

Works in this article

Slam Dunk
Anime 1993 · TV series #Sports #Coming of age

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