目錄
ソウタが6選に選んだ『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』を、二回目に見る人のための記事です。聞き手はナギ。作品の事実はナギが補います。映画の結末まで話していますが、お話の中身にかかわるところは畳んであります。まだ見ていない人は、畳んだところを開かないでください。
二回目はさがしもの
ソウタくん、すみっコの映画、何回見た?
三回。一回目は、おねえちゃんとえいがかんみたいに、でんきをけして見た。二回目と三回目は、ひとりで、とめながら見た。喜好
止めながら?
うん。だって、二回目は、どうなるかしってるでしょ。だから、まえのほうに、なにがかくれてたか見るの。ぼく、それを「はてなをかぞえる」ってよんでる。解讀
さがしもの1 しゃべらない映画
ねえ、すみっコって、しゃべらないでしょ。おはなししてるのは、そとの人。作品中的觀察
うん。ナレーションを担当したのは井ノ原快彦さんと本上まなみさん。それと、作る段階で原作側から申し入れがあったんだって。すみっコたちに声をあててしゃべらせるのはやめてほしい、という内容。だから気持ちは、ナレーションと文字、それに吹き出しで伝える形になった、と書かれている。事實[4]
やっぱり。だから二回目は、かおと、からだのうごきを見るの。しゃべらなくても、こまってるのとか、うれしいのとか、ちゃんとわかるんだよ。作品中的觀察
一回目の私は、ナレーションの声を追いかけて見ていた気がする。二回目は音を少し小さくして、顔と、体の向きだけ見てみたい。喜好
それだったら、ふきだしも見て。ふきだしが出たら、とめて、なにがかいてあるか見るの。解讀
さがしもの2 ぺんぎん?のはてなマーク
ぺんぎん?って、なまえにはてながついてるの。じぶんがペンギンか、わかんないから。作品中的觀察
ぺんぎん?は、この映画の主役。紹介によれば、緑色をしたペンギン?で、自分が本当にペンギンなのか自信が持てずにいる。事實[3]
でね、絵本のなかで会う子も、はてながついてるの。ひよこ?。だから、ぺんぎん?は、なかまだって思ったんだとおもう。有依據的推測
あらすじにも、ひよこ?と出会って、似た者同士だと思ったぺんぎん?を先頭に、ひよこ?のお家を探しはじめる、とある。事實[2]
二回目は、ぺんぎん?がどのくらいうれしそうか見て。じぶんとおなじ子がいたら、うれしいでしょ。解讀
結局·真相結末點擊展開
あらすじでは、ひよこ?の正体は絵本の落書きでした。ぺんぎん?が「似た者同士」と思ったのは、勘違いだったことになります。
でもソウタは「かんちがいでも、はずれじゃない」と言います。「じぶんがなにかわかんないのは、おんなじだもん」。二回目に見ると、ぺんぎん?がひよこ?と一緒に歩く場面は、仲間を見つけたうれしさと、自分のことを確かめたい気持ちが、まざって見えます。ナギは「勘違いから始まる友だちもある」とメモしました。
さがしもの3 ひよこ?のはてなマーク
仲間を探していたひよこ?。紹介によると、自分が何者で、どこから来たのかも、まるで分かっていなかった。事實[3]
一回目は、まいごの子だとおもった。おうちにかえれたらいいなって。喜好
二回目は?
ひよこ?が、ほかのお話のなかでどんなかおしてるか見るの。解讀
中段為止中盤の展開點擊展開
ソウタは二回目、「みんなは、じぶんのやくがあるでしょ。ひよこ?だけ、ないの」と気づいたそうです。
すみっコたちは絵本の中で、いろいろなお話の登場人物になっています。ひよこ?のお家、つまりひよこ?が出てくる物語をさがして、お話からお話へ歩いていきます。ソウタは「ほかのお話は、ぜんぶ、だれのお話かきまってる。ひよこ?のお話だけ、見つからない」と言いました。二回目は、すみっコたちが新しいお話に入るたびに、ひよこ?がそのお話の中にいられるかどうかを見ると、はてなマークの重さが少しずつ分かってきます。
さがしもの4 さいしょに入ったのはだれ
ねえ、えほんにすいこまれたの、みんなよりさきに、だれかいたんだよ。作品中的觀察
おばけ、だね。住んでいるのは屋根裏のすみっこで、喫茶すみっコでアルバイト中。この映画では冒頭、ほかのすみっコたちより一足早く、地下室の絵本に吸い込まれていた、と紹介されている。事實[3]
一回目は、ぜんぜん気づかなかった。二回目は、おばけがどこにいるか、ずっとさがしてた。かくれんぼみたい。喜好
地下室の絵本に吸い込まれる、その入り口の場面。喫茶すみっコでご飯を食べようとしたところなんだけど、二回目はおばけの目で見てみるといいかも。解讀
さがしもの5 アームのて
アームって、しってる? すみっこをひとりじめすると、上からつまみだしにくるの。作品中的觀察
紹介によると、アームは、だれかがずるいやり方ですみっこをひとりじめすると、すぐさま出てくる存在。ところがこの映画では、すみっコたちが絵本に吸い込まれかけたとき、助けようとした、とある。事實[3]
いつもは、ちょっとこわいやつなのに、こんかいは、たすけるほう。ぼく、それすき。わるいやつって、きまってないんだよ。解讀
まけた人にも居場所があるか、ってソウタくんがいつも気にしているところと、つながっているね。解讀
えほんのおしまい
「きみも、すみっコ?」と「みんなの知らない、すみっコ物語」。この二つがキャッチコピー。事實[1]
結局·真相結末點擊展開
あらすじによると、すみっコたちはひよこ?を連れて絵本の外へ出ようとしますが、ひよこ?だけは外に出られません。ひよこ?はすみっコたちに向かって、ずっと手を振っていました。もとの世界に戻ったすみっコたちは、ひよこ?のおうちと、自分たちすみっコの姿を絵本に描いてあげます。
ソウタはここで、いつも立ち上がるそうです。「ここで、つくるの。いえがないなら、かけばいいんだよ」。一回目は、お別れのさみしさばかりが残りました。二回目に見ると、この映画は、居場所がない子に、居場所を描いて渡すところで終わっているのが分かります。ナギは、ソウタが見終わったあとに紙とペンを取りに行く理由が、ここにあると思いました。
ぼく、見たあと、ノートのすみっこに、すみっコたちをかいた。ちっちゃく。すみっこだから。喜好
ページのすみに描くの、いいね。
二回目に見る人へ
はてながついてる子を、ずっと見てて。あと、さいしょのえほんのところで、おばけをさがして。喜好
私は、ナレーションの声がやんだ一瞬の顔を見てみる。しゃべらない映画だから、間のところに気持ちがある気がする。喜好
二回目は、名前にはてながついた二人を追いかける。見終わったら、紙のすみっこに好きなすみっコを描いてみてください。