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我的6部作品

『ドラえもん』映画になるとのび太が走り出す

小学校に入った春、兄ちゃんのとなりで観はじめたテレビのドラえもん。いつも負けてばかりののび太が、映画になると急に冒険に出ていく。勝負が大好きな9歳のホマレが、勝たないのに仲間がふえるふしぎを、母のシズカと話しました。

適合這樣的人
ドラえもんは知っているけれど、ちゃんとお話を観たことがない人へ。勝ち負けがはっきりしない話が少し苦手な人にも。
劇透範圍
無劇透 テレビアニメ『ドラえもん』(いまのシリーズ)の基本の設定と、映画では仲間で遠くへ出かけるというお話の入口まで。映画の個別の筋や結末には触れません
發言的人
Homare × Shizuka
主張的種類: 事實 作品中的觀察 有依據的推測 解讀 喜好
目錄 共 8 節·約 5 分鐘
  1. 兄ちゃんがつけたテレビ
  2. のび太はいつも負ける
  3. ほしい道具は一個だけ
  4. 映画ののび太
  5. おれのやり方と反対
  6. のび太のいいところ
  7. テレビの一回分から
  8. コナンとベイブレードのとなり

おれの6選の一本目は、ドラえもん。いまテレビでやってるやつ。小学校に入った春から観てる。今日は、母ちゃんが洗濯物をたたみながら聞いてる。おれがまちがえたら、母ちゃんが直す。

兄ちゃんがつけたテレビ

小学校に入った春の、土曜日の夕方。兄ちゃんがテレビをつけた。青くてまるいのが出てきて、ポケットから道具を出した。顔だけなら、前から知ってた。お話をちゃんと観たのは、その日がはじめて。兄ちゃんは歌のところで、いっしょに歌ってた。おれは歌わないで、画面のはしっこを見てた。次にどんな道具が出るか、先に当てたかったから。喜好

Homare

母ちゃん、これって、いつからやってるの?

Shizuka

原作は、藤子・F・不二雄さんの漫画よ。テレビのアニメは、私が生まれる前から続いているの。事實[1]

原作は藤子・F・不二雄の漫画。テレビ朝日系で1979年から放送

Homare

じゃあ、母ちゃんも観てた?

Shizuka

うちでは、あまり観なかったの。お友だちの家で、少しだけ観たことがあるわ。

母ちゃんが子どものころから続いてるのに、いまも毎週、新しいお話がある。おれは、それがふしぎだった。兄ちゃんに聞いたら、「道具がいっぱいあるからだろ」って言った。それは、たぶん半分だけ正しい。のこりの半分は、のび太が毎週、何かやらかすからだと思う。解讀

のび太はいつも負ける

のび太は、何をやってもうまくいかない。勝負をしたら、だいたい負ける。それで、ドラえもんにたのむ。おれは最初、それがいやだった。道具で勝つのは、ずるだと思ったから。ずるして勝つ話は、おれはきらい。作品中的觀察

でも、何回も観てたら、考えが変わってきた。おれが観た回だと、道具を出しても、それで全部うまくいくわけじゃなかった。道具が出てきてから、お話がどんどんややこしくなる。だから、道具はずるの道具じゃない。お話が始まるための道具なんだと思う。おれは、そう決めた。解讀

Shizuka

道具がポケットから出てきたところで、いつものお話が動き出すのね。解讀

ほしい道具は一個だけ

道具を一個だけもらえるなら、何にするか。おれは、ずっと考えてる。どこでもドアがあったら、遠くの海にすぐ行ける。タケコプターがあったら、ボールがどこに飛んだか、上から見える。でも、野球で使ったら、ずるになる。ずるになる道具は、もらってもうれしくないから、まだ決めてないんだ。喜好

Shizuka

宿題がすぐ終わる道具じゃなくていいの?

Homare

それは、いちばんずるいやつじゃん。

母ちゃんは笑ってた。のび太なら、たぶん、宿題の道具を先にたのむ。おれは、のび太じゃないから、たのむのはやめとく。でも、ほんとうに宿題が多い日は、ちょっとだけほしい。喜好

映画ののび太

映画ののび太は、テレビとちがう。テレビだと家に帰ってくるのに、映画だと、どんどん遠くへ行く。宇宙とか、恐竜のいた時代とか、海の底とか。春休みに、母ちゃんと兄ちゃんと映画館で観たことがある。のび太が先に走り出すところで、おれ、いすから立ちそうになった。喜好

Shizuka

映画は、毎年一本ずつ、新しいのが作られているのよ。事實[1]

劇場版は1980年から毎年1作のペースで公開

おれが観た映画だと、いつものなかまも、いっしょに行った。のび太は、だれにも勝ってない。なのに、最後は、みんななかまになってる。おれは、そこがいちばん好き。解讀

おれのやり方と反対

おれは勝負をしたら、勝ってから「いっしょにやろう」って言う。負けたら、勝つまでやる。それがおれのやり方。でも、のび太は勝たないで、なかまがふえる。おれのやり方と、反対だ。喜好

Homare

母ちゃん、勝たないでなかまになるのって、ありなの?

Shizuka

ありだと思うわよ。困っている人に先に手を貸した人のところには、人が集まってくるもの。解讀

母ちゃんの言うことは、ちょっとむずかしい。映画ののび太を思い出すと、勝負の手より、助ける手のほうが多かった気がする。おれはノートに二つ書いた。「勝ってからなかま」と「助けてからなかま」。どっちが正しいかは、まだ決めないでおく。解讀

のび太のいいところ

好きなキャラは、のび太。強くないし、何をやってもうまくいかない。でも、だれかが困ってると、こわいのに行く。足がふるえてても行く。強い人が行くのは、ふつう。弱いのに行くのは、すごい。おれは、そう思ってる。解讀

おれは、負けるのがきらい。だから、のび太みたいに毎回負けたら、たぶんテレビを消したくなる。でも、のび太は、次の週もちゃんと出てくる。負けてもいなくならないのは、のび太のいちばん強いところかもしれない。解讀

テレビの一回分から

はじめて観るなら、テレビの一回分からがいいと思う。一回が三十分くらいだから、夕ごはんの前にちょうどいい。おれは、道具の名前を当てるゲームをしながら観た。当たったら一点。その日は、兄ちゃんが三点で、おれが五点だった。兄ちゃんは、四点だったって言ってる。喜好

コナンとベイブレードのとなり

6選の四本目の未来少年コナンも、遠くへ行く話。でも、コナンは最初から強い。二本目のベイブレードは、勝ち負けが一瞬で決まる。ドラえもんは、勝ち負けよりも、そのあとのほうが長い。三つともちがうから、三つとも観たくなる。解讀

それに、ドラえもんは家族で観られる。土曜の夕方は、台所から母ちゃんの包丁の音がして、兄ちゃんが歌って、おれは道具を当てる。テレビの中も、テレビの前も、にぎやか。おれは、その時間ごと好きなんだと思う。喜好

Homare

ノートの二つ、どっちが正しいか、映画をもう一本観たら分かるかも。

Shizuka

そうね。ノートに書くなら、字はていねいにね。

のび太は勝たないまま遠くへ行く。それでも、帰り道にはなかまがふえている。

本文中的作品

講述者 Homare 比賽完才交朋友的9歲少棒隊員 閱讀更多 Homare 的文章 →

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