這篇文章尚未翻譯成此語言。目前顯示日文原文。

我的6部作品

『白蛇:縁起』の布と水と光を止めて観る

一時停止ボタンを押した回数なら、この映画がいちばん多い。エマが写実の絵にのめり込むきっかけになった中国のアニメ映画を、布の揺れ方と水の光り方から話します。原語と吹き替えの両方で観た話も少し。

適合這樣的人
絵がきれいなアニメ映画を探している人へ。中国のアニメ映画を観たことがない人にも入口を書きました。
劇透範圍
無劇透 物語の出発点(白蛇の化身の娘と人間の青年が出会うこと)まで。二人の関係の行方や結末には触れません
發言的人
Emma
主張的種類: 事實 作品中的觀察 有依據的推測 解讀 喜好
目錄 共 7 節·約 5 分鐘
  1. 一時停止ばかりした夜
  2. 好きな理由1:布が風を覚えてる
  3. 好きな理由2:水がちゃんと重い
  4. 好きな理由3:戦うときの体に嘘がない
  5. 私の見方:原語と吹き替えで二回観る
  6. 苦手そうな人への入口
  7. ほかの5本とのつながり

私の6選の二本目は『白蛇:縁起』。中国の昔話をもとにした、3DCGのアニメ映画です。二人がどうなるかは、ひとことも書きません。書くのは、私が何度も一時停止して見た、布と水と光の話。

一時停止ばかりした夜

最初に観たのは、中国語の街に住んでたころ。家のテレビで、家族が寝たあとに一人で観た。始まって何分もしないうちに、リモコンの一時停止を押してた。物語がつまらなかったんじゃなくて、画面がきれいすぎて、どうなってるのか確かめたかったから。そのまま一時停止とコマ送りを繰り返して、観終わったのは夜中の三時。

次の週末、お小遣いで画材を買いに行った。光を描けるようになりたくて。写実の絵にのめり込んだのは、そこから。

最初に描き写したのは、娘が振り返る瞬間の袖。三日かけても、同じ揺れにはならなかった。紙の上の布は、どうしても止まって見えちゃう。止まってる絵の中で、布を動いて見せるにはどうすればいいのか。いまでも答えは出てないけど、その問いを最初にくれたのがこの映画。

追光動画が手がけた『白蛇:縁起』は、続編の公式サイトで、中国の四大民間説話のひとつ「白蛇伝」の、前世にあたる物語として紹介されています。その追光動画のことを、同じサイトは中国でも指折りのアニメーションスタジオだと書いています。事實[1]

好きな理由1:布が風を覚えてる

まず布。主人公の娘の白い衣が、歩くたびに少し遅れてついてくる。風が止んでも、すぐには落ち着かない。その「遅れ」があるから、布が軽いって分かる。描く側から見ると、ここがいちばん難しいところ。私が自分の絵で布を描くとき、いまでもこの映画の裾の揺れを思い出してる。解讀

好きな理由2:水がちゃんと重い

次に水。川も霧も雨も出てくるけど、全部ちがう重さで描いてある。霧は光を通して白っぽく、川は光を跳ね返して暗く。水面に映る景色が、少しだけ揺れて遅れる。Nice、ってひとりで声が出た。夜中なのに。喜好

色も好き。白い衣に、夕方の橙や夜の青がそのまま映りこむ。白って、いちばん周りの色を拾う色なんだって、この映画で知った。白い服の人物を描くとき、私は白を塗らないで、周りの色を少しずつ置いていく。そのやり方は、ここで覚えた。解讀

それと、背景の山や霧の重ね方が、墨で描いた昔の絵みたいに見える場面がある。コンピューターで作った立体の画面なのに、遠くの山だけ筆のにじみみたいに薄くなっていく。立体の作り方と、昔からある絵の見せ方を混ぜてるんだと思う。そういう混ぜ方に、作った国の色がいちばん出る気がする。解讀

好きな理由3:戦うときの体に嘘がない

アクションもいい。空手をやってるから、体の動きはつい厳しく見ちゃうんだけど、この映画の戦う場面は、足が地面をちゃんと押してる。跳ぶ前に沈む、受けたら下がる。重さのある体が、重さのあるまま速く動く。きれいなだけの映画じゃないところも好き。喜好

それに、戦う場面でも衣と髪の動きが止まらない。体が止まった一瞬あとに、布と髪が遅れて追いつく。その遅れが、動きの速さを教えてくれる。速い動きほど、止まった瞬間の「遅れ」がきれいに見える。アクションと布の描き方が、ここで一つにつながってるの。解讀

私の見方:原語と吹き替えで二回観る

公式サイトによると、続編の日本語吹替版では、前作『白蛇:縁起』からW主演の二人が続けて声を担当しています。ここから、『白蛇:縁起』にも日本語吹替版があったことが分かります。事實[1]

私は中国語で観たあとに、日本語の吹き替えでも観た。比べると面白い。中国語の台詞には、昔の言い回しや、相手の呼び方に込めた距離がある。日本語だと、その距離が声の柔らかさのほうに移ってる気がした。言葉で言ってた分を、声の芝居が引き受けてるの。翻訳で消えたんじゃなくて、引っ越した感じ。どっちが正しいとかじゃなくて、二回観ると一つの場面が二枚の絵になる。解讀

三回目は、音を消して観た。言葉も音楽もない画面だけだと、光の向きがもっとよく見える。誰が明るいほうに立っていて、誰が影の中にいるか。音を消すと、絵がもう一つの台詞をしゃべり出す。これは、言葉の違う国を渡り歩いてきた私の、ちょっとした特技かもしれない。解讀

苦手そうな人への入口

昔話の恋の映画って聞くと、身構える人もいると思う。そういう人は、物語は気にしないで、最初の三十分だけ画面を眺めるつもりで観てみて。気に入った場面で一時停止していい。むしろしてほしい。止めた一枚を見て、きれいだなって思えたら、続きはきっと自然に観られる。字幕か吹き替えかで迷ったら、一回目は吹き替えで画面に集中するのがおすすめ。

ほかの5本とのつながり

『タンタンの冒険』で、絵は言葉より先に届くって知った。この映画で、その絵を自分でも描きたいって思った。『Arcane/アーケイン』の油絵みたいな画面や、『ウルフウォーカー』の線の違いが気になるのも、ここで「どうやって描いてるの?」って止まるくせがついたから。喜好

きれいな画面は、止めていい。一時停止した一枚から、その国の描き方が見えてくる。

本文中的作品

白蛇伝
動畫 1958 · 電影 #奇幻 #愛情

本文出現的詞語

查看全部用語 →

講述者 Emma 跨越國界拾起故事的才女 閱讀更多 Emma 的文章 →

接著讀

全部文章

回到頁首