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『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』を最後まで読んだ人向けの、二周目の話。前に6選で書いたときは第1巻の設定までしか言わなかったけど、今回は結末まで話す。展開にかかわるところは畳んである。まだ読んでない人は、畳んだところは開かないで、二周目のときに戻ってきて。聞き手はレイ。
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最後の巻を閉じて、そのまま第1巻を開いた。理由は単純で、終わり方に納得したかったから。で、最初の紹介文を読んで、手が止まった。喜好
集英社文庫(コミック版)第1巻の紹介文の書き出しは、明治十一年の東京の下町。辻斬りが「神谷活心流・緋村抜刀斎」と名乗って騒ぎを起こしていて、その犯人を追う神谷薫が出会うのが、頬に十字傷があって逆刃刀を持つ男、緋村剣心だ。事實[1]
頬に十字傷。一周目は、ただの目印だと思ってた。主人公だから顔に特徴がある、くらいの。二周目は、この四文字が最初のページに置いてあることの重さで、ちょっと息が止まった。喜好
待って。最初に整理させて。公式の情報として確かなのはどこまで?
アニメの公式サイトの人物紹介だと、剣心は穏やかな空気をまとった放浪の剣客。でも本当は、幕末に神速の殺人剣「飛天御剣流」を使って「人斬り抜刀斎」と恐れられた志士なんだって。見た目の目印は赤毛と頬の十字傷。腰に差してるのは、峰と刃が逆になった逆刃刀。事實[2]
了解。傷の理由は、公式の紹介には書いてない。そこから先は作中の話として、畳んで話そう。
うん。二周目の私の読み方、先に言っとく。この漫画、最初から最後まで、剣心が「どう勝つか」じゃなくて「どう生きるか」を毎回選び直す話だった。一周目は剣の場面ばっかり見てた。二周目は、剣の場面の前と後ばっかり見てる。解讀
第1章 刀の向きを決めた日
一周目の私は、逆刃刀を「斬らないための向き」って読んでた。それは今も変わらない。二周目に変わったのは、その向きを誰が、いつ、なんで決めたのかが分かってから読む、ってところ。解讀
結局·真相後半の展開(文庫第10巻)點擊展開
文庫第10巻の紹介文に出てくるのは、雪代巴という女性と、その弟の縁。巴はかつて剣心が心から愛した人で、剣心の目の前で命を落としている。紹介文は、剣心が「不殺」を誓うきっかけになった、剣心と巴のあまりに悲しい物語がここで明かされる、と続く。この巻を読んでから第1巻の最初のページに戻ると、「頬に十字傷」と書かれた時点で、剣心がもうこの物語のいちばん重い過去を背負って歩いていたように読める。逆刃刀を差して「不殺」を誓っているのも、その日の後悔から始まっている、と私は読んだ。解讀[10]
畳んだところ読んでから第1巻を読むと、剣心がへらへら笑ってる場面がぜんぶしんどい。でも、しんどいのに、笑ってくれててよかったって思う。喜好
ここから私の解釈。傷は過去の事実で、笑顔は今の選択。二つが同じ顔の上にある。だから一周目は笑顔だけ見えて、二周目は傷の上に笑顔を乗せてる人に見える。順番が逆になるんだと思う。解讀
それ。それが言いたかった。……レイ、言葉にするの速くない?
仕事で、障害の原因を一行で書く癖がついてるだけ。
説明のないルールに9巻つきあった
私、説明のないルールが大嫌い。ルールが嫌いなんじゃなくて、説明もしないで従えって言われるのが嫌い。でもね、二周目で気づいた。剣心の「斬らない」っていうルール、一周目の私は、理由を知らないまま何巻もつきあってた。喜好
確かに。最初の紹介文には「不殺を誓う」とだけあって、なんで誓ったのかは書いてない。作品中的觀察
そう。で、それでも私はついていった。理由を言わないのに、毎回ちゃんと自分で守ってるのを見せてくれたから。口で説明しない代わりに、行動で説明し続けてた。だから、説明のないルールでも、これは別だった。解讀
結局·真相後半の展開(文庫第10巻)點擊展開
誓いの理由が明かされるのは、文庫でいえば第10巻。巴という人と過ごした時間と、その最期が描かれて、そこで初めて、なぜこの人が斬らないことにここまでこだわるのかが分かる。二周目の私は、第1巻から第9巻までを「理由を知っている人が、理由を言わずにルールを守っている」話として読み直した。剣心は、自分のルールの説明を、他人に押しつけない。自分の中にしまったまま、守る。それって、私がいちばん嫌いな「説明のないルール」の、ちょうど反対だと思った。説明がないんじゃなくて、説明を相手に背負わせていない。解讀[10]
理由を言わないのは、隠しごとじゃなくて、聞く人に重さを渡さないための選択に見える。でも、それを薫たちがどう受け取っていたかは、また別の話。言わないことで、近い人ほど置いていかれることもある。解讀
……それはある。言わないのは優しいけど、言われないほうは寂しい。母が仕事の大変なこと私に言わなかったとき、私、怒ったもん。喜好
第2章 敵だった人が隣に立つ
二周目に数えてみて驚いたのが、剣心の周りに集まる人の多くが、最初は敵か、敵の側にいた人だってこと。一周目は、仲間が増えていく楽しい話として読んでた。二周目は、一人ずつ、どういう順番で、どういう距離で隣に立つようになったかを見てる。解讀
そこ、私の担当。並び方の話なら、いくらでもできる。
中段為止序盤の展開(文庫第2巻)點擊展開
文庫第2巻の紹介文は、高荷恵が、危ない噂の絶えない青年実業家・武田観柳のもとから逃げ出し、剣心に連れられて神谷道場に来るところから始まる。恵を取り返せと元御庭番衆たちに命じるのは、観柳の配下にいる四乃森蒼紫。元江戸城隠密御庭番衆の御頭だった男だ。二周目に読むと、この巻で道場に来た人と、この巻で敵として現れた人の両方が、ずっと後の話でまた大事な場所に立つ。最初の数巻は、後の話の配役表みたいになってる。解讀[3]
中段為止中盤の展開(文庫第4巻)點擊展開
文庫第4巻の紹介文によると、左之助が何者かに襲われて重傷を負う。残された痕跡を見て剣心が見当をつけた相手は、元・新撰組三番隊組長の斎藤一だった。そこへ一人の警官が神谷道場を訪ねてきて、剣心が狙われていると知らせる。幕末に斬り合った相手が、明治では警官として剣心の前に立つ。この二人の距離がこの先どう動くかも、二周目の見どころ。解讀[4]
仲良くならないのに、背中は預ける。私はこういう関係が一番信用できると思う。好きだから隣にいるんじゃなくて、目的が同じだから隣にいる。だから嘘がない。解讀
分かる。道場でも、仲いいわけじゃないけど、組手のときだけは絶対に手を抜かない相手がいる。そういう相手のほうが、試合の前に声かけてくれたりする。喜好
中段為止中盤の展開(文庫第7巻)點擊展開
向かう先は、志々雄真実が潜むアジト。文庫第7巻の紹介文によれば、剣心はそこへ佐之助と斎藤を連れて乗りこむ。目的は志々雄を倒すこと。最初の巻で剣心にけんかを売った人と、幕末に剣心と斬り合った人。二周目に読むと、この三人が並んで歩くコマの重さが違う。誰も「仲間だ」とは言わない。でも、全員がそこにいる。解讀[7]
中段為止中盤の展開(文庫第6巻)點擊展開
文庫第6巻の紹介文に書かれていることは二つ。一つは、剣心の情報を手に入れようと志々雄一派が葵屋を襲い、元御庭番衆の翁たちに返り討ちにあうこと。もう一つは翁の決意。かつての御頭、蒼紫は、もう御庭番衆の誇りをなくしている。志々雄と組んだと知った翁は、その蒼紫を自分の手で葬ると心に決める。第2巻で敵として現れた人が、ここではもっと深い場所で迷っている。二周目は、第2巻の蒼紫が部下とどんな距離で立っていたかを見直すと、この巻の翁の決意がもっと痛い。解讀[6]
畳んだ中の御頭の話、一周目は正直ちょっと飛ばしてた。二周目は飛ばせなくなった。仲間への筋が強すぎて、曲がっちゃった人に見えたから。解讀
筋が強すぎて曲がる、いい言い方。アカリの6選って、ずっと筋の話だよね。
第3章 道具と誓い
武道をやってると、道具が壊れる日がある。竹刀が割れる日とか、帯がほどける日とか。そういう日は、自分の何かも一緒に試されてる気がする。この漫画を二周目に読むと、道具と誓いの関係がいちばん気になってくる。喜好
中段為止中盤の展開(文庫第5巻)點擊展開
文庫第5巻の紹介文によれば、新月村は志々雄一派に占領されていて、剣心はそこで志々雄真実と顔を合わせる。志々雄は、人斬りではない剣心と闘う気はないと言う。後を引き受けた瀬田宗次郎と闘ううち、剣心の逆刃刀は折れてしまう。二周目に読むと、この場面の意味が変わる。志々雄は剣心に、昔の「人斬り」に戻れと迫ってる。そして刀が折れる。斬らないための刀がなくなったとき、剣心が何を選ぶか。京都の話は、そこから始まってる。解讀[5]
一周目は、この先どうなるかでハラハラしてた。二周目は、畳んだ場面のあとの剣心の顔を見てる。解讀
道具の話として面白いのは、道具に何を背負わせるか。仕事でもそう。設計を変える選択肢があるのに、あえて同じ設計を選び続けるのは、その設計に意味があるときだけ。解讀
逆刃刀は、仕様じゃなくて誓いだからね。何があっても、向きは変えない。解讀
第4章 生き方を習い直す
二周目に一番グッときたのが、ここ。剣心がある人のところへ戻る話。一周目は「強くなりに行く話」だと思ってた。二周目は「生き方を習い直しに行く話」に見えた。解讀
結局·真相結末に近い展開點擊展開
剣心は師匠のもとで、飛天御剣流の奥義を習おうとする。私が二周目に読み直して引っかかったのは、そこで問われているのが技の速さや力ではなく、心の持ち方に見えること。生きようとする意志のほうが、技より先に問われている。一周目の私は、ここをかっこいい修行回として読んでた。二周目は、この問いが、物語の最後の巻までずっと剣心に宿題として残っているように読める。作品中的觀察
私の道場の先生も、試合の前に「勝て」じゃなくて「ちゃんと帰ってこい」って言う人。意味が分からなかったけど、二周目でちょっと分かった。喜好
師弟の関係で見ると、ここは対称じゃないのがいい。教える側は答えを言わない。言わないで、弟子が自分で言葉にするのを待つ。解讀
第5章 勝ち方の対比
京都の話の最後の戦い。一周目は誰が勝つかしか見てなかった。二周目は、二人が何を背負って立ってるかを見る。そこが、ぜんぜん違う。解讀
結局·真相結末に向かう展開(文庫第9巻)點擊展開
文庫第9巻の紹介文によれば、志々雄は自分を愛する女・由美さえ犠牲にして勝ちにいき、その前に剣心は倒れる。それでも、仲間たちと薫を思う気持ちが、何度でも剣心を立ち上がらせる。勝つために近くの人を使う側と、近くの人がいるから立ち上がる側。二周目の私は、この対比を頭に置いて、決着の場面で剣心が何をして、何をしなかったかを見た。強い人が力で終わらせない話を読みたかった私は、ここで一周目と違う意味で黙った。解讀[9]
ここで言いたいのは、志々雄も弱いやつじゃないってこと。強いし、筋も通ってる。ただ、その筋が「弱い側は食われて当然」って筋なだけ。私はそれには乗れない。解讀
関係性で見ると、志々雄の側の二人も、一方的なだけじゃないのが厄介。由美は自分で選んでそこにいる。だから畳んだ中の場面は、利用と献身のどっちとも読める。私は、どっちかに決めないで読みたい。解讀
……そこは、私は決めちゃう。ごめん。でも、レイが決めないのも分かる。喜好
第6章 最後の大きな話
最後の大きな話。一周目はつらすぎて、ページを飛ばしそうになった。二周目は、つらい場面の中で、誰がどこに立っているかを探しながら読んだ。解讀
結局·真相結末に向かう展開(文庫第11巻)點擊展開
文庫第11巻の紹介文によると、雪代縁が剣心に「人誅」を宣戦布告して10日がたったころ、縁ら六人の同志が神谷道場に襲いかかる。紹介文は弥彦にも触れていて、剣心は決戦の前に弥彦へある指令を出している。それをやりとげられるかどうかが、この巻の問いの一つだ。二周目の私が見てほしいのは、ここで剣心が一人で全部を背負おうとしてないこと。仲間に役割を渡して、道場を守る側を任せてる。京都のころの剣心なら、たぶん一人で行ってた。解讀[11]
結局·真相結末に向かう展開(文庫第12巻)點擊展開
文庫第12巻の紹介文で、雪代縁はついに自分で剣心の前に立つ。偽りの同志たちが負けていくのを最後まで見たうえでのことで、ぶつけてくるのは剣に乗った怒りだ。ただ紹介文は、縁の目当ては剣心の命ではなかった、とも言う。締めくくりは、縁が去ったあとの剣心が見る、衝撃の光景。二周目に読むと、縁の怒りは剣心を倒すことではなく、剣心に自分と同じ喪失を味わわせることに向いている。姉を失った弟が、相手にも同じものを失わせようとする。剣で勝つより残酷なやり方で、だからこそ、剣では終わらせられない。解讀[12]
結局·真相結末に向かう展開(文庫第13巻)點擊展開
第13巻で、剣心は薫の死に打ちのめされて呆然としたまま、はぐれ者たちが暮らす集落にこもってしまう。そんな剣心の前に謎の老人が姿を見せ、閉じた心をほどきにかかる。過去の呪縛を断ち切って、剣心はもう一度立ち上がれるのか、と紹介文は続く。一周目の私は、ここで本を閉じた。二周目は、ここが第4章の師匠の宿題の答え合わせだと分かって読める。生きようとする意志を、剣心はいちばん失いかけた場所で、もう一度自分で選び直す。解讀[13]
畳んだ中の巻、私は読むたびに反省する。困ってる人を見ると、先に手が出るほうだから。喜好
この章は、助ける側と助けられる側の並びを、二周目にいちばん見直したくなる章。その並びが動く瞬間が、私はこの作品でいちばん好き。解讀
二周目は弥彦の背の高さを追う
一周目の私は剣心ばっかり見てた。二周目に一番おもしろかったのは、道場に住みついた子ども、弥彦。最初は生意気で、竹刀の持ち方もなってない子が、巻を追うごとに立ち位置を変えていく。武道をやってる身としては、こっちのほうが自分の話に近い。解讀
中段為止中盤の展開(文庫第8巻)點擊展開
文庫第8巻の紹介文に描かれるのは、激しい戦い。剣心たちの留守を十本刀が狙ってきて、迎え撃つのは弥彦や操ら、元御庭番衆の面々だ。剣心がいない場所で、弥彦は守る側に立っている。一周目は助っ人が来る場面ばかり覚えてた。二周目は、助っ人が来るまで弥彦が何をしていたかを見てほしい。解讀[8]
結局·真相結末に向かう展開(文庫第11巻)點擊展開
文庫第11巻の紹介文には、剣心が決戦前に与えた指令を、弥彦がやり遂げられるか、と書かれている。京都の話では剣心がいないあいだに守っていた弥彦が、ここでは剣心から役目をはっきり渡されている。教わる側から、任される側へ。二周目に弥彦の場面だけを追っていくと、一人の子どもが、任される人になるまでの話が、主人公の話の横にずっと流れているのが分かる。解讀[11]
私の道場にも、小さい子が入ってくる。最初は礼もちゃんとできない。でも一年たつと、私より先に道場の床を拭いてたりする。弥彦の場面見ると、その子たちの顔が浮かぶ。喜好
関係性で見ると、剣心と弥彦は最初は保護する側とされる側。二周目は、その並びが巻を追うごとにどう動くかを見てほしい。師弟と親子の中間みたいな距離で、私は好き。解讀
あと、薫も。薫は最初から剣心を守ろうとしてる。剣心のほうが強いのに。強さの順番と、守る順番が一致してないのが、この漫画のいいところだと思う。解讀
二人の距離について、公式の紹介文で確かめられるのは、畳んだ中に書いた最後の巻の一文まで。そこから先の二人をどう読むかは、読む人に任せたい。私は、最初の巻で出会った二人の並びが、最後の巻でどうなっているか、それだけで十分。解讀
第7章 最後の巻の紹介文
結局·真相結末(文庫第14巻)點擊展開
最後の巻、文庫第14巻の紹介文の書き出しは、さらわれた薫を救い出すために、剣心が雪代縁との最後の決戦に挑むところ。剣心が縁に伝えるのは、己の剣と心を賭けて「生きるという覚悟」。闘いのさなかに縁が見せる意外な行動とは、と紹介文は続き、最後の一文が「明治剣客浪漫譚、ここに完結」。二周目の私がいちばん大事だと思ったのは「生きるという覚悟」の一言。贖罪のために死ぬんじゃなくて、生きて償う。第1巻からずっと笑ってた人が、最後にそれを言葉にする。解讀[14]
結局·真相結末點擊展開
もう一つ、二周目で追ってほしいのが逆刃刀そのもの。斬らないための刀は、誓いを持つ人の手にある。最初の巻で生意気な子どもだった弥彦が、最後の巻でどこに立っているかと並べて読むと、刀の向きは一人の誓いじゃなくて、引き継がれていくものに見えてくる。誓いは、持ち主が変わっても向きを変えない。解讀
最後の巻の紹介文、私はノートに写した。生きるっていう覚悟。稽古の帰りに読むと、ちょっと泣きそうになるから、食べてから読むことにしてる。喜好
弥彦の話、関係性で見るとすごくきれい。立ち位置が少しずつ変わっていくことで、信頼の形が分かる。解讀
二周目に読む人へ
見どころを、展開を言わない形でまとめとく。第1巻の最初の紹介文の「頬に十字傷」。剣心がへらへら笑ってる場面で、笑う前に一拍あるかどうか。師匠に会いに行く話で、技の名前より、問われてる言葉のほう。京都の最後の戦いで、二人がそれぞれ誰を背負ってるか。そして、最後の巻での逆刃刀の向き。解讀
それと、勧める側として巻数の話。私が読み返したのは集英社文庫のコミック版で、紹介文を追うなら第14巻が完結の巻。最初から全部じゃなくても、第1巻を読み直してから、いきなり第10巻の紹介文を読むだけで、十字傷の見え方は変わると思う。解讀[14]
二周目の結論。強さを捨てなくていい、向きを決めればいい、って前に書いた。それに一個足す。向きを決めたら、生きて続けること。解讀
公式に書いてあるのは紹介文まで。ここから先は二人の解釈。そこは分けて、持って帰ってほしい。
二周目は第1巻の「頬に十字傷」から始める。傷の上で笑ってる人だと分かってから読むと、逆刃刀は、斬らない刀じゃなくて、生きて続けるための刀に見えてくる。