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我的6部作品

横山光輝『三国志』で人を集める重さを知る

中学生のとき、学級委員を引き受けたころに読んだ歴史漫画。人を集める力と、集めた人を守る責任は別の重さでした。タカシが、言葉や国をまたいで読むノアと一緒に、第1巻の入口を語ります。

适合这样的人
人をまとめる役を引き受けて、思ったより重いと感じている人へ。長い歴史漫画に手が伸びない人にも。
剧透范围
无剧透 潮出版社の第1巻紹介文と目次にある範囲(後漢末の乱れた世と、玄徳・関羽・張飛の桃園の契り)まで。その後の展開には触れません
发言的人
Takashi × Noa
主张的种类: 事实 作品中的观察 有依据的推测 解读 喜好
目录 共 6 节·约 5 分钟
  1. 私と同じ年に始まった漫画
  2. 好きな理由1:最初は三人しかいない
  3. 好きな理由2:人柄で人が集まる
  4. 好きな理由3:世代が入れ替わっていく
  5. 苦手そうな人への入口
  6. ほかの5本へ

6選の四本目は、横山光輝さんの漫画『三国志』です。人を集める力と、集めた人を守る責任。その二つが別の重さだと、私はこの作品で知りました。第1巻の始まりより先の展開には触れません。

私と同じ年に始まった漫画

潮出版社の書誌情報によると、新書版の第1巻『桃園の誓い』の発刊日は1974年4月20日。新書版は全60巻です。事实[1]

私が生まれたのは1974年の春なので、この単行本とはほとんど同い年ということになります。読んだのはずっとあと、中学生のころです。祖父の本棚の歴史全集で武将の挿絵を眺めて育った私には、その人たちが動いてしゃべる漫画は、それだけで宝物でした。喜好

第1巻の紹介文の時代は、今からおよそ1800年前。中国は後漢の末で、黄巾の乱が起き、朝廷の内側でも争いが続いて、漢王朝は滅びかけていました。そこで立ち上がったのが玄徳・関羽・張飛の三人です。桃園で義兄弟となる契りを交わした彼らの願いは、乱れた世の中を正し、苦しんでいる人々を救うことでした。事实[1]

好きな理由1:最初は三人しかいない

壮大な歴史ドラマなのに、始まりはたった三人です。そこがいい。大きな組織も、最初は誰かが誰かに声をかけるところから始まる。第1巻の目次にも「黄巾賊の乱」や「張飛」といった章が並び、一人ずつ顔の見える出会いから物語が動き出すのが分かります。解读[1]

中学で学級委員を引き受けたとき、私はこの漫画の主人公たちのように、人が自然に集まってくるものだと思っていました。実際には、声をかけても誰も来ない日があり、来てくれた人をがっかりさせる日もありました。集めることより、集まった人に「来てよかった」と思ってもらうほうが、ずっと難しかった。喜好

学級委員の一年が終わるころ、最後まで手伝ってくれた友だちに「おまえが頼んだから来ただけだ」と笑われました。その言葉が、いまでも妙にうれしいのです。人が集まる理由は、立派な旗より、案外そういう小さな頼みごとのほうにあるのかもしれません。喜好

好きな理由2:人柄で人が集まる

この作品の面白さは、強さや知恵だけでなく、人柄で人が集まってくるところにあります。誰かの言葉を信じて人がついていく。そのぶん、ついてきた人の暮らしが、率いる人の肩にのる。横山さんの絵は表情を大げさにしないので、そのずしりとした重さが、静かなコマのなかにかえってよく出ていると私は感じます。解读

いま若い起業家の相談を受けるとき、私はよく「最初に一緒にやると決めた人に、何を約束しましたか」と聞きます。事業の計画より先に、その答えを聞きたいんです。人が増えると、最初の約束はいつのまにか後回しになる。後回しにしたことに、本人は気づかない。私自身がそうでしたから。桃園の三人の誓いを読み返すと、最初の約束の重さを、毎回思い出させられます。喜好

Noa

三国志の物語って、小説やゲームや映像で、いろんな国の人がそれぞれの形で触れているよね。同じ三人の誓いでも、どの形で最初に出会ったかで、思い浮かべる顔が違うのがおもしろい。解读

Takashi

そうですね。私にとっての顔は、この漫画の顔です。潮出版社からは、英語と日本語の対訳で読めるバイリンガル版も出ています。言葉の違う人と同じページを見ながら話せたら楽しそうです。喜好[2]

Noa

それ、やってみたい。誓いの場面の台詞が、英語ではどんな言葉になってるのか気になる。喜好

出版社の紹介ページには、その誓いの一節が対訳で載っています。「We swear to the Heavens.」。日本語の側は「我ら天に誓う。」です。事实[2]

Noa

天に誓う、が、Heavensになるんだ。複数形なのがちょっといいね。空が一枚じゃない感じ。解读

好きな理由3:世代が入れ替わっていく

長い物語なので、読み進めるうちに、最初に夢中になった人物たちの次の世代が出てきます。展開には触れませんが、私が大人になって読み返していちばん響いたのはそこでした。人を集めた人は、いつか、集めた人を誰かに託さなければならない。いま若い起業家の相談を受けている私には、その場面の重さが、中学生のころとはまるで違って見えます。解读

苦手そうな人への入口

全60巻と聞くと、それだけで尻込みすると思います。まずは第1巻だけで十分です。三人が出会い、最初の仲間が集まるところまで読んでみてください。人物の名前が覚えられなくても、誰が誰に声をかけ、誰が誰を信じたか、その矢印だけを追えば、ちゃんと人の物語として読めます。

ほかの5本へ

敵の側の部下を見た『機動戦士ガンダム』、指揮官と上司の違いを考えた『銀河英雄伝説』、師と弟子の『スター・ウォーズ』。この四本は、どれも人を率いる側の物語として私の中でつながっています。だからこそ、率いることを忘れて見られる『五等分の花嫁』と『凪のあすから』が、私には必要なのだと思います。喜好

人を集めた日は、集まってくれた人に「来てよかった」と思ってもらう日の始まりでもある。最初の三人からでいいのです。

本文中的作品

讲述者 Takashi 用历史思考的工作服社长 阅读更多 Takashi 的文章 →

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