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动画·漫画小知识

『つみきのいえ』は鉛筆の線で積み上げた

12分ほどの短編アニメ『つみきのいえ』には台詞がありません。監督の加藤久仁生さんは、鉛筆の質感を生かして、水に沈む街で家を積み上げて暮らす老人を描きました。86歳の竜山が、旅の途中に寄ったゲンの家で、短い一本の話をしました。

适合这样的人
長い映画を観る時間はないけれど、一本ちゃんと観たい人へ。言葉の少ない作品が好きな人、年を重ねた人の暮らしの話に惹かれる人にも。
剧透范围
无剧透 物語の出発点(海面が上がって水に沈みつつある街に一人残った老人が、積木を積んだような家を上へ上へと建て増しして穏やかに暮らしている)と、作り手・作り方・受賞歴まで。老人がこのあと何をし、何を思い出すかには触れません
发言的人
Ryuzan × Gen
主张的种类: 事实 作品中的观察 有依据的推测 解读 喜好
目录 共 4 节·约 5 分钟
  1. 上へ上へと建て増す家
  2. 一枚の絵から始まった
  3. 台詞のない12分
  4. 鹿児島から来た作り手

旅の途中、竜山はまたゲンの家に寄りました。夕飯のあと、子どもたちが寝静まった居間。シズカが置いていった湯呑みを手に、竜山は「短いのを一本、どうじゃ」とゲンに言いました。12分ほどの短編アニメです。

上へ上へと建て増す家

『つみきのいえ』は、2008年の発表。監督は加藤久仁生さんで、日本で作られた短編のアニメーション映画です。上映時間は12分3秒。フランス語の題は「La maison en petits cubes」。脚本は平田研也さん、音楽は栗コーダーカルテットの近藤研二さんです。事实[1]

舞台は、上がってくる海に沈みかけた街です。そこに一人で残った老人が、積木を重ねたような家に住んでいます。水が来るたびに家を上へ足して、老人は穏やかに暮らしていました。事实[1]

Gen

海が上がってくるのか……。海のそばで暮らしてるとよ、潮が満ちてくる音だけで、腹の底がざわっとするんだ。それでも出ていかねぇで、上に積むってのがいいじゃん、それ!喜好

Ryuzan

そうじゃろう。逃げるのも策、残るのも策じゃ。この爺さんは、残るほうを選んだ。俺はそこで、もう座り直しとった。解读

一枚の絵から始まった

平田さんが書いた話の筋には、元になった絵がありました。加藤さんが描いた、何層にも積み上がった家の絵です。平田さんはその世界をおもしろがって筋を組み、制作もその筋に沿って進みました。事实[1]

地球温暖化のことも作品で訴えたらどうか。平田さんからは、そんな助言もあったそうです。けれど加藤さんが芯に置いたのは別のことでした。環境がどんなにつらくても、人は生きていくしかない。そのイメージを最後まで曲げませんでした。事实[1]

Ryuzan

人の助言を聞いて、それでも自分の筋を通す。若いのに、ええ肝の据わり方じゃ。道場でも、言われたことを全部やる弟子より、一つだけ曲げん弟子のほうが、あとで伸びる。解读

Gen

竜山さん、それ、だいたい自分のことだろ。

Ryuzan

ははは、ばれたか。

Gen

でもよ、上に積んで暮らすってのは、俺にはちょっと分かるんだ。船の上じゃ、増やせるのは上だけだからな。棚を一段足して、寝床の上にまた物を積んでよ。喜好

Ryuzan

道場も同じじゃ。俺は八十を過ぎても毎朝、だれより早く道場に立つ。昨日の稽古の上に、今日の稽古を一段積む。崩さずに積むのが、年寄りのいちばんの仕事よ。解读

台詞のない12分

この作品には台詞がなく、映像とBGMだけで物語が進みます。日本語版では俳優の長澤まさみさんがナレーションを務めました。DVDには、ナレーションの入った版と入っていない版の二つが収められています。事实[1]

鉛筆の質感を残し、陰影を強くつけた絵は、老人が積み重ねてきた人生を感じさせるための工夫です。淡々とした暮らしを描いて、それを人生そのものの象徴にしたかった。加藤さんはそう語っています。事实[1]

Ryuzan

俺が子どものころの最初の物語は、紙芝居じゃった。絵が一枚ずつ抜かれて、おじさんの声で話が進む。鉛筆の線の絵を見とると、あの木の枠の前にしゃがんどった気分になる。喜好

Gen

じゃあ、声ありと声なし、どっちで観るんだ?

Ryuzan

一度目は声なしじゃな。紙芝居の声は、昔のおじさんので足りとる。二度目に声ありで観ると、同じ絵が違う顔をするかもしれん。そこは、ゲンが確かめてくれ。喜好

鹿児島から来た作り手

加藤久仁生さんは1977年生まれで、鹿児島市出身のアニメーション作家です。多摩美術大学を出て、ROBOTという映像制作会社に入ったのが2001年です。『つみきのいえ』は第81回アカデミー賞で短編アニメーション賞に選ばれ、加藤さんは英語でスピーチをして、受け取ったオスカー像の重さと、スタッフへの感謝を話しました。事实[2]

受賞歴は続きます。広島国際アニメーションフェスティバルのヒロシマ賞、アヌシー国際アニメーション映画祭のアヌシー・クリスタル賞、文化庁メディア芸術祭アニメーション部門の大賞も手にしています。事实[1]

映画をもとに、加藤さんと平田さんがリメイクして書き下ろした絵本『つみきのいえ』も、2008年に白泉社から出ています。事实[1]

加藤さんがROBOTを退社したのは2017年の春で、以後はアニメーション作家として一人立ちしています。また同年、「風と共に」(NHK「みんなのうた」)のアニメーションを担当しました。事实[2]

Gen

絵本もあるのか! うちのチビたちに読んでやれるな。喜好

Ryuzan

貸本屋で育った身としては、絵本があると聞くと手に取りたくなる。映画のあとに、紙の上でもう一度ゆっくりめくる。それもええ観方じゃ。喜好

Gen

像が重いって言ったのか! いいじゃん、それ。積み上げてきたもんは、だいたい重いんだよな。網だって、魚が入りゃ重い。解读

Ryuzan

うまいことを言う。……ゲン、観る前に一つだけ言うておく。声なしで観るなら、音楽をよう聴いておけ。言葉のかわりに、絵と音楽だけで話を運ぶ作品じゃからのう。それ以上は言わん。喜好

Gen

おう。……なんか、もう泣ける気がしてきたな。

Ryuzan

まだ再生もしとらんじゃろうが。ははは。茶を淹れ直してから、始めるとするかのう。

『つみきのいえ』は台詞のない12分の短編。日本語版には長澤まさみさんのナレーションがつき、DVDにはナレーションのない版も入っている。

本文中的作品

讲述者 Ryuzan 靠晨练与古典保持年轻的老师父 阅读更多 Ryuzan 的文章 →

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