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动画·漫画小知识

『ファインディング・ニモ』のニモはペルクラの特徴を持つ

2003年のピクサー映画『ファインディング・ニモ』。ニモはカクレクマノミとして紹介されましたが、生物学的には近縁種のペルクラの特徴を備えています。海の男ゲンが、旅の途中に寄った竜山と、縁側で魚を焼きながら、クマノミと父親の話をしました。

适合这样的人
子どもと一緒に観る海の映画を探している人へ。水族館や海でクマノミを見たことがある人にも。
剧透范围
无剧透 物語の舞台(グレートバリアリーフの海)と出発点(カクレクマノミの父マーリンが息子ニモを過保護に育て、ニモが初めて学校に行く日を迎える)、名前の由来、作り手たちの取材、カクレクマノミの生態まで。学校に行った日より後の出来事と結末には触れません
发言的人
Gen × Ryuzan
主张的种类: 事实 作品中的观察 有依据的推测 解读 喜好
目录 共 4 节·约 5 分钟
  1. 海の底の父と子
  2. 公園で気づいたこと
  3. 潜って学んだ作り手たち
  4. ニモはどっちのクマノミか

日曜の昼、海辺の町のゲンの家。旅の途中の竜山さんが、ふらりと寄りました。縁側では、朝に獲れたアジが七輪で焼けています。居間では、子どもたちが午前中に観たアニメ映画の話を、まだ続けていました。

海の底の父と子

Ryuzan

ははは。魚の映画を観たあとに魚を焼くとは、ゲン、ええ度胸じゃ。

Gen

海の男はそういうもんだ! 食って、笑って、生きていく。……でもな師範、今朝のは親父の話でよ。チビたちの横で、俺のほうが前のめりになっちまった。

『ファインディング・ニモ』は、アメリカ発のアニメ映画で、公開は2003年です。ディズニーとピクサーが組んで製作し、全編を3DCGで描いています。ピクサー長編の5本目にあたる作品です。日本公開は2003年12月6日。監督と原案はアンドリュー・スタントンさんです。主人公の名前ニモは、ジュール・ベルヌの小説『海底二万里』に出てくるネモ船長にちなんでいます。事实[1]

オーストラリアのグレートバリアリーフが舞台です。マーリンはカクレクマノミの父親で、息子ニモには過保護に接しています。ニモは6歳。何かと心配するマーリンに、うんざりしています。そこへ、ニモが初めて学校に通う日がやってきます。事实[1]

マーリンとニモは、ニモの右の胸びれを「幸運のヒレ」と呼んでいます。そのひれは生まれたときから小さく、ニモは泳ぎが得意ではありません。それでも親子とも、悪いことだとは受け取っていないのです。事实[1]

Gen

幸運のヒレ、だぞ。小さいヒレを、親子で幸運って呼ぶんだ。……泣けるじゃねぇか……!喜好

Ryuzan

足りんところに名前を付けて、看板にする。道場でも、背の低い弟子ほど低い構えがうまくなる。名前を付けてやるのは、師匠の仕事じゃのう。解读

Gen

でもよ、マーリンの心配性は、俺には耳が痛ぇ。俺は遠洋に出てて、子どもらのそばにいてやれなかった。心配する暇もなかった父ちゃんだ。喜好

Ryuzan

そのぶん、奥方が家で見とったんじゃろう。心配は、誰かが引き受けとるもんじゃ。俺も旅に出ると連絡がつかんと、弟子たちに心配をかけてばかりでな。解读

公園で気づいたこと

スタントンさんの中で、この映画はいくつかの体験が重なって形になりました。そのうちの一つが家族での外出です。息子が生まれて間もない1992年、出かけた先のマリン・ワールド(Marine World)で、サメのトンネルなどの展示を見て、海の中ならコンピュータアニメーションで美しく見せられると思ったそうです。別の体験は1997年のことです。息子と公園を歩いていたスタントンさんは、自分が過保護になっていて、その日いっしょに過ごせたはずの時間をふいにしたと気づきます。事实[2]

マーリンとニモのもとになったのは、一枚の写真だったとスタントンさんは話しています。写っていたのは、イソギンチャクから外をのぞく2匹のクマノミ。色は鮮やかなのに、イソギンチャクの外へはなかなか出てこない魚です。事实[2]

Gen

公園で気づいた、ってのがいいじゃねぇか。父ちゃんのしくじりも、きっかけの一つなんだな。解读

Ryuzan

自分のしくじりを物語にして、人に渡す。年寄りの説教より、よほど効く。解读

潜って学んだ作り手たち

魚が本物らしく動くように、作り手たちは海そのものを学びに出かけました。行き先は水族館と、ハワイの海。アーティストたちは、サンゴ礁を知るためにスキューバダイビングの講習まで受けています。座学もありました。アニメーターは魚の生物学と海洋学を短期間で詰め込み、社内では魚類学者が講義をしています。事实[2]

Gen

絵を描く連中が、潜ったのか! それなら信用できる。海は、潜ってみねぇと分からねぇからな。喜好

Ryuzan

学者の講義つきとは、ずいぶん手厚い稽古じゃ。型は、本物を見てから覚えるのがいちばんじゃからのう。解读

ニモはどっちのクマノミか

カクレクマノミは、浅い海のサンゴ礁域にいる海水魚です。ハタゴイソギンチャクなどの仲間と寄り添って暮らします。体はオレンジ色で、白い帯が3本、ひれは黒。成魚で8センチメートルほどです。イソギンチャクは住みかであり、捕食者から身を隠す場所でもあります。触手には刺胞(毒針)がありますが、クマノミの仲間は耐性を持っています。国内では、沖縄の周辺や奄美大島から南の海に分布しています。事实[3]

映画『ファインディング・ニモ』に出てくるニモは、カクレクマノミだと紹介されました。ですが生物学の目で見ると、ニモは近縁種のペルクラ(Amphiprion percula)の特徴を持っています。ペルクラは色が鮮やかで、背びれの鰭条の数は、カクレクマノミが11本のところ10本です。目の虹彩は明るいオレンジ色なので、目が小さく見えます。カクレクマノミは虹彩が黒く、そのぶん目が大きく見えます。事实[3]

Gen

俺は沖縄の海で潜ったとき、イソギンチャクの中のやつを見たことがある。顔だけ出して、こっちを見てた。……でも、背びれのすじなんて数えたことなかったぞ。喜好

Ryuzan

ははは。目の大きさで見分けるとは、人相見のようじゃのう。

Gen

今度チビたちと観るときは、ニモの目を見る。大きく見えるか、小さく見えるか。答えは、画面の中で確かめる。喜好

Ryuzan

それがええ。で、ゲン。学校に行ったあと、ニモはどうなる。

Gen

言わねぇ! 師範も、自分で観てくれ。チビたちの隣でな。

Ryuzan

わかった、わかった。……おい、アジが焦げるぞ。

『ファインディング・ニモ』のニモはカクレクマノミとして紹介されたが、生物学的には近縁種ペルクラの特徴を備えている。見分ける手がかりの一つは目で、ペルクラは虹彩が明るいオレンジ色なので目が小さく見える。

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