这篇文章尚未翻译成此语言。目前显示日语原文。

动画·漫画小知识

夜勤明けの遠征ルーティン 劇場までと帰り道

夜勤明けのまま新幹線に乗って、推しに会いに行く看護師のチアキ。チケットが取れた日に決めること、キャリーの中身、移動中の体の動かし方、客席での過ごし方、帰りの新幹線の手帳まで。遠征の準備を、順番どおりに書いた。

适合这样的人
地方から劇場やライブ、作品の舞台になった場所へ出かける人へ。遠征の準備を、体と暮らしを崩さずに続けたい人に。
剧透范围
无剧透 作品の内容には触れません(劇場やライブへの遠征の準備の話)
发言的人
Chiaki
主张的种类: 事实 作品中的观察 有依据的推测 解读 喜好
目录 共 9 节·约 12 分钟
  1. 取れた日に決める三つのこと
  2. 私が正規の窓口で買う理由
  3. 前の晩と当日の朝
  4. キャリーの中身
  5. 移動中の小さな体操
  6. 夜勤明けの遠征は正直に
  7. 劇場に着いたら
  8. ついでの寄り道
  9. 帰りの新幹線の手帳

夜勤明けの朝、更衣室で髪をほどいて、ゆるく巻き直します。小さなキャリーを引いて、そのまま駅へ。年に十何回か、私はそうやって東京の劇場へ向かいます。地方に住んでいると、推しに会いに行くことは、そのまま旅になります。今日は、私の遠征の準備を、チケットが取れた日から、帰りの新幹線までの順に書いてみます。人に合うかは分かりません。私がこうしている、という話です。

取れた日に決める三つのこと

チケットが取れたと分かった日に、私は三つのことだけ決めます。休みをどう寄せるか、行きと帰りをどうするか、そして今月いくらまで使うか。この三つを、その日のうちに手帳に書きます。舞い上がっているうちに決めるのが、私のこつです。浮かれている日の私は、何でも引き受けがちなので。喜好

休みは、三交代の勤務表とのにらめっこです。夜勤明けの日と、その次の休みを並べると、一泊二日の遠征がちょうど入ります。どうしても合わないときは、同僚に勤務の交換をお願いします。お願いするときは、相手の都合を先に聞いて、こちらの事情は短く。借りたぶんは、相手の大事な日に返します。病棟の勤務表は、お互いさまでできているので。喜好

お金のことは、正直に書きます。遠征に使うのは、月の手取りの三割まで。そう決めています。決めているのに、守れない月があります。大きな公演が重なった月や、好きな人の新しい舞台が決まった月。守れなかった月は、翌月をその分だけ控えめにします。決まりは、守れない自分も込みで作るものだと、最近は思っています。喜好

それから、取れた日の夜に、もう一つだけすることがあります。母に連絡することです。母も看護師だったので、遠征の話をすると、まず「夜勤明け?」と聞かれます。はい、と答えると、ため息のあとに「水、持っていきなさいよ」。毎回同じやり取りですが、それを聞くと、行っていいんだなと思えます。喜好

私が正規の窓口で買う理由

当選の連絡が来ない日もあります。むしろ、そちらのほうが多いです。外れた日に、高い値段で譲るという書きこみが目に入ることもあります。私は、そういうチケットは買いません。喜好

チケットの不正な転売は、法律で禁止されています。事实[1]

法律があるから買わない、というのもあります。でも、それより前の気持ちとして、推しの舞台の客席は、その舞台を作った人たちが決めたやり方で座りたいんです。外れた日は、外れた日の過ごし方をします。配信があれば、休憩室で五分だけ観る。なければ、手帳に前の公演のカーテンコールを書き写す。チケットは外れた。でも、今日の推しが無事なら、それでいい。そう言えるようになるまでには、時間がかかりました。喜好

それから、同行者を探すときや、余ったチケットを譲ってもらうときも、主催者が用意している正規の仕組みがあるなら、そちらを使います。公式の譲渡の窓口があるかどうかは、チケットの案内に書いてあることが多いので、当選したらまず最後まで読みます。書いていなければ、主催者に問い合わせます。読まずに困るのは、だいたい当日なので。喜好

当落が出る日は、なるべく日勤の日にしないようにしています。結果が気になって、仕事の手が止まるのがいやなので。どうしても日勤に当たる日は、休憩まで見ないと決めて、スマートフォンをロッカーにしまいます。休憩室で一人で見て、当たっていたら小さく手を握る。外れていたら、湯のみのお茶を一口飲んで、午後の仕事に戻ります。喜好

前の晩と当日の朝

遠征の前の晩は、たいてい夜勤の前か、夜勤の最中です。だから準備は、もっと前の休みの日に済ませておきます。キャリーに詰めるのは出発の二日前。前の晩に考えなくていいように、出発の朝に手に取るものだけを、玄関の棚に並べておきます。チケットを表示するスマートフォン、充電器、財布、手帳、ハンカチ。この五つがそろっていれば、ほかを忘れても何とかなります。喜好

夜勤の休憩には、乙女ゲームの選択肢を一つ選ぶのが私の習慣です。遠征の前の夜勤だけは、選択肢を選ぶ前に、明日の乗り換えを一度だけ確認します。どの駅で、何分の電車に乗るか。頭に入っていれば、夜勤明けのぼんやりした頭でも、体が勝手に動いてくれます。喜好

夜勤明けの朝は、申し送りを終えて、更衣室で着替えます。仕事の靴を脱いで、歩きやすい靴に履き替える。ひっつめていた髪をほどいて、ゆるく巻く。この十分くらいで、看護師の私から、客席の私に切り替わります。鏡の前で一度だけ深呼吸して、ゆっくり息して、と自分に言います。仕事で患者さんにかける言葉を、自分にかけるのは、この朝だけです。喜好

朝ごはんは、駅で何か温かいものを買います。夜勤明けの体は、思っているよりずっと冷えていて、何も食べずに新幹線に乗ると、途中で手が冷たくなってきます。座席に着いて、温かいものを食べて、目覚ましをかけて、眠る。これが行きの新幹線の決まった流れです。喜好

キャリーの中身

私の遠征の荷物は、小さなキャリー一つです。劇場の座席の下や、ロッカーに収まる大きさ。大きな荷物は、自分にも、周りの人にも負担になるので。喜好

中身はだいたい決まっています。着替えは一日分と、寝間着がわりのTシャツ。化粧ポーチ。充電器。手帳とペン。それから、仕事のくせで、絆創膏と、経口補水液と、ハンドタオルは、いつも入れています。自分のためでもあり、劇場で誰かの具合が悪くなったときのためでもあります。喜好

推しの色は、ハンカチ一枚にだけ入れます。服やかばんを推しの色でそろえることはしません。ハンカチは、推しが変わるたびに一枚ずつ増えて、いま家の引き出しに七枚あります。遠征の日は、その中から一枚だけ持っていきます。ポケットの中で握れるくらいが、私にはちょうどいいんです。喜好

入れないものも決めています。たくさんのうちわや、大きな手作りのもの。客席でかさばるものは、隣の人の視界や足元をふさぐことがあるので、私は持っていきません。好きの大きさは、荷物の大きさではないと思っています。喜好

帰りの荷物のことも、出かける前に考えておきます。グッズを買う日は、そのぶんの空きを、キャリーにあらかじめ作っておく。ブロマイドは折れないように、硬い板を一枚入れていきます。家に帰ったら、押し入れの上段の保存箱へ。荷物の行き先まで決まっていると、劇場の物販で迷う時間が短くなります。喜好

移動中の小さな体操

夜行バスで行く日もあります。新幹線より安く、着いた朝からそのまま動けるので。ただ、長い時間、同じ姿勢で座っていることになります。喜好

長い時間、同じ姿勢を取り続けないこと。ときどき足を動かすこと。長い移動のときに気をつけたいこととして、一般によく挙げられることです。事实[3]

私がやっているのは、とても地味なことです。休憩で止まるたびに、バスを降りて少し歩く。座っているあいだは、一時間に一回くらい、かかとを上げ下げしたり、足首を回したりする。それから、水は、のどが渇く前に少しずつ飲むようにしています。仕事の場所でもないのに、つい自分の脈と呼吸を数えるのは、職業病です。喜好

体調に気になることがある日は、私は遠征そのものをやめます。チケットがあっても、です。私が書けるのは、私が自分の体のためにやっていることまでです。喜好

新幹線のときも、同じことを少しだけやります。通路側の席が取れたら、一時間に一回くらいは立ち上がって、デッキまで歩いて戻ってくる。窓側の席の日は、足元で足首を回すだけにします。眠っているあいだは動かせないので、起きたら最初に足を動かす。目覚ましを止めたら、まずかかと。それが、私の新幹線の起き方です。喜好

夜勤明けの遠征は正直に

夜勤明けに、寝ないまま新幹線に乗る。私はこれを、何度もやってきました。行きは、劇場が近づくにつれて目がさえていきます。問題は帰りです。帰りの新幹線で、なぜか涙が出てきます。悲しいわけではないのに、止まらない。たぶん、体が限界なんだと思います。喜好

だから、行きの新幹線で眠るのは、私の中でいちばん大事な決まりになりました。目覚ましをかけて、窓側の席で、上着を顔にかけて。劇場に着いてから眠くなるより、移動のあいだに眠っておくほうが、客席で集中できます。眠れなかった日は、そのぶん、帰りは寄り道をせずにまっすぐ帰ります。喜好

それでも、帰りに泣いてしまう日はあります。最近は、それも遠征の一部だと思うことにしました。泣いて、眠って、地元の駅に着いたら、もういつもの私に戻っている。翌日の勤務に、ちゃんと間に合うように。喜好

遠征の翌日を、休みにできる日は休みにします。できないときは、日勤にしてもらうようにお願いしています。遠征明けに夜勤が入ると、体の時計がどこにあるのか分からなくなるので。推しに会いに行くのは、仕事をやめるためではなく、仕事を続けるためなんだと、自分に言い聞かせています。喜好

劇場に着いたら

劇場には、開演のだいぶ前に着くようにしています。ロッカーに荷物を預けて、お手洗いを済ませて、飲み物を一口。席に着いたら、周りの人の顔を一度だけ見ます。具合の悪そうな人がいないか、つい確かめる癖があります。喜好

開演前に、もう一つだけ決めていることがあります。今日の推しの名前を、心の中で一度だけ呼ぶこと。声には出しません。呼んだら、あとは舞台の上の人を、役の名前で見ます。役者さんとして応援する気持ちと、物語のキャラクターとして見届ける気持ちを、私は客席でいったん分けておきたいんです。喜好

客席では、私は静かな客です。推しの名前を叫んだりはしません。代わりに、祈るような気持ちで舞台を観ています。私がいちばん好きなのは、カーテンコールで役者さんが袖に下がる一歩です。キャラクターだった人が、その一歩で、一人の役者さんに戻っていく。そこだけは、毎回、息を止めて見ています。喜好

推しや演者を笑う人がいても、私は何も言いません。でも、客席で危ないことをする人がいたら、仕事の声が出ます。立ち上がって身を乗り出す人、通路で走る人。「危ないので、座ってください」。短く、具体的に。病棟で毎日使っている声です。喜好

幕間の休憩は、短いので段取りが大事です。お手洗いは混むので、一幕のあいだに行きたくならないよう、開演前の飲み物は少なめにしておきます。休憩に入ったら、すぐ立って、すぐ戻る。席に戻ったら、パンフレットは開かずに、一幕の最後の場面を頭の中でもう一度なぞります。二幕の最初の一音を、ちゃんと聞きたいので。喜好

カーテンコールが終わって客席の明かりがつくと、私はすぐには立ちません。周りの人が通路に出ていくのを待って、最後のほうで席を立ちます。急いで出ても、ロビーは混んでいます。ゆっくり立つあいだに、今日いちばん残った場面を、一つだけ選んでおきます。それを手帳に書くための、短い時間です。喜好

終演後は、人の流れが落ち着くまで、ロビーの壁際に立っています。手帳を出して、その日のカーテンコールだけを書き留めます。隣の席だった知らない人と目が合ったら、一言だけ感想を言って別れます。名前も聞かないし、連絡先も交換しません。その一言で、その日の遠征が終わります。喜好

終演後に具合の悪くなった人を見かけたときは、推しの余韻をいったん置いて、そちらへ行きます。声をかけて、名前を聞いて、呼吸を確かめて、劇場の係の人を呼ぶ。私にできるのは、そこまでです。係の人に引き継いだら、私はまた、ただの客に戻ります。喜好

ついでの寄り道

遠征のついでに、私は小さなライブハウスにも寄ります。舞台とは違う、近くて、音の大きな場所です。そこで歌っている人への手紙には、毎回同じ便箋を使います。最後には、必ず「返事はいりません」と書きます。喜好

好きな作品の舞台になった場所を歩くこともあります。その場合も、決まりがあります。そこで暮らしている人の邪魔をしないこと。写真を撮るときは、人が写りこまないようにすること。お店に入るなら、何かひとつ買うこと。私にとってそこは聖地ですが、そこに住む人にとっては、ふだんの町なので。喜好

舞台を観に行く遠征と、作品の舞台を歩く遠征は、準備が少し違います。劇場の日は、時間が決まっているので、逆算して動きます。町を歩く日は、時間を決めずに、歩ける靴と、水と、雨具だけ持っていく。どちらの日も、帰りの電車の時間だけは、最初に手帳に書いておきます。好きなものの近くにいると、時間の感覚がなくなるので。喜好

寄り道は、一回の遠征で一つまで、と決めています。欲ばると、帰りの新幹線に間に合わなくなるし、体ももちません。行けなかった場所は、次の遠征の楽しみに取っておきます。喜好

帰りの新幹線の手帳

帰りの新幹線で、私はもう一度手帳を開きます。書くのは三つです。カーテンコールのこと、隣の人と交わした一言、それから、次に行けそうな日。最後の一つは、勤務表を思い出しながら、鉛筆で薄く書きます。決まっていない予定を、薄く書いておくのが好きなんです。喜好

手帳には、ときどき、行けなかった公演のことも書きます。当たらなかった日付と、その日に自分が何をしていたか。夜勤だった、とか、配信を五分観た、とか。行けた日だけを書いていると、手帳は楽しいことばかりになります。でも、行けなかった日も含めて、私の推し活なんだと思うようになってから、全部書くようにしました。喜好

地元の駅に着くと、ハンカチをキャリーのいちばん奥にしまいます。次の朝は、また髪をひっつめて、病棟へ。推しの色は、次の遠征の日まで、引き出しの中で待っています。喜好

遠征の準備は、結局、好きなものに会いに行くために、自分の体と暮らしを整えることなんだと思います。無理をしない、と書けたら格好いいのですが、私は少しだけ無理をします。その少しだけを、どこまでにするか。それを決めておくのが、私のマイルーティンです。喜好

私は、取れた日に休み・行き帰り・使っていい額を決めます。チケットは正規の窓口で。移動中はときどき足を動かして、客席では静かに。帰りの手帳には、次の日を薄く書いておきます。

本文出现的词语

查看全部用语 →

讲述者 Chiaki 夜班结束后搭新干线去见推的护士 阅读更多 Chiaki 的文章 →

接着读

全部文章

返回顶部