いまは世界中からコスプレイヤーが集まるイベントも、最初の一回は小さな集まりでした。
レイさんは、こういう大きな催しにも出られるのですか。
見に行くほう。今日は、その始まりの話。
2003年の最初の一回
最初の「世界コスプレサミット2003」が開かれたのは2003年10月12日。世界コスプレサミットの20周年特設サイトの年表に、そう載っています。会場は名古屋市中区大須のホテルです。招いた海外のコスプレイヤーは5名で、国はフランス、イタリア、ドイツの3か国。行われたのは、各国の代表が語り合うパネルディスカッションと、撮影会、交流会でした。事实[1]
五人、ですか。思っていたよりずっと少ない。
最初は、話し合いと撮影と交流。競う場じゃなくて、集まって話す場から始まってる。私はそこが好き。喜好
一年ずつ増えていったもの
同じ年表によると、2004年には大須商店街で初めての「大須コスプレパレード」が行われ、100名のコスプレイヤーが参加しました。「世界コスプレチャンピオンシップ」の初開催は2005年で、会場は「愛・地球博」のEXPOドーム。7か国が参加しています。事实[1]
2006年に開かれた「世界コスプレサミット2006」は、外務省と国土交通省が後援につき、世界の9か国が参加した、と記されています。事实[1]
話す、歩く、競う。毎年一つずつ、できることが足されてる。手順書みたいにきれいな増え方。解读
最初から大きくしようとしなかったのが、よかったのかもしれませんね。……私の推測ですが。解读
いまの姿
愛知県の観光サイトも世界コスプレサミットを取り上げています。始まりは2003年。世界各地からコスプレイヤーが集まって、文化を交流させるイベントだ、という説明です。開かれるのは毎年夏の名古屋。2023年には、参加した国・地域が36を超えたとあります。事实[2]
五人から始まって、三十六を超える国と地域。人が集まる場所を、少しずつ育てたのですね。作品中的观察
コスプレは、作品の中の誰かとの距離を、自分の体で縮める遊びだと思ってる。それが、国と国の距離を縮める場所にもなった。……今の、長かった?解读
いいえ。ただ、私は写真を撮られるのが少し苦手なので、行くなら見る側で。
それでいい。撮るかどうかは、撮られる人が決めること。
話す場から始まったこと
私が最初に衣装を作ったのは高校生のとき。型紙が数ミリずれて、一晩かけて直した。誰かに見せるためというより、作品との距離を縮めたかった。喜好
作品との距離、ですか。
好きなキャラクターの服を着ると、そのキャラクターがどう動くか、体で分かる。袖が邪魔だったり、思ったより重かったり。画面の中の人の苦労が少しだけ分かる。喜好
それは、見る側にいるだけでは分からないことですね。
いつか一緒に見に行く? 人の多いところが苦手なら、朝の早い時間だけでも。喜好
……考えておきます。見る側でよければ。
世界コスプレサミットの最初の海外ゲストは、3か国の5人だった。話し合いから始まった集まりが、一年ずつ形を増やしていった。