昼休みの「しおりのある部屋」。おにぎりを食べていたアカリが、ジンの読んでいた単行本の表紙をのぞきこみました。金髪とトンガリ頭の二人組。そこから、転校の日の話になりました。
転校の日に決めた
それ何? 頭すごいね。
『今日から俺は!!』。不良の漫画だが、笑える。
最初から不良なの?
いや。そこが面白い。
小学館の公式配信のページにある1巻の紹介は、「この転校をキッカケに俺は・・・」という一言から始まります。それまでぱっとしなかった三橋が、とにかく目立ちたくて、金髪パーマのツッパリとしてデビュー。そこへ、トンガリ頭にマスク姿の、もう一人の転校生・伊藤が現れる、という内容です。事实[1]
同じページには、著者は西森博之さん、雑誌は少年サンデー、レーベルは少年サンデーコミックス。シリーズは全38巻で完結しています。事实[1]
え、さえなかった子が、転校をきっかけに金髪にしたってこと?
そうだ。最初から強いやつの話じゃない。新しい場所で、自分を作り直すところから始まる。解读
デビューの気持ちは分かる
私、学校を移ったとき、ちょっとだけその気持ち分かった。新しいところなら、前の自分を誰も知らないから。喜好
……そうか。
金髪にはしてないよ。気持ちの話。
それでいい。真似すんなよ。
しないって。ジンこそ、昔そういうのやった?
俺も遠くからこっちに来たとき、ちょっとは作った。ステージの上の顔とか。……別に、デビューってほどじゃない。喜好
二人組なのがいい
小学館コミックの文庫版1巻のページによると、発売は2011年4月15日で、「ニシモリ作品初文庫化!」とうたわれています。紹介文の締めは、金髪とトンガリ頭のツッパリコンビは最強で、そのふたりが巻き起こす青春不良コメディだ、という一文です。事实[2]
コンビなんだ。一人じゃないんだね。作品中的观察
そうだ。同じ日に転校してきた二人。片方は目立ちたいだけで始めて、もう片方は見た目からして本気に見える。並ぶと、ちぐはぐで笑える。でも、ちぐはぐな二人が並んでるのを見ると、なんか安心する。解读
わかる。一人でデビューすると、たぶん心細いもん。喜好
拳で上がっていく話も、だいたい隣に誰かいる。俺はそこが好きだ。喜好
二人とも、ほんとは強いの?
それは読んで確かめろ。俺に言えるのは、目立ちたいだけで始めたやつが、隣のやつと並んでるうちに、だんだん本物の顔になっていくように見える、ってことだけだ。デビューは一日でできるが、続けるのは毎日だ。解读
それ、稽古と同じだ。喜好
そうだ。俺のギターも同じだ。毎日やめないやつが、最後に残る。喜好
変わりたい日の始め方
これ、けんかの話?
けんかの場面はある。でも、コメディだ。俺は、卑怯なやつが痛い目を見て、筋を通すやつが最後に笑う話として読んでる。笑いながら読めばいい。けんかを真似する漫画じゃない。解读
卑怯なのが負けるなら、私は好きかも。喜好
1巻だけ貸す。帰りの電車で読め。……夜更かしすんなよ。
ジンに言われたくない。
『今日から俺は!!』の三橋は、転校をきっかけに金髪パーマでツッパリデビューした。強くなる話は、変わりたいと思った日から始まることもある。