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二周目

『ダイヤのA』二周目は内野の目で観る

少年野球でショートを守る9歳のホマレは、アニメ『ダイヤのA』の第1期を、父ゲンと配信で二回観た。二回目に見ていたのは、ピッチャーのうしろの二遊間と、ベンチから出てくる代打の人。土曜の昼の居間で、二周目の話をしました。

本文含有直到结局的剧透

范围TVアニメ『ダイヤのA』第1期(全75話)の最終話まで。第2期以降のアニメと、原作漫画の続きには触れません

这是写给看完作品、想在二周目看得更有趣的人的文章。中段展开与结局、真相的细节都折叠起来,点击才会显示。

适合这样的人
アニメ『ダイヤのA』の第1期を最後まで観た人へ。一周目はピッチャーを追いかけた人に、二周目は内野の守りと代打の人を見てほしい、という話です。
剧透范围
会提及结局 TVアニメ『ダイヤのA』第1期(全75話)の最終話まで。第2期以降のアニメと、原作漫画の続きには触れません
发言的人
Homare × Gen
主张的种类: 事实 作品中的观察 有依据的推测 解读 喜好
目录 共 10 节·约 17 分钟
  1. 二周目は内野から
  2. 一年生チームの試合
  3. 最初に勝負した先輩
  4. 夏の大会のとちゅう
  5. 背中の後ろの声
  6. 準決勝の朝
  7. 不作と呼ばれた三年生
  8. 攻守交替の呼び止め
  9. 夏のあとの二遊間
  10. 最後の試合の九回

ダイヤのAのアニメの、最初のシーズンを二回観た。漫画は兄ちゃんの本棚で、まだとちゅう。アニメは父ちゃんと、土曜の昼に配信で観てる。二回目は、ピッチャーじゃなくて、内野ばっかり見た。ここから先は、最初のシーズンを最後まで観た人むけ。畳んであるところは、まだの人は開かないで。

二周目は内野から

Homare

父ちゃん、二回目は、ショートとセカンドだけ見るって決めた。

Gen

ほう。一回目は沢村ばっかり追いかけてたもんな。事实[3]

TVアニメ第1期は2013年10月から2015年3月まで放送。全75話

Homare

一回目は、だれが投げるかしか見てなかった。でも、おれはショートだから、ほんとはうしろのほうが気になる。

少年野球で、おれはショートを守ってる。セカンドのとなり。試合中は、バッターと、となりのセカンドと、ピッチャーの背中を見てる。アニメの一回目は、テレビの中のピッチャーの顔ばっかり見てた。二回目は、自分がいつも立ってる場所から観ることにした。喜好

Gen

二遊間ってのは、船で言うと、甲板の真ん中で網をさばく二人だ。息が合わねぇと、網がからまる。

Homare

からまったことある?

Gen

ある。若いころ、先輩と逆に引いてな。……あとで、こっぴどく言われた。

父ちゃんは野球の話になると長い。少年野球の日は、父ちゃんもグラウンドにいる。でも、アニメの内野の話は、ちゃんと聞いてくれた。喜好

Homare

一回目のとき、父ちゃん、試合の場面になるたびに立ち上がってた。

Gen

立ってねぇよ。……ちょっと腰が浮いただけだ。

Homare

テレビの前で立つの、おれだけじゃなかったね。

Gen

決まりは決まりだ。父ちゃんでも座る。

一年生チームの試合

最初のほうに、一年生と、二年生・三年生のチームが試合をする回がある。一回目は、沢村が試合に出られるかどうかでどきどきしてた。喜好

Homare

一年生、上の学年とやるの、こわそうだった。

Gen

上の学年ってのは、それだけででかく見えるもんだ。

Homare

おれ、四年生になって、五年生とか六年生と試合すると、あれになる。ボールが来る前から、体がかたくなる。

Gen

そういうときは、どうしてる?

Homare

グローブを二回たたく。そしたら、ちょっと動く。

Gen

いいじゃん、それ! 自分で動き出すスイッチを持ってるやつは強ぇ。

Homare

二回目は、春市ばっかり見てた。だって、ここが春市の最初の見せ場なんだよ。

Gen

あの小さい坊主か。……一回目は、沢村のおまけだと思ってたな、俺は。

Homare

おまけじゃないよ。沢村に、どうやったら塁に出られるか言ってるの、春市だもん。

二回目に観ると、春市が最初の回から、もうバットで仕事をしてるのが分かる。体は小さい。でも、どこに打てばいいか分かってる顔をしてる。おれも、チームでいちばん小さいほうだから、春市の打席になると、ちょっと前のめりになる。解读

Gen

体のでかさで決まらねぇってのは、海でも同じだ。でけぇ船より、小回りのきく船のほうが先に港に入ることもある。

Homare

春市、兄ちゃんと同じセカンドなんだよね。兄ちゃんが三年生で、レギュラー。

Gen

兄貴と同じ場所をねらうのか。……そりゃ、たいへんだ。

Homare

春市、ちっちゃいころ、兄ちゃんに守ってもらってたんだって。

Gen

守ってくれた兄貴と、同じ場所をとりに行くのか。……そりゃ、守られっぱなしじゃいられねぇってことだろうな。

Homare

おれも、兄ちゃんに守ってもらったこと、ある。公園で、上の学年の子とけんかになったとき。

Gen

あったな。あいつ、帰ってきても、ひとこともしゃべらなかった。

Homare

兄ちゃんは、そういうの言わないもん。

うちにも兄ちゃんがいる。兄ちゃんも野球をやってるけど、守る場所はおれとちがう。だから、けんかにならない。春市は、兄ちゃんと同じ場所。おれだったら、どうするか。二回目は、そればっかり考えながら観てた。喜好

最初に勝負した先輩

一回目は、沢村が青道に来るまでの話は、早く終わってほしかった。早く試合が見たかったから。二回目は、そこに大事な人が出てたって気づいた。喜好

Homare

沢村、まだ青道に入ってないのに、三年生と勝負するんだよ。

Gen

見学に来ただけの中学生が、いきなり四番みたいなやつとだもんな。度胸だけはある。

Homare

それに、見学に来ただけなのに、三年生とバッテリー組んでるんだよ。

Gen

初めての船に乗って、初めての船長の号令で網を入れるようなもんだな。……俺の最初の漁も、そんな感じだった。

Homare

こわかった?

Gen

こわいより、腹が減ってた。朝飯食うひまがなかったんだ。

Homare

おれも、知らないチームの人とでも、すぐ勝負したくなる。

Gen

知ってる。こないだも公園で、知らねぇ上の学年の子にかけっこ申しこんでたろ。

一回目は、東さんは、沢村がすごいってことを見せるための人だと思ってた。二回目に、最後まで観てから戻ったら、東さんの見え方が変わった。解读

中段为止決勝の前点击展开

夏の大会の決勝が近づいたころ、OBの東がグラウンドに戻ってきて、沢村との再戦になります。

いちばん最初に沢村と勝負した相手が、いちばん大きな試合の前に、また向き合ってくれる。ホマレはここを「勝負した人が、あとで練習の相手になってくれた」と言いました。勝ってから仲よくなるのがいちばん好きなホマレには、二周目でいちばんうれしかった場面のひとつです。ゲンの言い方では「先輩ってのは、卒業してからが先輩なんだよ」。

ホマレはノートに、東の行を「最初の勝負の相手」「あとで練習の相手」と書きました。ゲンが「お前の表は、どの話にも使えるな」と言うと、ホマレは「勝負した人が、あとでどこにいるか見ればいいだけだもん」と答えました。事实[1]

Homare

東さんの行、二回目に書き足した。

Gen

書き足すとこがあるってのは、いい話だ。

夏の大会のとちゅう

夏の大会のとちゅうに、春市が出てくる回がある。おれが二回目でいちばん止めたのは、そこ。喜好

中段为止夏の大会の一場面点击展开

明川学園との試合のとちゅう、片岡監督は代打に春市を送ります。春市はそれにこたえてヒットを打ち、そのあと沢村、倉持が続いて、好打者の亮介が打席に入ります。チャンスの場面で亮介が選んだのは、スクイズでした。

一年生の春市が出て、倉持がつないで、亮介が決める。ホマレはここを「二遊間と、二遊間になりたい人が、一本の線でつながってる」と言いました。二周目は、この三人の打席を続けて観ると、あとの回の意味が変わってきます。

ゲンは「スクイズってのは、自分はアウトになってもいいって打ち方だ。三年の、それも好打者がやる」と言いました。ホマレは、少年野球でまだスクイズのサインを出されたことがありません。「いつか出たら、亮介さんみたいに、迷わない顔でやりたい。打てる人が、打たないで仲間を還すのは、かっこいい」と言いました。事实[1]

Homare

あそこ、三回巻き戻した。

Gen

三回か。俺は一回目で、もう泣きそうだったけどな。

Homare

父ちゃんは、いつも九回の前に泣くじゃん。

Gen

野球ってのは、九回まで待ってくれねぇんだよ。

二回目は、一回目より、ベンチから出てくる人のほうが気になるようになった。代打で出る人は、ずっとベンチで、自分の番が来るのを待ってる。待ってる時間のほうが、打ってる時間よりずっと長い。解读

Homare

おれ、まだ代打で出たことない。ずっと守ってるから。

Gen

代打で呼ばれるのは、ベンチでちゃんと試合を見てたやつだ。船でも、代わりに舵を持たされるのは、ずっと横で見てたやつだった。

背中の後ろの声

ピッチャーが打たれて、ピンチになる回。一回目は、ピッチャーの顔ばっかり見て、こっちまでどきどきしてた。喜好

Homare

ここ、二回目は、うしろの先輩たちのほうを見た。だって、言われてるのはおれたちのことだもん。

Gen

お前たち?

Homare

内野のこと。ピッチャーのうしろにいる人。

Gen

……そうか。お前、試合でピッチャーに声かけてるか?

Homare

かけてる。でも、父ちゃんの声のほうが大きくて、たぶん聞こえてない。

Gen

……そりゃ、悪かったな。

ピッチャーは一人でマウンドにいるけど、ほんとは一人じゃない。二回目は、ピッチャーが打たれたとき、内野の人がどんな顔をしてるかを見てほしい。おれは、倉持さんの顔をさがしてた。ああいうショートになりたい。喜好

Gen

ふざけてるやつが、いちばん人を見てる。船にもそういうやつがいた。冗談ばっかり言って、時化の日に一番先に新入りの手をつかむ。

準決勝の朝

二回目に観ると、準決勝の日も、夏の大会のとちゅうの回とつながって見える。解读

Homare

準決勝の朝の、頭のとこ。二回目も笑った。

Gen

あれな。バリカンの長さのやつを付け忘れたんだろ。俺も若いころ、船で同じことやった。

Homare

え、父ちゃんも?

Gen

そうだ。三か月は帽子を取らなかった。……母ちゃんに会う前の話だぞ。

試合の前の日の夜とか朝とかに、こういう回があると、ちょっとほっとする。二回目は、試合のあいだの、こういうところも好きになった。喜好

中段为止準決勝の一場面点击展开

仙泉学園との準決勝。エースの丹波に代わって、春市が代打で打席に立ちます。相手のエース真木に追いこまれ、ツーストライクになった春市は、真木のカーブにていねいにバットを合わせて、大事な長打を打ちます。

ホマレはここで「追いこまれてから打つのが、春市っぽい」と言いました。ゲンは「腹をくくったやつは、二つ取られてからが強い」と答えました。事实[1]

Homare

代打って、出番が一回しかないじゃん。

Gen

一回しかねぇから、ベンチにいるあいだに、ずっと準備してるんだろ。漁も同じだ。網を入れるのは一回でも、そのための支度は前の晩からだ。

Homare

おれ、追いこまれると、すぐあせる。

Gen

俺は、あせったら一回手を放して、持ちなおす。網を引くときの話だけどな。そのほうが、結局早い。

Homare

それ、ほんと? 網と野球、同じ?

Gen

知らん。俺は網のほうしか分からん。

次の試合で、追いこまれたら、一回バットを持ちなおしてみる。父ちゃんの網と同じになるか、ためす。喜好

不作と呼ばれた三年生

大きな試合の前の日の回。一回目は、早く試合が見たくて、ほとんど流して観てた。二回目は、そこが好きになった。喜好

Homare

不作って、なに?

Gen

畑で、野菜があんまりとれなかった年のことだ。漁なら、不漁だな。

Homare

じゃあ、三年生は、あんまりとれなかった年の人たちってこと?

Gen

最初は、そう言われてたってことだ。とれねぇ年でも、手を入れりゃ、次の年は変わる。畑も、海も、人もな。

Homare

おれたちの学年も、上の学年に「今年の四年は弱い」って言われた。

Gen

言われたな。で、どうした。

Homare

くやしいから、昼休みもキャッチボールしてる。まだ勝ってないけど。

Gen

そりゃ、三年生と同じ道だ。……続きは、お前らで書け。

一回目は、三年生はみんな最初から強い人だと思ってた。二回目にこの回を観たら、最初は強くなかったんだって分かった。そうすると、そのあとの試合で三年生が打ったり守ったりするたびに、ちょっとちがって見える。解读

Homare

降谷くん、最初は、ひとりで投げてるみたいな顔してた。

Gen

ああいう顔のやつは、船にもいる。でも、うしろのやつらの苦労を知ると、顔が変わる。

Homare

二回目は、降谷くんがマウンドからうしろを見るとこを、さがしてた。

Gen

見つかったか。

Homare

まだ数えてるとちゅう。三回目にもさがす。

Homare

監督が自分でずっとノックを打つって、うちの監督はやらない。

Gen

やったら、俺が止める。……いや、俺が止められる側か。

中段为止決勝の朝の発表点击展开

決勝の先発メンバーが発表されたとき、三年生の坂井は、そこに自分の名前を見つけられませんでした。

ホマレがこの回で長く止めて観たのは、発表された直後の坂井の顔でした。ホマレは「名前が呼ばれないの、いちばんいやだ」と言い、少年野球でベンチに座っていた日のことを少しだけ話しています。ゲンはそれを聞いて、しばらく何も言いませんでした。そのあとで「名前を呼ばれるやつがいれば、呼ばれねぇやつもいる。でもな、呼ばれなかったやつが、そのあとどんな顔してベンチにいるかで、チームの強さが分かるんだ」と言いました。事实[8]

攻守交替の呼び止め

決勝の試合は長い。一回目は、ずっと息を止めて観てた。父ちゃんは、九回になる前から泣いてた。喜好

Gen

泣いてねぇ。目にゴミが入っただけだ。

Homare

声、でかい。

父ちゃんの声が大きいときは、うそのとき。でも、今日はそれを言うのはやめておいた。決勝の話のほうが大事だから。喜好

Homare

二回目は、ここで止めた。倉持さんが亮介さんを呼び止めるとこ。

Gen

守りにつくとき、ってのがいいな。二人で並んで走っていく、そのとちゅうだ。

Homare

二遊間だから、いちばん近くにいるんだよ。だから、いちばん先に気づく。

Gen

船でもな、となりで網を引いてるやつの手が止まったら、すぐ分かる。顔を見なくても、網の重さが変わる。

Homare

網の重さ?

Gen

おう。片っぽが力を抜くと、こっちの手にずしっと来る。それで分かる。言葉より早い。

ショートとセカンドは、試合中、ずっととなりにいる。ゴロが来たら、どっちが取るか、どっちがベースに入るか、声と顔で決める。だから、となりの人がいつもとちがったら、すぐ分かる。二回目に観る人は、決勝の回で二遊間の二人が走っていくところを、二人ぶん見てほしい。解读

结局·真相決勝の代打点击展开

決勝の終盤、青道が反撃を始めた場面で、亮介に代わって代打に春市が送られます。春市は塁に出て、チャンスをつなぎます。そのあとは、四番の結城と、稲城実業のエース成宮との勝負です。

ホマレは、明川戦で兄のスクイズの前に代打で出た春市と、決勝で兄の代わりに打席に立つ春市を、続けて観たと言いました。同じ弟が、一回目は兄の前に出て、二回目は兄の場所に入る。ゲンは「そりゃ兄貴も、弟にしか渡せねぇよ」と言いました。事实[9]

Homare

木のバットって、少年野球だとだれも使ってない。

Gen

重いし、芯をはずすと飛ばねぇからな。わざとむずかしいほうを持つってのは、勝負好きのやることだ。お前に似てるぞ。

Homare

おれ、むずかしいほうで勝つの、好き。太鼓のゲームもそう。

夏のあとの二遊間

決勝のあとも、アニメは続く。一回目は、試合のない回は、ちょっと早送りしたくなった。二回目は、そこから先で、いっぱい見つけた。喜好

结局·真相決勝の結末と、そのあと点击展开

決勝は九回裏に稲城実業が逆転し、青道は甲子園まであとアウトひとつのところで敗れます。

三年生が引退し、新しいチームのキャプテンには御幸が選ばれます。副キャプテンになるのは、倉持と前園です。

ホマレはここで、ノートに「ショート 倉持さん 副キャプテン」と書きました。やんちゃな倉持が、チームを引っぱる側になる。二周目は、倉持が最初の回からまわりの人とどう話していたかを見ていくと、この役目がしっくりきます。

ホマレは、三年生が引退して、亮介が二遊間からいなくなるところで、しばらく画面を止めていました。「倉持さん、となりがいなくなる」と言うと、ゲンは「となりがいなくなったら、今度は自分がだれかのとなりになる番だ」と答えました。事实[9]

Homare

大きい試合のあと、だれが次に何をするかって、おれ、それを見るのが好きなんだ。

Gen

知ってる。お前は、ベイで負けたら、次の勝負の作戦をすぐ考えてる。

Homare

このアニメ、大きい試合のあとの回が長いじゃん。それがいい。

Gen

大きな仕事のあとの朝ってのは、漁でもある。獲れても獲れなくても、次の日にもう一回船を出せるかどうかだ。……出すしかねぇんだけどな。

结局·真相新しいチームの秋点击展开

新しいチームになってから、沢村は思うように投げられなくなり、イップスに苦しみます。仲間たちは、黙ってランニングを続ける沢村を信じて見守ります。

ホマレは、ここでも内野を見ていたと言いました。投げられなくなったピッチャーのうしろで、守る人たちは何をしているか。答えは「待ってる」でした。ゲンは「待つのも仕事のうちだ。網を入れたら、上げる時まで待つ」と言いました。事实[10]

Homare

待ってるのって、何もしてないみたいに見えるけど、ちがうんだね。

Gen

ちがう。待ってるやつは、待ってるあいだに自分の仕事を増やしてる。……母ちゃんもそうだった。俺が海に出てるあいだ、ずっとな。

Homare

母ちゃん、待ってるとき何してたの?

Gen

それは、母ちゃんに聞け。俺が言うと、話が大きくなる。

あとで台所の母ちゃんに聞いたら、「ごはんを作ってたのよ」って、それだけだった。父ちゃんの話より、ずっと短かった。喜好

最後の試合の九回

最初のシーズンの、最後の何回か。一回目は、沢村のことばっかり心配してた。喜好

结局·真相最後の回点击展开

結城から、片岡監督が辞めるつもりでいることを聞かされた三年生たちは、新しいチームのために、自分たちの引退の前の試合を監督に願い出ます。結城は、新キャプテンの御幸に、チームの先頭に立つ者としての言葉を渡すのです。

最終話、試合は三対三の同点。九回、沢村がマウンドに上がり、三年生チームが代打に送るのは、クリスです。

ホマレがこの試合でいちばん見ていたのは、新しいチームの側の内野でした。ついこのあいだまで同じチームで守っていた三年生と、向かい合う側に立つ。ゲンの感想は「船の乗組員が入れかわっても、船は同じ船だ」。

ホマレは「引退する人と、残る人が、最後にちゃんと勝負するのがいい」と言いました。勝負してから仲よくなるのが好きなホマレにとって、もう仲間の人たちと、最後にもう一度だけ本気で勝負する試合は、二周目でいちばん長く観ていたい回になりました。事实[10]

Homare

伊佐敷さんって、最初ピッチャーだったんだって。

Gen

ほう。持ち場を変えて、それでもレギュラーになったのか。……そういうやつは、強ぇぞ。

Homare

おれも、最初はピッチャーやりたかった。でも、ショートになった。いまは、ショートでよかったって思う。

Gen

なんでだ?

Homare

ピッチャーの顔は見えないけど、ピッチャーより先に、いろんなことに気づけるから。

Gen

……お前、それ、監督に聞かせたいくらいだ。

Homare

やだ。父ちゃんが言ったら、声でかくて、また止められるもん。

Gen

俺が言うとは言ってねぇ。

それを言ったら、父ちゃんは何も言わないで、おれの頭の帽子を、うしろ向きから前向きに直した。それから、また後ろ向きに戻した。どっちがいいか、まよったんだと思う。作品中的观察

Gen

で、三回目は何を見るんだ。

Homare

三回目は、外野。白州さんとか、伊佐敷さんとか。父ちゃんは?

Gen

俺は、ベンチだ。試合に出てねぇやつの顔を見る。出てるやつより、よっぽど野球してる顔をしてるからな。

Homare

それ、父ちゃん、二回目のときも言ってた。

Gen

……ばれたか。俺はもう二回目からベンチを見てたんだよ。

Homare

父ちゃん、おれ、二回目で一個決めた。

Gen

何をだ。

Homare

試合でピッチャーが打たれたら、すぐ声かける。父ちゃんより先に。

Gen

……俺より先か。そりゃ、俺が黙ってなきゃ無理だな。

Homare

黙ってて。

Gen

……わかった。

父ちゃんは、言い返さなかった。たぶん、次の試合も、黙っていられないと思う。でも、おれのほうが先に言う。ショートからは、ピッチャーの背中がよく見えるから。喜好

二回目は、ピッチャーをお休みして、内野ばっかり見た。漫画の続きは兄ちゃんの本棚でまだとちゅうだから、沢村がこれからどうなるかは知らない。でも、それを知らなくても、二回目は楽しかった。三回目は、外野の番。喜好

二周目は、夏の大会のとちゅうで春市が出てくる回から観てみてほしい。そこで二遊間の二人がどこにいて、何をしているかを見ていると、内野の見え方が変わる。

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讲述者 Homare 比赛完才交朋友的9岁少棒队员 阅读更多 Homare 的文章 →

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