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我的6部作品

『ダイヤのA』ショートからは見えない顔

少年野球でショートを守る9歳のホマレは、試合でピッチャーの背中ばかり見ている。兄ちゃんの本棚にあった『ダイヤのA』で、はじめて投げる前の顔を見た。コーチの手伝いで声が大きすぎる父ゲンと、縁側で話しました。

适合这样的人
野球のルールにくわしくなくて、野球漫画は難しそうだと思っている人へ。少年野球をしている子と、その家族にも。
剧透范围
无剧透 漫画『ダイヤのA』(第1部)の始まりの設定(沢村が青道高校に誘われて入るところ)と、青道のショート倉持の人物紹介まで。試合の結果や、誰がエースになるかには触れません
发言的人
Homare × Gen
主张的种类: 事实 作品中的观察 有依据的推测 解读 喜好
目录 共 7 节·约 5 分钟
  1. 兄ちゃんの本棚
  2. 沢村はうるさい
  3. 投げる前の顔
  4. 同じショートの倉持さん
  5. エースになりたい
  6. ルールより先に顔
  7. ベイとコナンとダイヤ

三本目は、ダイヤのA。野球の漫画。兄ちゃんの本棚から、一冊ずつ借りて読む。今日は縁側で、父ちゃんが網をなおしながら聞いてくれる。

兄ちゃんの本棚

三年生のとき、兄ちゃんの部屋の本棚に、同じ題の漫画がずらっとならんでた。背中に「ダイヤのA」って書いてある。おれは少年野球をやってるから、すぐ手がのびた。漢字はむずかしい。でも、ふりがながあるから読める。分からない言葉は、タブレットに聞いて、それから父ちゃんにも聞く。喜好

Gen

それな、寺嶋裕二って人の漫画だ。少年マガジンで、けっこう長く続いたんだぞ。続きの第二部もある。事实[1]

『週刊少年マガジン』(講談社)で2006年から2015年まで連載。続編『ダイヤのA actII』は2015年から2022年まで

Homare

第二部まであるの? 兄ちゃんの棚、まだ半分しか読んでない。

題の「エース」の意味も、最初は分からなかった。タブレットに聞いたら、「チームでいちばんたよりにされるピッチャー」って出た。父ちゃんに聞いたら、「いちばん最後まで投げさせてもらえるやつだ」って言った。どっちもほんとっぽい。おれは、どっちも覚えておくことにした。喜好

Gen

どっちも合ってるぞ。たよりにされるから、最後まで任される。解读

沢村はうるさい

沢村は、うるさい。試合でも、ずっと声を出してる。最初は、父ちゃんみたいだと思った。父ちゃんは少年野球のコーチの手伝いに来ると、声が大きすぎて、監督に止められてる。おれは、それがはずかしい。作品中的观察

Homare

父ちゃん、声でかい。

Gen

でかくねぇよ! ……いや、でけぇか。

でも、沢村のうるさいのは、ちょっとちがう。チームのために声を出してる。それを聞いて、まわりの人の顔が上がる。うるさいけど、本気。おれは、そこが好き。解读

投げる前の顔

おれは、ショート。ショートは、ピッチャーのななめうしろを守る。だから、試合ではピッチャーの背中しか見えない。投げる前、背中がちょっとだけ止まる。おれは、そこでこしを落とす。顔は、一回も見たことがない。喜好

漫画だと、その背中の向こうの顔が見える。投げる前のピッチャーの顔。目がキャッチャーのミットだけ見てて、口がぎゅっとしてる。こわい顔なのに、ちょっとうれしそうなときもある。グラウンドで見えないものが、ページだと見える。おれは、ずっとそれが見たかったんだと思う。解读

Gen

船で言うと、舵をにぎってるやつの顔だな。うしろからじゃ、背中しか見えねぇ。解读

ピッチャーだけじゃない。打つ人の顔も、キャッチャーの顔も、漫画だと大きく出てくる。試合だと、おれから打つ人の顔は遠くて、ヘルメットのかげになってる。漫画を読んでから、試合で打つ人の肩を見るようになった。肩が上がったら、強く振ってくる。おれは、そこで一歩下がる。当たるときもあるし、はずれるときもある。喜好

同じショートの倉持さん

漫画で、沢村の次によく見てるのは倉持さん。同じショートだから。沢村に技をかけてふざけてるのに、守るとうまい。セカンドの人と二人で守ってるところ。あそこは、何回も読み返した。少年野球で、おれもあれをやりたい。喜好

倉持さんは足が速い。おれも、足は速いほう。でも、ショートは、走るより先に、一歩目が大事。土曜の昼は、庭で父ちゃんにゴロを打ってもらって、一歩目の練習。父ちゃんのゴロは、ときどき強すぎる。喜好

Gen

ゴロはな、腰を落として、体の真ん中で取れ。網を引くのと同じだ。手だけでいくと、こぼす。喜好

Homare

網、引いたことないもん。

Gen

……そのうちな。

エースになりたい

題に「エース」って入ってる。沢村は、エースをめざしてる人。おれはピッチャーじゃないけど、気持ちは分かる。いちばん先に名前を呼ばれたい。でも、沢村がどうなるのかは、まだ読んでるとちゅう。兄ちゃんは、続きを言いそうになって、自分で口をおさえてた。喜好

Gen

言うなよ、それは。俺も言わねぇ。

兄ちゃんは、漫画のサインの場面になると、ちょっとだけ顔がまじめになる。それで、「サインの話は家でするな」って言う。チームのサインは、チームのもの。だから、おれも家では言わない。漫画のサインなら、言ってもいいと思うけど、兄ちゃんはそれもあんまり言わない。喜好

ルールより先に顔

野球のルールが分からなくても、顔を見てたら楽しいと思う。ピッチャーとキャッチャーが、投げる前に何か決めてる顔。打つ人が、待ってる顔。おれも最初の何冊かは、顔ばっかり見て読んだ。分からないルールは、あとで父ちゃんに聞いた。父ちゃんは、野球の話だけは長い。少年野球をやってる人なら、自分のポジションの人をさがして読むと、もっと楽しいと思う。おれはショートだから倉持さん。友だちはキャッチャーだから、キャッチャーの人ばっかり見るらしい。喜好

ベイとコナンとダイヤ

ダイヤのAの勝負は長い。二本目のベイは一瞬。それでも、投げる前の一秒は、ベイを引く前の一秒に似ていると思う。四本目のコナンは、試合はないけど、走り出す前の顔がいい。おれは、何かが始まる前の顔が好きなのかもしれない。解读

Gen

……よし、明日の練習は、俺、声ちっちゃくするわ。

Homare

それ、ほんと?

そう言った父ちゃんの声は、もう大きかった。喜好

グラウンドのショートからは、ピッチャーの背中しか見えない。ダイヤのAのページなら、投げる前の顔が正面から見られる。

本文中的作品

讲述者 Homare 比赛完才交朋友的9岁少棒队员 阅读更多 Homare 的文章 →

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