這篇文章尚未翻譯成此語言。目前顯示日文原文。

我的6部作品

『機動戦士ガンダム』で敵の背中を見た

小学校の高学年で出会ったロボットアニメ。驚いたのは主人公の機体ではなく、敵の側にも部下と暮らしがあることでした。タカシが6選の一本目を、戦争を指揮官の背中で見るようになった原点として語ります。

適合這樣的人
ロボットアニメは主人公の活躍を見るものだと思っている人へ。部下を持つ立場になって、昔の作品を見直したくなった人にも。
劇透範圍
無劇透 第1話の導入(宇宙世紀0079の戦争と、アムロがガンダムに乗り込むきっかけ)まで。ランバ・ラルは登場する立場(敵側の部隊の隊長)にだけ触れ、その後には触れません
發言的人
Takashi × Souta
主張的種類: 事實 作品中的觀察 有依據的推測 解讀 喜好
目錄 共 6 節·約 5 分鐘
  1. 敵の機体から先に作った
  2. 好きな理由1:戦争が最初から重い
  3. 好きな理由2:敵の指揮官に部下がいる
  4. 好きな理由3:誰もが少しずつ間違える
  5. 苦手そうな人への入口
  6. ほかの5本へ

私の6選の一本目は『機動戦士ガンダム』です。物語を見るとき、私は勝ち方よりも、勝つために誰が消耗したかを見てしまう癖があります。その癖は、たぶんこの作品から始まりました。第1話の導入より先の展開には触れません。

敵の機体から先に作った

出会ったのは小学校の高学年のころです。放送からは少し時間がたっていて、友だちの家で録画を見せてもらったのが最初でした。主役の白い機体ももちろん格好よかった。けれど私の目は、なぜか画面の向こう側、攻めてくる側の人たちに引っぱられました。喜好

サンライズの作品紹介によると、テレビシリーズの放送開始は1979年4月7日、全43話。総監督は富野喜幸さんです。事實[1]

BANDAI SPIRITS社の社史の年表によると、ガンダムシリーズを題材にしたプラモデル「ガンプラ」の発売は1980年7月です。事實[2]

私も小遣いをためて買うようになりましたが、最初に組み立てたのは主役ではなく、敵の側の機体でした。理由を聞かれても、当時はうまく言えませんでした。いまなら言えます。あの機体に乗っている人にも、帰りを待っている誰かがいる気がしたからです。喜好

好きな理由1:戦争が最初から重い

作品紹介のあらすじの舞台は、宇宙世紀0079。人口が増えすぎて、その分を宇宙に移民させはじめてから、もう半世紀がたっています。独立戦争の相手は地球連邦政府。挑んだのは、地球からいちばん遠い宇宙都市サイド3で、ジオン公国を名乗っていました。そして奇襲をきっかけに、サイド7の少年アムロ・レイが偶然、新型モビルスーツのガンダムに乗り込むことになります。事實[1]

私が好きなのは、主人公が選ばれた英雄として乗り込むわけではないところです。たまたまそこにいた少年が、生きのびるために乗る。あらすじによれば、彼はホワイトベースという戦艦で、少年少女たちと一緒に、軍人として戦うことを強いられていきます。この「強いられる」という言葉が、作品の手触りをよく表していると私は思います。解讀

好きな理由2:敵の指揮官に部下がいる

推しは、敵の側の部隊を率いる隊長、ランバ・ラルです。……すみません、この人の話になると少し声が大きくなります。彼は自分で前に出る人です。部下の前で迷いを見せず、それでいて部下を道具のようには扱わない。命令を出す人の背中と、命令を受け取る人たちの顔が、同じ画面に入っている。子どもの私は、敵にも誇りがあることに、ただ驚いていました。喜好

Souta

ねえ、その隊長の部下の人たちって、おうちに帰れたの?

Takashi

……すぐには答えられませんね。物語の中で、帰る場所のことを口にする人はいます。でも、出てきた全員の行き先を、私は数えたことがありませんでした。指揮官ばかり見ていたんです。解讀

Souta

じゃあ、こんど見るとき数えればいいよ。ぼくは数えるの得意だよ。

ソウタくんの一言で、私は自分の見方の穴を知りました。大きな戦いの話をするとき、私はつい「誰が率いたか」を語ってしまう。でも、見ている子どもが気になるのは「その人は帰れたのか」です。その問いには、たとえ話では答えられません。分からないまま、次に見るときの宿題にしています。解讀

好きな理由3:誰もが少しずつ間違える

この作品には、完全に正しい大人がほとんど出てきません。艦を預かる若い指揮官も、命令を出す側の人も、それぞれの立場で判断し、少しずつ間違えます。私は会社を大きくしていたころ、この作品を見返すたびに、画面の中の指揮官に自分を重ねていました。有能であることと、部下の心が分かることは別なのだと、何度も思い知らされた気がします。解讀

いま見返すと、子どものころには気にも留めなかった、命令を受け取った人の短い返事が耳に残ります。はい、了解しました。その一言の前に、どれだけの迷いが飲みこまれているのか。私はその間の取り方に、作り手の誠実さを感じています。解讀

苦手そうな人への入口

古い作品なので、絵や音に慣れるまで少し時間がかかるかもしれません。まずは第1話だけ見て、主人公ではなく、攻めてくる側の人たちの会話に耳をすませてみてください。誰が命令し、誰がそれを受け取っているか。それだけを追うと、ロボットのことを知らなくても、ちゃんと人の話として見えてきます。

作品紹介の関連作品には、1981年3月14日の劇場版『機動戦士ガンダム I』も挙がっています。長いシリーズに構えてしまう人は、そちらから入る道もあります。事實[1]

ほかの5本へ

敵の側にも暮らしがあるという気づきは、そのあと読んだ『銀河英雄伝説』で、指揮官とよい上司は同じなのかという問いになりました。人を集める重さは横山光輝さんの『三国志』で、師と弟子のすれ違いは、もっと前に見ていた『スター・ウォーズ』で。そして、分析をやめて救われる時間を『五等分の花嫁』と『凪のあすから』がくれています。原点は、敵の機体を先に組み立てた、あの小さな机の上です。喜好

勝った側の名前より、命令を受け取った人の顔を一人だけ覚えて帰る。それだけで、同じ戦いが違って見えます。

本文中的作品

講述者 Takashi 用歷史思考的工作服社長 閱讀更多 Takashi 的文章 →

接著讀

全部文章

回到頁首