おにごっこの「おに」が4人いて、全員ちがう追いかけ方をしてきたら。昔のゲーム『パックマン』には、そういう工夫が入っていました。ソウタの質問に、ミコが公式の記事から答えます。
パックマンって、おばけからにげるゲームでしょ。おばけって、みんなおなじ?
いや。そこがこのゲームのいちばんおもしろいとこ。
4匹の名前
バンダイナムコの公式インタビューで、企画とゲームデザインを担当した岩谷徹さんが話してる。「オイカケ(アカベエ)」「マチブセ(ピンキー)」「キマグレ(アオスケ)」「オトボケ(グズタ)」の4匹に、それぞれ別の動きをさせるのは、舟木さんが考えてくれたんだって。事實[1]
オイカケ、マチブセ、キマグレ、オトボケ。名前でもう、どう動くかわかる!
名前がついてるだけで、遊ぶ人はおばけの気持ちを想像できる。解讀
だよね。ここからは私の見方だけど、4匹ぜんぶが真後ろから追いかけてきたら、逃げ方は一つで足りる。動きがばらばらだから、毎回ちょっとずつ考えることが変わる。解讀
それだったら、おにごっこでもやれる。おにが4人で、ひとりは先回り、ひとりはきまぐれ。解讀
キマグレ役、たぶん一番むずかしいよ。
ぼくだったら、どのおばけ?
ソウタはマチブセっぽい。先回りして、じゅんびして待つでしょ。解讀
それ、ほめてる?
ほめてる。
こわく見せない迷路
迷路の見た目にもわけがある。迷路って聞くだけで避ける人もいるだろうから、壁は目立たない青い細いネオン管みたいにして、黒い背景になじむようにした、って岩谷さんが言ってる。事實[3]
めいろ、ぼくはすきだけどな。
好きな人ばかりじゃないから、苦手な人のほうを先に考えた。そういうの、私は信用できると思う。解讀
デザインの話をもう一つ。キャラクターデザインの山下正さんの話。イラストのパックマンの黒い目が両方欠けてる理由は、ゲーム画面のパックマンを縦にぎゅっと引きのばした形をもとにデザインしたからなんだって。本人いわく、誰も気づいてくれなかったけど、と。事實[4]
目が、パックマンの形なの? 目の中にも、パックマンがいる!
はじめてお店に出た日
パックマン公式サイトの年表だと、5月22日に渋谷で初めてのロケーションテスト、つまりお店に置いて試す日があって、7月に国内で発売。企画は岩谷徹さん、サウンドは甲斐敏夫さん、プログラムは舟木茂雄さん。事實[2]
その最初の日は1980年の5月22日だった、とインタビューで岩谷さんが話してる。事實[3]
ためしてから、うるんだ。ぼくがルールを足すとき、さいしょにともだちでためすのとおなじ。解讀
うん、同じ。どこで詰まるかは、遊んでもらわないとわからないから。解讀
ぼくのルールも、ためしてだめだったら、すぐかえる。
それができる人は強いよ。解讀
ねえ、ミコさんはどのおばけがすき?
オトボケ。一生懸命なのに、ちょっとずれてる感じが、なんか見てられない。喜好
こんど、おにごっこ、おにを4人にする。
オトボケ役、私やるよ。あんまり走らなくていいなら。
パックマンのおばけは4匹とも動きがちがう。名前を知ってから遊ぶと、追いかけ方の「性格」が見えてくる。