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動畫·漫畫小知識

『MONSTER』のアニメ化の条件は原作を変えないこと

テレビアニメ『MONSTER』は2004年に放送が始まり、全74話。浦沢直樹さんは、原作に手を加えないことをアニメ化の条件にしていました。伏線と構成を見るのが好きなレンが、子どものころ近所に住んでいた先輩のルカーノと、話数の数え方と人物の顔の話をしました。

適合這樣的人
長いサスペンスに手を出す前に、どこから観ればいいか知りたい人へ。漫画を読んだ人と、アニメで観た人が一緒に話すときにも。
劇透範圍
無劇透 物語の出発点(1986年、西ドイツの病院に勤める日本人脳外科医Dr.テンマが、院長の命令に背いて重傷の少年の手術を執刀し、命を救う)と、テレビアニメの作り、浦沢直樹さんの作風まで。「怪物」が何を指すか、事件の真相、その後の展開と結末には触れません
發言的人
Ren × Lucano
主張的種類: 事實 作品中的觀察 有依據的推測 解讀 喜好
目錄 共 5 節·約 5 分鐘
  1. 原作のCHAPTERをそのまま
  2. 最初の一歩だけ
  3. 顔は単純じゃない
  4. 同じ名前がもう一つの浦沢作品に
  5. 番号を数えながら観る

日曜の午後、原宿にあるルカーノの店の奥の工房。バンドの衣装の話を断りに寄ったレンは、断ったあとも帰らずに、作業台の端で方眼ノートを開いていました。ノートには、話数と題名が細かい字で一列に並んでいます。ルカーノは針を置いて、そのノートをのぞきこみました。

原作のCHAPTERをそのまま

Lucano

レン、その表は何だい? 衣装の採寸表なら、喜んで手伝うけど。

Ren

採寸はしない。僕はいつもの服で。……これは、アニメの『MONSTER』の話数の表。

浦沢直樹さんの『MONSTER』は、ドイツとチェコを舞台にしたサスペンス漫画です。連載誌は小学館の『ビッグコミックオリジナル』。1994年の18号に第1回が載り、2001年の18号が最終回でした。アニメは日本テレビほかで2004年4月に始まり、2005年9月に終わるまでに全74話。深夜の枠で6クールを途切れずに走るのは、あまり例のない長さです。筋立ては、ほとんど原作のまま映像になっています。事實[1]

原作に忠実になった理由を、浦沢さんは原画展のインタビューで語っています。アニメ化を認める条件が、原作に一切手を入れないことだったそうです。各話は「CHAPTER.◯」で数えられ、最終話だけ「FINAL CHAPTER」の名がつきます。サブタイトルも原作のCHAPTER名をそのまま引き継いでいて、原作の二つの章名を合わせたのはCHAPTER.14だけです。事實[1]

Ren

僕が気になったのは、ここ。題名をほぼそのまま使って、数え方も原作に合わせてる。だから漫画で読んだ人とアニメで観た人が、同じ番号で同じ場所を指せるんだ。解讀

Lucano

同じ番号で同じ場所。服でいえば、型紙の番号がそろってるってことだね。それなら工房どうしの話が早い。解讀

Ren

うん。それに、変えないってことは、何をいつ知るかの順番も、紙で読んだ人と同じになる。僕は、物語の面白さの半分は、その順番でできてると思ってるから。解讀

Lucano

レンは昔から、順番の話になると目が光るね。地図の凡例は、すぐなくすのに。

Ren

凡例の話は、いい。

最初の一歩だけ

Lucano

で、どんな話なの。僕はまだ観てないんだ。

Ren

最初の一歩だけ話す。そこから先は、言わない。

物語の始まりは1986年、西ドイツ(当時)のデュッセルドルフ。アイスラー記念病院に、日本人の脳外科医Dr.テンマが勤めています。腕は天才的と言われる人です。ある日、重傷を負った少年が運び込まれ、テンマは院長の命令に背いて手術に臨み、少年の命を救います。事實[1]

Lucano

命令を無視して、手術を。お医者さんの話なんだね。

Ren

話せるのは、本当にここまで。題名が何を指しているのかも、僕は言わない。それは観る人が自分で出会うところだから。昔の僕なら、ここで先を話してたと思う。いまは、次に見る場所を一つ渡すだけにしてる。喜好

顔は単純じゃない

Lucano

僕は筋より、絵のほうが気になるな。漫画の絵を、そのまま動かすのは大変だよ。

浦沢作品では、登場人物の表情が目を引きます。表情の微妙さを、浦沢漫画ならではの特徴に挙げる声もあります。本人は、ペン入れで何より注意しているのが人物の表情だと話しています。単純でわかりやすい表情は嫌いで、絵文字みたいに単純に笑う人なんていない、とも述べています。事實[2]

Lucano

それ、服と同じだよ。単純な形の服を着てる人なんていない。ボタン一つの掛け方で、その日の気分が出るんだ。解讀

アニメのスタッフは、監督が小島正幸さん、シリーズ構成が浦畑達彦さん、キャラクター原案が高坂希太郎さん、キャラクターデザインと総作画監督が藤田しげるさん。アニメーション制作はマッドハウスです。事實[1]

Lucano

総作画監督。顔を最後に見張る人がいるってことだね。表情を変えないって約束なら、その人の机はさぞ忙しかったんじゃないかな。……これは僕の想像。有依據的推測

Ren

想像って言ってくれるの、助かる。僕は表情を読むのが得意じゃないから、人の顔が大きく映るところは一時停止して見るようにしてる。仕組みより先に、顔を見る練習。喜好

同じ名前がもう一つの浦沢作品に

浦沢さんは『ビッグコミックオリジナル』で、外国を舞台にした『パイナップルARMY』や『MASTERキートン』も連載しています。事實[2]

マッドハウスは1972年10月に設立されたアニメ制作会社です。同社のテレビアニメの一覧では、1998年10月から1999年3月に放送された『MASTERキートン』も、監督は小島正幸さん、シリーズ構成は浦畑達彦さんです。事實[3]

Ren

同じ雑誌で外国が舞台の話を描いてきた人の作品を、前にも同じ二人の名前でアニメにしてた。引き継ぎの手順書が、どこかにちゃんとあったのかもしれない。……これは推測。有依據的推測

Lucano

マッドハウスのテレビアニメの一覧には、『Paradise Kiss』の名前もあるよ。事實[3]

Lucano

高校の美術室の棚で読んだ一冊なんだ。同じ会社の棚に並んでると思うと、なんだかうれしいね。喜好

番号を数えながら観る

Lucano

で、レン。初めて観る人へのおすすめは?

Ren

長い作品だから、急がなくていい。CHAPTERの番号を一つずつ数えながら観ること。原作の題がそのまま付いてるから、漫画を読んだ人と話すときも番号で通じる。喜好

Ren

それと、最初の手術のところまでは、誰からも何も聞かないで観てほしい。僕も、ルカーノさんにはここまでしか言ってない。喜好

Lucano

了解。じゃあ僕は、顔を見る係だ。観終わったら、どの顔がよかったか教えるよ。ついでに、その日のレンの服も見てあげよう。

Ren

顔の話は聞きたい。服は、いつもので行く。

テレビアニメ『MONSTER』は全74話。浦沢直樹さんがアニメ化に付けた条件は原作に手を加えないことで、各話のサブタイトルも原作のCHAPTER名をそのまま使っている。

本文中的作品

MONSTER
動畫 2004 · TV系列 #懸疑 #推理

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講述者 Ren 拆解故事結構的探究者 閱讀更多 Ren 的文章 →

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