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動畫·漫畫小知識

『涼宮ハルヒの憂鬱』は順番をばらして放送された

2006年のテレビアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』の第1期は、原作の時系列と違う順番で放送されました。きっかけは原作者の一言。踊ってみたの動画をさかのぼってこの作品にたどり着いたミナトが、子どものころ隣の家にいたハヤテと、順番とエンディングのダンスの話をしました。

適合這樣的人
「踊ってみた」の元をたどってみたい人へ。順番どおりに観るか、放送された順に観るかで迷っている人にも。
劇透範圍
無劇透 物語の出発点(北高に入学したキョンが涼宮ハルヒと同じクラスになり、話しかけたことをきっかけにハルヒが新しい部活を作ることを思いつく)と、放送順の構成、エンディングのダンスまで。自己紹介の中身、登場人物の素性、その後の展開と結末には触れません
發言的人
Minato × Hayate
主張的種類: 事實 作品中的觀察 有依據的推測 解讀 喜好
目錄 共 4 節·約 5 分鐘
  1. さかのぼったら2006年
  2. 自分で踊ってみせた打ち合わせ
  3. 放送の順番は時系列と違う
  4. 観る順番のおすすめ

日曜の昼、川沿いのドローンの練習場。ハヤテが機体の点検を終えてベンチに戻ると、隣のベンチに見覚えのあるパーカーの背中がありました。子どものころ隣の家に住んでいたミナトです。仕事の機体の練習に来たというミナトは、片耳にイヤホンを入れたまま、スマホで古いアニメのエンディングを等速で再生していました。

さかのぼったら2006年

Hayate

ミナトさん、こんにちは。……それ、ダンスですか。

Minato

うん。『涼宮ハルヒの憂鬱』のエンディング。俺が物心つく前のアニメ。

Hayate

僕は、まだ生まれてないです。

Minato

踊ってみたの動画をさかのぼってたら、元がこれだった。いつもの癖。喜好

『涼宮ハルヒの憂鬱』は、谷川流さんのライトノベル『涼宮ハルヒシリーズ』が原作で、制作は京都アニメーションです。第1期は全14話。2006年の4月に始まって7月まで、独立UHF局が中心の11局で、深夜枠に流れました。事實[1]

「ハレ晴レユカイ」はこのアニメのエンディングに使われた曲で、シングルの発売日は2006年5月10日です。歌っているのは、平野綾さん、茅原実里さん、後藤邑子さんの3人。それぞれ、涼宮ハルヒ、長門有希、朝比奈みくるを演じています。事實[2]

アニメの「踊ってみた」は、どこから始まったのか。アニメ研究者の小山昌宏さんは、その出発点をハルヒダンスに置いています。このアニメのエンディングでは、曲に合わせて登場人物が踊ります。その踊りがはやって、ファンが動画を投稿し始めた。そこが起こりだという見方です。ニコニコ動画にも、「踊ってみた」のタグがついた投稿がたくさん集まりました。踊るエンディングは、のちに実写ドラマでも珍しいものではなくなっています。事實[1]

Minato

俺がふだん観てるものの元を、一個見つけた気がした。そういう夜は、だいたい寝るのが遅くなる。喜好

自分で踊ってみせた打ち合わせ

エンディングの絵コンテと演出は、山本寛さんの担当です。作画の打ち合わせでは、山本さん自身が踊って振りを見せたそうです。この映像のために描かれた絵は、1000枚以上にのぼります。事實[1]

振付の資料には数多くのアイドルのPVが使われたと、作画監督の池田晶子さんが話しています。また2006年9月16日からは、京都アニメーションのサイトで、振りのすべてを描いた絵コンテが公開されました。放送に入らなかった分も含まれています。事實[2]

Hayate

描く人の前で、自分で踊ってみせたんですね。カートの整備を教わったときも、口で言うより先に、手でやって見せてもらいました。解讀

Minato

俺が引っかかったのは、絵コンテが全部出てたってとこ。放送されなかった部分まで。元をたどる人間には、いちばんうれしいやつ。喜好

Minato

だからこれは等速で観る。倍速だと、もったいない。喜好

放送の順番は時系列と違う

Hayate

物語は、どういう話なんですか。

Minato

最初のとこだけ。先は、観るなら言わない。

舞台は県立北高校。入学したキョンは、ごく平凡な男子です。同じクラスになったのが、一風変わった美少女の涼宮ハルヒでした。新学期の初日、ハルヒは突飛な自己紹介をします。キョンが興味を持って話しかけると、ハルヒの頭に「新しい部活を作る」という考えが浮かびます。事實[1]

Hayate

突飛な自己紹介、ですか。

Minato

中身は言わない。観れば分かる。……ただ、最初に放送された回は、そこから始まるわけじゃない。有依據的推測

第1期の放送は、原作の時系列に沿わない順番で流れる、いわゆる「シャッフル放送」でした。放送のいちばん最初に置かれたのは、「朝比奈ミクルの冒険 Episode00」と題した回。原作の時系列では11番目、季節は秋にあたります。原作の時系列で最初にあたる「涼宮ハルヒの憂鬱 I」は、放送では2回目に置かれています。事實[1]

並べ替えようと言い出したのは、原作者の谷川さんでした。構成会議の前の顔合わせで、時系列どおりでなくてもいいのでは、と口にしたのが最初です。石原立也監督によれば、ねらいは二つ。原作に忠実であることと、原作を知るファンを驚かせることを両立させたかった。結果として、短編は長編の伏線としても働くようになりました。長編と長編のあいだに、短編が差し込まれる並びだからです。DVDのほうは時系列順で、見返したときに発見があるように、との考えからでした。事實[1]

Hayate

順番を変えて放送して、あとで順番どおりに観直せるようにした、ということですか。

Minato

そう。断片を拾って、自分で組み立てる。俺はそういうのが好き。高校のころ毎週月曜の更新を追ってたWeb漫画も、そういう読み方だった。喜好

Hayate

僕はコースを、一周ずつ順番に覚えます。でも、苦手なコーナーだけ先に何回も走ることはあります。……それと少し似てますか。解讀

Minato

似てる。たぶん。

観る順番のおすすめ

Hayate

ミナトさんは、倍速で観るんですよね。

Minato

分かったとこは飛ばす。でもこれは、どこが分かったとこなのか、最初は分からない。だから全部等速にして、時系列の表を横に置いて、放送された順で観た。喜好

Minato

入口のおすすめは、放送順。並べ直すのは、観終わってから。最初から並べ直すと、作った人が用意したサプライズを、自分で消すことになるから。喜好

Hayate

エンディングは、どうしますか。

Minato

毎回、最後まで観る。踊るなら、止めながら。……俺は踊らないけど。喜好

Hayate

僕も踊りません。でも、ドローンを曲に合わせて飛ばす練習なら、してみたいです。喜好

Minato

それは、サーキットでやること?

Hayate

……練習場でやることです。

テレビアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』の第1期は、原作の時系列と違う順番で放送された。きっかけは、原作者の谷川流さんが、時系列どおりに並べなくてもよいのではないかと最初に話したことだった。

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