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二周目

『日常』二周目は笑いの裏の段取りを見る

一周目は腹を抱えて笑うだけで精いっぱいやった。二周目に気づいたのは、ばらばらに見えた小話の並べ方と、研究所で流れる時間の長さ。何も起きへん町に、ちゃんと段取りがあった。

本文含有直到結局的劇透

範圍『日常』TVアニメ全26話の結末まで(畳んだ部分のみ。見出しと地の文には展開を書きません)

這是寫給看完作品、想在二周目看得更有趣的人的文章。中段展開與結局、真相的細節都折疊起來,點擊才會顯示。

適合這樣的人
『日常』を最後まで観て、もう一回あの町に戻りたくなった人へ。二周目は笑いの順番と、研究所の時間の流れ方を見てほしい。
劇透範圍
會提及結局 『日常』TVアニメ全26話の結末まで(畳んだ部分のみ。見出しと地の文には展開を書きません)
發言的人
Kaoru × Gen
主張的種類: 事實 作品中的觀察 有依據的推測 解讀 喜好
目錄 共 6 節·約 6 分鐘
  1. 二周目の前に確かめたこと
  2. 第一話のいちばん最初の小話
  3. ネジ回しと普通の話
  4. しゃべる猫と理科の先生
  5. エンディングの曲が変わるところ
  6. 二周目の見方メモ

『日常』を全26話観終わった人向けの、二周目の話です。展開にかかわるところは畳んであるから、まだの人は開かんといてな。聞き手はゲンさん。野球中継とギャグアニメの話になると、いつも二人で声が大きなる相手です。

二周目の前に確かめたこと

テレビアニメの放送は2011年4月〜9月で、全26話。京都アニメーションが制作し、石原立也さんが監督を、花田十輝さんがシリーズ構成を手がけた。事實[1]

一話の中身は、単発のエピソードをいくつもつなげた形になっている。公式サイトのサブタイトルは「日常の第X話」で、その中に題のついた小話がずらっと並んでる。事實[1]

一周目の私は、この小話の並びを「思いついた順に出てくる」くらいに思ってた。筋がないんやから、順番なんか関係あらへんやろって。二周目はそこが逆に気になった。筋がない作品ほど、何をどこに置くかで笑いの大きさが変わる。漫才の台本と一緒や。解讀

Gen

俺は一周目、順番なんか一回も気にしなかったな。網に何がかかるか分からねぇ漁みたいなもんだと思ってた。喜好

Kaoru

それがゲンさん、ちゃんと漁場が決めてあるねん。二周目はそこを見ていこ。

第一話のいちばん最初の小話

第一話の小話の並びは「やる気」という題から始まる。事實[1]

一周目は題なんか読まんと、いきなり始まる勢いに笑ってた。二周目は、この「やる気」という二文字を覚えといてほしい。作品全体のいちばん最初の一言として置かれてる。私はこういう、最初にさりげなく置いたもんをあとで拾う作りに弱いねん。解讀

結局·真相結末(第二十六話)點擊展開

第二十六話の小話の並びは、最後がまた「やる気」で終わる。しかも第二十六話の脚本は、原作者のあらゐけいいちさん。

最初と最後に同じ題が置いてある。一周目の私は最終話を観ながら、なんや懐かしい気がするなあ、くらいにしか思てへんかった。二周目に並べてみて、ああ、これは額縁やったんやと気づいた。26話ぶんのばかばかしい一日を、同じ題ではさんで閉じてる。漫才で言うたら、最初のつかみを最後にもう一回言うて頭を下げるやつや。解讀[1]

ネジ回しと普通の話

東雲なのは、はかせの作ったロボット。背中には大きなネジ回しがくっついている。本人はそれがいやで「普通」でいたがっているけど、はかせは「かわいいから」と言って外してくれない。事實[1]

一周目の私は、研究所の場面を「学校の騒ぎのあとの休憩」として観てた。はかせのわがままと、なのの家事と、阪本さんのぼやき。のんびりしてて、ちょうどええ箸休め。二周目は、その箸休めがやけに長く感じた。毎日毎日、なのは家で同じことをしてる。学校の子らが走り回ってるあいだ、ずっと。解讀

中段為止中盤の展開(第十四話まで)點擊展開

第十三話で、はかせがなのに学校へ行く許しを出す。第十四話からなのが通うのは時定高校の1年Q組。ゆっこたちと同じクラスだ。第十三話のラストの小話の題は「明日から学校いっていいよ〜」。

もう一つ、ゆっこのことも紹介されてる。なのの正体がロボットだと、ゆっこはたぶん気づいてる。それでも、なのの気持ちを汲んでか、「一人の人間」として普通の友だちづきあいをしている、と。

二周目に第一話から観ると、研究所の長い時間は、学校に行ける日までの待ち時間に見えてくる。そして教室に来てからのゆっこの、あのやかましい普通の接し方。気づいてて、何も言わへん。私はああいう気遣いがいちばん好きや。笑わせる人ほど、言わんでええことは言わへん。解讀[1]

Gen

……おい、待ってくれよ……! ギャグアニメのつもりで観てたのによ。俺、うちの末っ子が初めて学校に行った朝のこと思い出しちまった。喜好

Kaoru

ゲンさん、まだ第十四話やで。ティッシュ、箱ごと置いとくわ。

しゃべる猫と理科の先生

阪本さんは、はかせが道ばたで拾ってきた黒猫。「しゃべれるスカーフ」があるので、アニメ版の阪本さんは人の言葉を話せる。最初に口をきいたときは関西弁だったのに、すぐに普通の話し方に落ち着いた、とされている。理科の中村先生は、なのを捕まえて調べようとするけど、たいてい自分のうっかりで自滅してばかりいる。事實[1]

阪本さんが最初だけ関西弁やった、ていうのは二周目の前に知って、ひとりで笑てしもた。わかるわ。私も東京に出てきてすぐは、口から勝手に出てたから。喜好

中村先生は、一周目は完全に笑わせ担当やった。罠をしかけて、自分が引っかかる。二周目は、この人が猫を見るときの間が気になった。ほんの一拍だけ、目が止まる気がするねん。気のせいかもしれへん。でも気のせいで終わらせへんのが二周目の楽しみや。作品中的觀察

結局·真相結末にかかわる設定點擊展開

アニメでは、中村先生がもとは阪本さんの飼い主で、そのころは「大将」と呼んでいた、という設定が足されている。これはアニメのスタッフが原作者から教わっていた設定だ。第3話にはその縁を伏線のようにほのめかす場面があり、原作者自身が脚本を書いた最終回では、阪本さんとの話にひとまずの決着がつく場面も描かれた。

二周目は第三話で、中村先生と猫が同じ画面にいる時間を数えてみて。一周目はただのドジの場面やったのが、探してる人の顔に見えてくる。ふざけた人ほど、大事なもんをちゃんと覚えてる。銀さんもそうやけど、私はこういう人に弱い。解讀[1]

エンディングの曲が変わるところ

エンディングテーマは、第1話から第13話までが「Zzz」。第14話からはエンディング映像は同じまま、曲だけが毎回入れ替わる。選ばれているのは、たいてい卒業式や合唱コンクールで小中高校生が歌うような合唱曲だ。事實[1]

一周目は、エンディングに入ったら次の話へ飛ばしてた。ほんまにもったいないことした。二周目は、エンディングの曲名をメモしながら観てほしい。どこで曲の色が変わるか、本編のどこと重なってるか。並べたら、ちょっとびっくりするはずや。解讀

結局·真相結末(第二十六話)點擊展開

曲の切り替わりは第14話。なのが学校に通い始める回と同じや。そして第26話のエンディングは「旅立ちの日に」で、歌うのはゆっこ、みお、麻衣、なの、はかせ、阪本さん。

学校の三人と研究所の三人が、最後に一つの歌に並ぶ。一周目は気づかんかった。卒業式で歌うような曲を、卒業せえへん子らが歌って終わる。私はここで、何も起きへん毎日も、ちゃんと送り出されるもんなんやと思った。解讀[1]

Gen

曲が変わる回と、学校に行く回が同じなのか。船でも、港を出る日は無線の声が変わるんだよ。いつもと同じ仕事なのにな。解讀

Kaoru

ゲンさん、たまにええこと言うな。……いや、いつも言うてるか。

二周目の見方メモ

私のおすすめは三つ。一つめ、各話の小話の題を声に出して読んでから観る。二つめ、研究所の場面が来たら、なのが今日何の家事をしてるか見る。三つめ、エンディングは飛ばさへん。全部やらんでええよ。一話に一つで十分や。私は二周目、笑う回数は一周目より減った。そのかわり、笑たあとに「うまいなあ」て言う回数が増えた。笑いの裏の段取りが見えると、同じボケがもう一回おいしい。喜好

二周目は第一話のいちばん最初の小話の題を覚えてから観はじめる。何も起きへん26話にも、ちゃんと最初と最後がある。

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