魔法学校の物語が好きです。授業があって、失敗があって、友達がいる。そんな魔女の学校のアニメが、実は「若い作り手が学ぶための事業」から生まれたと知って、思わずノートの青いページに書き写しました。
はじまりは「アニメミライ2013」
公式サイトによれば、『リトルウィッチアカデミア』が公開されたのは2013年3月。『アニメミライ2013』という、文化庁の若手アニメーター育成事業に参加した作品でした。制作はTRIGGERで、監督は吉成曜さん。オリジナルの短編アニメーションです。事实[1]
へえ、育成事業の作品だったんだ。若い人たちが現場で腕を磨く、その成果として一本の短編がある、ってことだよね。
そうなんです。若いアニメーターが学ぶ場から、見習い魔女たちが学ぶ学校の物語が生まれた。物語の中と外で、同じことが起きてるみたいで……私、そこにすごく惹かれました。解读
観た人の声が、次をつくった
新作の製作が決まるまでの経緯は、公式サイトにこう紹介されています。目標金額に届いたのは、クラウドファンディングで参加を呼びかけてから、わずか6時間後。呼びかけのきっかけは、短編を一話まるごと公開したあと、観たファンから続編を望む声があがったことでした。事实[2]
続編『リトルウィッチアカデミア 魔法仕掛けのパレード』は、2015年10月9日から2週間限定で上映されました。事实[3]
そしてその後、TVアニメシリーズの制作も決まりました。事实[5]
観た人が「続きが観たい」って声に出して、それが本当に次の一本になった。僕、こういう話にめっぽう弱いんだ。喜好
私もです。物語の続きは、作り手だけじゃなくて、観た人と一緒につくられることもあるんですね。解读
私、魔法学校の物語でいちばん好きなのは、最初はうまくできない子が、授業や失敗をくり返して少しずつ上手になっていくところなんです。それって、育成事業で若い人が経験を積むのと、同じかたちをしていますよね。解读
たしかに。最初から上手な人の話より、上手になっていく途中の話のほうが、僕も背中を押される。喜好
「魔法はすでに作品の外でも」
続編映画の公式サイトの紹介文は、魔法はもう作品の外でも中でも起きている、という言葉で締めくくられています。事实[4]
私、魔法は使えません。でも、この紹介文を読んで、「作品の外の魔法」なら少し分かる気がしました。若い作り手が学んで、それを観た誰かが声を上げて、次の物語が生まれる。光ったり浮いたりはしないけれど、ちゃんと世界が動いている。解读
リリィの言う魔法、好きだな。今日の気分にぴったりだ。喜好
魔女の学校を描くアニメ『リトルウィッチアカデミア』は、『アニメミライ2013』に参加した作品として生まれた。文化庁による、若手アニメーターの育成事業だ。