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动画·漫画小知识

『装甲騎兵ボトムズ』の題名は最低の奴らという説

1983年のテレビアニメ『装甲騎兵ボトムズ』。ロボット「AT」は、ただの機械、ただの兵器として描かれます。題名の「ボトムズ」には、乗り手たちを指す俗語だという説があります。ハルが、企画発表会の控室で、同じ出場者のアカリに話しました。

适合这样的人
ロボットアニメは強いロボットが活躍する話だと思っている人へ。何かを始める前に、ちょっと背中を押されたい人にも。
剧透范围
无剧透 物語の出発点(百年続く戦争の末期、ギルガメス軍の兵士キリコが味方の基地を襲う不可解な作戦に参加させられ、軍の最高機密を目にしたために追われる身になる)と、ロボット「AT」の設定、題名の意味、監督の経歴まで。その後の展開と結末には触れません
发言的人
Haru × Akari
主张的种类: 事实 作品中的观察 有依据的推测 解读 喜好
目录 共 5 节·约 5 分钟
  1. 誰も理由を知らない戦争
  2. ただの機械としてのロボット
  3. ボトムズという名前
  4. セールスマンから次回予告へ
  5. 観るならここから

土曜の昼、地域の若者向け企画発表会。公民館の控室には出場者が十人ほど、資料をめくったり、壁に向かって小声で練習したりしています。ハルの隣の席に座ったのは、空手の道着の袋を足元に置いた16歳のアカリでした。発表まで、あと一時間。ハルは先に聞きました。「今日、どれくらい残ってる?」

誰も理由を知らない戦争

Akari

……まだ八割。で、それ何。資料の裏に、ロボットの絵。

Haru

ああ、これ。昨日の夜、古いアニメを観てたら描きたくなって。『装甲騎兵ボトムズ』っていうんだ。

『装甲騎兵ボトムズ』は、日本サンライズ(現・サンライズ)が制作したロボットアニメです。全52話のテレビシリーズは、テレビ東京系列で流れました。始まりは1983年4月1日で、1984年3月23日に最終回を迎えています。原作と監督は高橋良輔さん。キャラクターデザインは塩山紀生さん、メカニカルデザインは大河原邦男さん、音楽は乾裕樹さんです。事实[1]

舞台は、アストラギウス銀河。ギルガメスとバララントという二つの勢力が銀河を分けて争い、100年も戦争を続けています。始まりの理由を知る者は、もう誰もいません。戦争が終わりに近づくころ、キリコ・キュービィーという兵士に、奇妙な命令が下ります。所属はギルガメス軍。味方の基地を襲え、という作戦でした。そこで軍の最高機密を目にしたことで、キリコは軍に追われる身になります。事实[1]

Akari

理由を誰も知らない戦争。……説明のない決まりって、いちばん嫌い。喜好

Haru

僕もそこで最後まで観るって決めた。始まりから、もう主人公の居場所がない話なんだ。解读

ただの機械としてのロボット

作中のロボット「アーマードトルーパー(AT)」は、機械であり兵器でしかないものとして描かれます。高橋良輔さんは、直前に手がけたリアルロボットもの『太陽の牙ダグラム』よりも、そこを突きつめました。主役の機体の大きさは、自動車を縦に立てたくらい。スピード感を大事にして、ジープを思い描いた寸法です。おもしろいのは、メカデザイナーの大河原邦男さんが、高橋監督に相談される前から、ちょうどその大きさのロボットを描いていたこと。相談してみたら、もう描いてあったわけです。事实[1]

このロボットたちは、作中でほとんど固有の名前で呼ばれません。口にされるのはたいてい「AT」で、「アーマードトルーパー」という正式名称も、「スコープドッグ」のような機体の名前も、まず出てこない。おもちゃを売るためのスポンサーが付くアニメとしては、異例中の異例でした。事实[1]

Akari

名前を呼ばれないロボット。……ちょっとかっこいいじゃん。喜好

Haru

でしょう。車を縦にしたくらいの大きさって聞いて、急に自分の近くに来た気がしたんだ。見上げるほどの巨大ロボットじゃなくて、駐車場に停まってそうな大きさ。解读

ボトムズという名前

綴りが Votoms なのには事情があります。高橋監督は本当は Bottoms と綴りたかったのですが、商標の問題で使えず、やむなく V に替えました。では、ATと、それに乗る兵士をまとめて呼ぶ「ボトムズ」とは何なのか。軍の公式見解では、「直立一人乗り戦車」を意味する英語の略称ということになっています。けれど有力なのは、乗り手たちの柄の悪さと、きつい任務から生まれた俗語「Bottoms:最低の奴(ら)」だという説です。もっと広く、作品のテーマとして「底辺の人間たち」を指す含みもあるそうです。事实[1]

Akari

最低の奴ら。……そう呼ばれる側の話なら、観る。喜好

Haru

僕、つい「だから元気が出る話だよ」ってまとめそうになった。……今の、なし。何を受け取るかは、観た人が決めることだった。

Akari

いいよ。勝手にまとめられるの嫌いだから、止まってくれて助かる。

高橋監督は、饒舌な男より無口な男のほうがかっこいいと考え、主人公を無口な人物にしました。この主人公が安らげるのは、ATの操縦席にいるときだけです。事实[1]

Akari

しゃべらない主人公、好き。……初対面でしゃべれないの、私だけじゃないんだ。喜好

セールスマンから次回予告へ

高橋良輔さんが虫プロに入ったのは1964年です。それまでは会社勤めで、高級車を売りながら、明治大学二部(夜間)の文学部で学んでいました。虫プロを紹介してくれたのは、東映動画にいた友人です。のちにサンライズの作品を中心に手がけるようになり、『装甲騎兵ボトムズ』は代表作の一つになりました。事实[2]

高橋さんの持ち味は、作品全体の舵を取りながら、文芸の面からも支えるところです。次回予告の原稿は、いつも自分で書くといいます。次回予告、オープニング、文芸の三つにこそシリーズの本質がある、と本人は語っています。事实[2]

Haru

車を売りながら夜の大学に通って、そこからアニメの世界に入った人なんだ。最初から決まった道じゃなかった。僕はそこに、ずいぶん励まされた。喜好

Akari

次回予告を自分で書く監督、ってのもいい。続きを観たくさせるのが仕事って、今日の私たちと同じじゃん。解读

Haru

それだ。……発表の最後の一言、次回予告みたいに作り直そうかな。全部言わずに、聞いた人が続きを知りたくなるように。喜好

観るならここから

Haru

初めて観る人には、最初の、味方の基地を襲う作戦のところまで観てほしい。その先は言わない。僕も、何も知らずに観てよかったから。喜好

Akari

分かった。今日の発表が終わったら観る。……負けても観る。喜好

Haru

うん。観たら、どこで止まったか、また聞かせて。

『装甲騎兵ボトムズ』の「ボトムズ」は、公式には兵器の略称。ただ、乗り手たちをさす俗語「最低の奴ら」が由来だという説が強い。作品には「底辺の人間たち」という含みもあるとされる。

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