海が出てくる漫画なら任せろ、というゲン。今日は、ハルと一緒に、ずっと昔の海の冒険ものの「名前」の話です。
ハル、『海のトリトン』って知ってるか? 公式サイトのあらすじだと、海洋冒険SFマンガだ。トリトン族で最後の生き残りになった少年トリトンが、海を支配するポセイドン一族を相手に闘うんだ。事实[1]
題名は聞いたことある。でも読んだことはないかも。
手塚治虫の公式サイトの解説だとな、この漫画は、俺が生まれる何年か前に「サンケイ新聞」に連載された。で、連載のときの題名は『青いトリトン』だったんだ。テレビアニメになるときに『海のトリトン』に改められたんだと。喜好[1]
1969年9月1日〜1971年12月31日連載
えっ、題名が変わってたんだ!
新聞に1日1ページ
しかも、日刊の新聞に1日1ページって形で、2年以上連載されたそうだ。大長編なのに、毎朝1ページずつだぞ。事实[1]
毎朝ちょっとずつ進む冒険って、なんかいいね。新聞を開くのが楽しみになりそう。喜好
漁と一緒だ。毎朝ちょっとずつ網を上げて、気づいたら船倉がいっぱいになってる。解读
最初の主人公は別の少年
もうひとつ「へえ」がある。解説によると、最初のうち主人公だったのは和也っていう人間の少年で、赤ん坊のトリトンを拾った子だった。ところが和也は早いうちに話の本筋から外れて、トリトンが主人公になっていったんだそうだ。事实[1]
手塚治虫本人のあとがきも載っててな。「海を舞台にした熱血もの」でいこうと編集部と話して決めたときには、まだSFっぽいロマンにする気はなかった。それがかき進めるうちに最初の構想からどんどん離れて、SF伝奇ものの形になっていった、って書いてる。事实[1]
主人公が作者の思いどおりに動かない、ってよく言うけど、本当にそうなったんだ。解读
あとがきでも、トリトンについてはまさにそうだった、って書いてあるぞ。海に出たら、潮の流れが行き先を決めることもある。物語も同じなんだな。事实[1]
最初は熱血ものの予定だったのに、書いてるうちに冒険の行き先が変わっていく。それ自体が冒険みたいだ。解读
よっしゃ、うまいこと言った! 航海だって、出港前に決めた漁場で獲れるとは限らねぇ。風を読んで、魚を追って、思ってもない海に出る。それでいい漁ができたときが、一番うれしいんだ。喜好
アニメは1972年
アニメはいつ?
その前の1971年10月には、8分のパイロット版も作られてる。そっちは、新聞に連載されてたときの『青いトリトン』の題名のままなんだと。事实[3]
青から海へ。色の名前から、場所の名前に変わったんだね。解读
いいじゃん、それ! 俺はどっちも好きだ。遠洋の海の色ってのは、本当に「青い」としか言えねぇ青なんだ。でも、その青の中で生きてるやつを呼ぶなら、やっぱり「海の」なんだよな。喜好
『海のトリトン』の新聞連載のときの題名は『青いトリトン』。テレビアニメになるときに改められた。