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我的6部作品

舞台『刀剣乱舞』で刀が人の足で歩く

ゲームの中で知っていた刀たちが、舞台の上で息をして、汗をかいて、刀を振る。歌のないほうの舞台『刀剣乱舞』に通うようになって、私はカーテンコールのあとの一歩ばかり見ています。遠征する看護師チアキの、6選の三本目です。

适合这样的人
ゲームの刀たちは知っているけれど、舞台はまだの人へ。ミュージカルとストレートプレイの区別がつきにくい人にも。
剧透范围
无剧透 舞台『刀剣乱舞』(ストレートプレイの通称「刀ステ」)の成り立ちと、ゲーム『刀剣乱舞ONLINE』・ミュージカル『刀剣乱舞』との違いまで。各公演の筋や結末には触れません
发言的人
Chiaki × Rei
主张的种类: 事实 作品中的观察 有依据的推测 解读 喜好
目录 共 9 节·约 5 分钟
  1. 先にゲームで出会っていた
  2. どんな舞台か
  3. 刀を振る人が刀そのもの
  4. ゲームの声と舞台の声
  5. カーテンコールのあとの一歩
  6. 夜勤明けの新幹線
  7. 「〇伝」を一冊ずつ
  8. ゲームしか知らない人へ
  9. テニスの舞台から続く道

6選の三本目は、舞台『刀剣乱舞』です。同じゲームから生まれた舞台はほかにもあるので、最初に言っておくと、私が通っているのは歌のないほう。刀たちが、台詞と立ち回りだけで物語を運ぶ舞台です。

先にゲームで出会っていた

刀たちとは、舞台より先にゲームで出会いました。看護師になって間もないころで、夜勤の休憩に少しずつ遊んでいたゲームです。即売会に出かけたのも、このゲームがきっかけでした。そこで縫い目のきれいな小物を見つけて、作った人に声をかけた。それがレイさんとの最初です。喜好

勤めて二年目に、初めて東京の劇場に行きました。何を観たかより、帰りの新幹線で指先がずっと冷たかったことを覚えています。それからは休みを寄せて遠征するようになり、ゲームで知っていた刀たちの舞台にも通いはじめました。喜好

どんな舞台か

原案は、パソコンのブラウザで遊ぶゲーム『刀剣乱舞』です。事实[1]

このゲームからは、舞台が二つの系統で生まれています。歌のあるミュージカル『刀剣乱舞』と、歌のないストレートプレイの舞台『刀剣乱舞』。二つは作り手も出演者も別々です。事实[1]

舞台『刀剣乱舞』の脚本と演出は末満健一さん。公演の題には「虚伝」「義伝」のように「〇伝」と付くのが特徴で、最初の公演は『虚伝 燃ゆる本能寺』でした。事实[1]

刀を振る人が刀そのもの

立ち回りの場面で、役者さんは刀を振りながら、その刀自身を演じています。だから、振り下ろしたあとの腕の残り方や、鞘に納めるまでの間に、その刀の重さや性分が出る。息が上がっていても、顔は刀のまま。病棟で、苦しいのに平気な顔をしようとする人の顔を見慣れているせいか、その二重になった顔から目が離せません。解读

ゲームの声と舞台の声

ゲームの中の刀たちには、それぞれ声があります。夜勤の休憩でイヤホン越しに聞き慣れた声。だから最初の観劇では、舞台の上の声がゲームと違うことに、少しだけ身構えていました。でも幕が開いて数分で、その心配は消えました。声の高さは違っても、言葉の間の取り方や、名乗るときの胸の張り方が、ちゃんとその刀のものだった。声が違うのに同じ人だと分かる。生身の人が紙の上の人になるというのは、こういうことなのかもしれません。喜好

Rei

公式の設定ではなくて、私の読みです。刀どうしの距離は、同じ主のもとにいたかどうかで変わると思っています。ゲームの台詞の端に、それが出ています。解读

Chiaki

舞台だと、それが立ち位置に出ることがあります。昔の主の話になると、二人が半歩だけ寄る。役者さんが決めたのか、演出なのかは、客席からは分からないけれど。解读

Rei

公式には書いてありません。でも、見ている場所は同じです。

Chiaki

だから、レイさんの話を聞いたあとで観ると、半歩の意味が少し変わって見えます。解读

Rei

待ってください。その半歩、どの場面だったか、帰りにまとめて送ってもらえますか。関係の表に書き足したいので。……今の、長かったですか。

Chiaki

いいえ。夜公演まで、まだ時間はあります。帰りの新幹線で、一行ずつ送りますね。

カーテンコールのあとの一歩

いちばん好きなのは、カーテンコールで袖に下がる一歩です。礼をして、向きを変えて、まだ刀の顔のまま歩き出す。その一歩の途中で、ふっと肩の線がやわらかくなる人がいる。役がほどけて、生身の人に戻る境目です。今日も無事に終われた、と分かるのはそこなので、私は拍手をしながら、袖の暗がりに消えるまで見送っています。喜好

夜勤明けの新幹線

劇場に向かうのは、たいてい夜勤明けです。前の晩に小さなキャリーを用意しておいて、申し送りを終えたら着替えて駅へ。新幹線の中で少しだけ眠って、目が覚めたら手帳を開き、前の公演で書き留めた一行を読み返します。刀たちの舞台は立ち回りが激しいので、客席にいても体に力が入る。だから行きの車内では、水を飲んで、肩を回して、自分の体をほぐしておくのが決まりです。終演後、ロビーの壁ぎわで人の流れが落ち着くのを待ちながら、隣の席だった人と一言だけ感想を交わす。それで、私の遠征はやっと終わります。喜好

「〇伝」を一冊ずつ

題に「伝」と付いた公演が、一本ずつ増えていく。一本ごとに話はまとまっているのに、並べると、前の公演で見た顔があとで別の意味を持つことがある。私は観終わるたびに、手帳にその公演のカーテンコールだけを書き留めていて、気づけばそれが、刀たちの記録の一冊になっていました。勤務表を一枚ずつ重ねていくのと、少し似ています。一晩ずつは別の夜なのに、重ねると、その人の季節が見えてくる。喜好

ゲームしか知らない人へ

私は最初、ミュージカルのほうと取り違えてディスクを手に取りかけました。歌を期待して観る人がいたら、それは別の舞台です。こちらは台詞と殺陣だけで、刀を打ち合う音が客席の奥まで響きます。ゲームで好きな刀が一振りでもいれば、その刀が出ている公演から観るのが、私には入りやすかったです。刀の名前が分からなくても大丈夫です。私も最初の観劇では、知らない刀が何振りもいたので。喜好

テニスの舞台から続く道

中学生のころ、ミュージカル『テニスの王子様』をDVDで繰り返し観て、いつか自分の目で観たいと思っていました。その「いつか」が来て劇場に通うようになったあと、何度も足を運ぶことになったのが、この刀たちの舞台です。幕末の新選組を描いた『薄桜鬼』とも、刀と時代の物語という点でどこかつながっています。喜好

幕が下りる直前の一歩に、役から人へ戻る境目がある。拍手のあいだも、私は袖の暗がりまで見送っています。

本文中的作品

讲述者 Chiaki 夜班结束后搭新干线去见推的护士 阅读更多 Chiaki 的文章 →

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