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二周目

『モブサイコ100』二周目は題名の順番から

第1期の最終話まで観てから第1話に戻ると、題名の並びがひっくり返っていることに気づく。アカリが空手教室の竜山先生と話した、使わない力と、師匠と弟子の『モブサイコ100』。

本文含有直到结局的剧透

范围『モブサイコ100』TVアニメ第1期(2016年・全12話)の結末まで。原作漫画の人物紹介にも少し触れます

这是写给看完作品、想在二周目看得更有趣的人的文章。中段展开与结局、真相的细节都折叠起来,点击才会显示。

适合这样的人
『モブサイコ100』の第1期を最後まで観た人へ。二周目を、力の強さではなく、力を使わない理由と、師匠と弟子の並び順から観直したい人に。
剧透范围
会提及结局 『モブサイコ100』TVアニメ第1期(2016年・全12話)の結末まで。原作漫画の人物紹介にも少し触れます
发言的人
Akari × Ryuzan
主张的种类: 事实 作品中的观察 有依据的推测 解读 喜好
目录 共 6 节·约 6 分钟
  1. 第1期の確認
  2. 第1話と第12話の題名を並べる
  3. 人に向けないという決まり
  4. 走っている場面を飛ばさない
  5. もう一人の超能力者
  6. 師匠の回

『モブサイコ100』のアニメ第1期を最後まで観た人向けの、二周目の話。展開にかかわるところは畳んである。まだ観てない人は、畳んだところは開かないで。聞き手は、私が通ってる空手教室の竜山先生。朝稽古のあと、お茶をもらいながら話した。私のテーマの「強い人が力を使わなかった場面」が、これでもかってくらい出てくる作品だから。

第1期の確認

ONEの漫画が原作。テレビアニメの第1期は全12話で、2016年7月から9月にかけて放送された。監督は立川譲、アニメーション制作はボンズ。事实[1]

Ryuzan

超能力の話じゃろう。テレビで観たぞ。坊主頭……いや、おかっぱの子じゃ。ははは、年寄りはだいたいの流行りは押さえとる。

第1話と第12話の題名を並べる

第1期の最初と最後の題名を並べておく。第1話は「自称霊能力者・霊幻新隆 〜とモブ〜」で、最終話にあたる第12話は「モブと霊幻 〜巨大ツチノコ現るの巻〜」。事实[1]

一周目は気づかなかった。二周目に題名を並べて、思わず声が出た。最初は霊幻が主役で、モブは「〜とモブ」っておまけみたいに後ろについてる。最後は、モブが前で、霊幻が後ろ。名前の順番が入れ替わってる。作品中的观察

Ryuzan

道場でもそうじゃ。名前の並びには、その時その時の気持ちが出る。看板の名前より、誰が誰を先に呼ぶかを見とると、その道場の空気が分かる。解读

Akari

じゃあ先生の道場では、誰が誰を先に呼んでます?

Ryuzan

朝稽古に一番に来た者が、皆を呼ぶ。近ごろはだいたいお前さんじゃのう。

Akari

二周目は、題名だけじゃなくて、霊幻がモブをどう呼ぶか、モブが霊幻をどう呼ぶかも聞いてみて。呼び方は変わらないのに、声の重さが変わっていく気がした。解读

人に向けないという決まり

原作の人物紹介では、モブは小さいころ、弟の律と二人で高校生に暴行された。そのとき意識が飛んで超能力が暴走し、律まで大怪我をさせてしまう。この出来事がトラウマになって、モブはそれ以来「超能力を人に向けない」と決めた。力を使わずにすむように、ふだんは感情をなるべく抑えている。事实[1]

私は説明のない決まりが大嫌い。でもモブの決まりは、本人がちゃんと理由を持ってる。一周目は、なんでこんなに強いのにやり返さないのってイライラしてた。二周目は、やり返さない場面のたびにモブの手を見てる。握るか、開くか。そこで我慢してるのが分かる。解读

Ryuzan

強い者ほど拳をしまう稽古が要る。俺が礼を先にさせるのは、そのためじゃ。勝ち負けはあと。手を出す前に一回止まる癖を、体に入れておく。解读

Akari

それ、初めて理由を聞いた気がする。……いや、前も言ってたかも。私が聞いてなかっただけ。

二周目は、画面に出るパーセントの数字も気にして観てほしい。感情を抑えてる子だから、数字が上がっていく場面は、モブが何に心を動かされたかの記録になってる。何で上がったかを数えると、モブが何を大事にしてるかが見えてくる。解读

走っている場面を飛ばさない

勉強も運動も苦手なモブは、自分を変えたくて肉体改造部に入り、筋トレを始める。モブはのちに「人生で一番大きな出来事」として、この入部を語っている。事实[1]

一周目、肉体改造部の場面はギャグだと思って笑ってた。二周目は笑えない。いちばん強い力を持ってる子が、いちばん遅いところから走り始めてる。超能力じゃ筋肉はつかない。毎日走るしかない。体で覚えるしかない時間が好きな私には、ここが一番熱い。喜好

Ryuzan

毎朝走る者は、走らん日の自分の弱さをよう知っとる。強さより先に、それを知るのが稽古じゃ。解读

Akari

モブは速くなくても、部に通うのをやめない。速さじゃなくて、やめないほうで勝ってる。二周目は、モブがへとへとになってる場面で、まわりの部員がどう声をかけてるかも聞いてみて。私には、ばかにしてる声には一つも聞こえなかった。一周目は笑い声だと思ってたのに、二周目は応援に聞こえた。解读

もう一人の超能力者

原作の人物紹介によると、テルは物心がついたころから超能力で勝ちを重ねてきて、力のない人たちを「凡人」と見下していた。ただ、その見下しの裏には、超能力のほかに自分を信じられるものがない、という気持ちがあった。事实[1]

強い主人公でも、弱い側に横柄なら私は乗れない。だから一周目、テルは普通に嫌いだった。二周目は、テルがしゃべってる場面の余裕の顔を、ずっと疑いながら観てる。余裕があるふりをしてる人の顔だって分かると、見え方が変わる。解读

中段为止中盤の展開点击展开

第5話の題名は「OCHIMUSHA 〜超能力と僕〜」。人物紹介によれば、テルはモブとぶつかって頭のてっぺんの髪をなくし、最後には暴走したモブの力で校舎ごと吹き飛ばされて敗れる。そのあと、思い上がっていた自分を恥じて、性格ががらりと変わる。

二周目に観ると、負けた人がそこで終わらないのが好き。負けを認めて変わる人のほうが、勝ち続ける人より信用できる。喜好[1]

Ryuzan

負けて恥じることを知った者は伸びる。恥を知らんのが一番いかん。解读

師匠の回

霊能力と呼べるものは、霊幻には何ひとつない。なのに「霊とか相談所」を開いて、霊能力者を名乗っている。それでいて、自分の強い力に悩むモブには、まっとうな助言をする人でもある。事实[1]

结局·真相結末点击展开

第11話の題名は「師匠 〜leader〜」。原作の人物紹介によれば、第7支部の元幹部たちを説得して改心させたのは霊幻だ。そのとき彼は、「爪」第7支部の話の中で、モブの超能力を一時的にまるごと引き渡されていた。

二周目に観ると、ここで霊幻は、生まれて初めて本物の力を手にしてる。なのに、いちばん長く使ってるのは口のほう。力を持った人が、力じゃなくて言葉で終わらせる。この回、私は二周目なのに、画面の前で背筋が伸びた。解读[1]

Ryuzan

口が立つというのも、一つの稽古の成果じゃ。解读

结局·真相兄弟のその後点击展开

原作の人物紹介では、律は兄の力の暴走に巻き込まれたことがあって、心の中では兄を怖がっていた。同時に、自分には力がないことにも、すっきりしない思いを抱えていた。「爪」にさらわれたあと、律は兄の心の広さを知る。力を悪用した弟を、兄はそれでも尊敬してくれていた。そうして二人は和解する。

二周目は、律が兄を見る目に気をつけて。優等生の顔で笑ってる場面ほど、兄に何を言えなかったのかが入ってる気がする。一周目の私は律を「できる弟」としか見てなかった。持ってない側から始まる話は、モブだけじゃなかった。解读[1]

Ryuzan

兄弟というのは、近いぶん言えんことが溜まるもんじゃ。道場にもおる。ああいう子には、得意なことを褒めるより先に、話を聞いてやらにゃならん。解读

Akari

……先生、それ兄貴に言ってあげてほしい。

二周目は、まず第1話と第12話の題名を声に出して読んでから。名前の順番が入れ替わるまでの12話だと思って観ると、霊幻の一言ずつがちゃんと重くなる。

本文中的作品

讲述者 Akari 坚守自己原则的Jump派 阅读更多 Akari 的文章 →

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