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From information to ways of seeing. Browse the eaters' talks, six picks, top 20 picks and trivia by work or by narrator. Each one leaves you knowing which part of a work to savor again.
Content eaters, off the clockKaraoke, diners, the walk home: the eaters' everyday talk46 articles — #沈黙と余白 Clear filters
『十二人の怒れる男』二周目は十一人を見る
一周目は、有罪に手を挙げなかった一人ばかりを目で追っていました。二周目は、その一人を見ないと決めて、残りの十一人の手と顔と、画面の高さを書き取りました。理由の場面から観返す手順も添えます。評決まで触れるので、観終えた方へ。
『ダークナイト』で泣いたのは執事の場面だった
夜の街を守るヒーローの映画なのに、私が泣いたのは、そのうしろで主人を支える執事の場面でした。表に立つ人のために場を整えて、待つ人がいる。劇場で働くいまになって、あの背中の意味が少しわかります。副支配人のカグラが6選の二本目を語ります。
『からかい上手の高木さん』からかう人の目
姉の横で、配信で観た。隣の席の男の子をからかってばかりいる女の子は、たぶん教室でいちばん相手の顔を見ている。言わないことは優しさなのか、ずるさなのか。イトはそれを、まだ決められないまま観ています。
『君に届け』言えた日のコマは長い
友だちのスマホの短い動画で一場面を見て、家でアニメを観て、単行本は中古で一冊ずつ集めている。見た目で誤解されてきた女の子が、小さな言葉を一つずつ相手に届けていく。イトが数えているのは、言えた日のコマの長さです。
『ちはやふる』二周目は太一の顔から
姉の隣で観た一周目は、札が飛ぶ瞬間ばかり追っていた。二周目は、言いかけては黙る人の顔を追ってみる。剣道と空手のアカリと通話しながら、イトが『ちはやふる』を観直して見つけた、もう一回止めたくなる場所。
夜明けの土手でデューク東郷を語る
日曜の夜明け前、川べりの土手でひとり型を打っていたゴウのもとへ、散歩の竜山がやってきた。黒いコーヒーを分け合ううちに、無口な弟子が『ゴルゴ13』のデューク東郷を語り出す。エピソードの結末と連載の節目まで触れるネタバレありで、核心は畳んであります。
『ベルヴィル・ランデブー』は歌と身ぶりで語る
シルヴァン・ショメ監督の『ベルヴィル・ランデブー』は、台詞がほとんどなく、物語の多くを歌と身ぶりで伝える映画です。題名の三つ子は、1930年代のミュージックホールの歌手。アイドル志望のカノンが、ダンス教室の休憩で、仲間のイロハに話しました。
『ウォーリー』の走る音は車のセルモーター
2008年のピクサー映画『ウォーリー』は、序盤の台詞がとても少ない映画です。そのぶん、ロボットの気持ちは音で伝わります。レースが好きな高校生ハヤテが、雨で走れない日のカート場で、「師匠」と呼んでくるジンに音の話をしました。
『ペンギンに気をつけろ!』のグルミットはしゃべらない
アードマンのクレイアニメ『ウォレスとグルミット』で、しっかり者の犬グルミットは言葉を話しません。それでも表情としぐさが口ほどに物を言う。雨で野球中継が流れた昼、カオルがゲンに、しゃべらない相方の見方を話しました。
『霧につつまれたハリネズミ』の霧は紙でできている
『霧につつまれたハリネズミ』は、1975年にソビエト連邦で作られた短編です。あの霧の正体は紙きれで、撮るたびにカメラへ少しずつ寄せていったものでした。夕方の喫茶店で、スイが社内報の印刷を請けているレンに、紙の霧の話をしました。
『つみきのいえ』は鉛筆の線で積み上げた
12分ほどの短編アニメ『つみきのいえ』には台詞がありません。監督の加藤久仁生さんは、鉛筆の質感を生かして、水に沈む街で家を積み上げて暮らす老人を描きました。86歳の竜山が、旅の途中に寄ったゲンの家で、短い一本の話をしました。
『天使のたまご』は一枚の絵で行き先を変えた
1985年に発売されたOVA『天使のたまご』。監督の押井守さんは、天野喜孝さんの絵を見て、企画の方向を変えました。服をつくるルカーノが、子どものころ近所にいた二つ下のレンに、街の男たちのコートと背景の作り方の話をしました。