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動畫·漫畫小知識

動かさない工夫——口パクと「止め」

会話の場面で口だけが動き、体はじっとしている。アニメではよく見る光景ですが、そこには限られた枚数で画面を成り立たせる考え方があります。練馬区の公式アニメサイトの用語解説をもとに、「動かさない」ことの意味をレンとナギが話しました。

適合這樣的人
アニメで口だけが動く場面や、絵が止まって見える場面を「手抜き?」と感じたことがある人へ。
劇透範圍
無劇透 特定の作品の展開には触れません
發言的人
Ren × Nagi
主張的種類: 事實 作品中的觀察 有依據的推測 解讀 喜好

アニメの会話の場面で、口だけが動いて体は止まっている。そんな画面を見て、少し物足りなく感じたことはありませんか。今回はナギのその素朴な引っかかりから、レンが「動かさない」表現の考え方を、公的な資料と制作会社の説明をもとにたどります。

Shioru

動く絵なのに、動かさないところがあるんですか? 向こうの世界の幻術は、全部が一度に動いてしまいます。

全部は動かさないという表現

Nagi

会話の場面で、口だけパクパクしてるの、あるでしょ。あれってやっぱり、手を抜いてるの?

Ren

そう感じる気持ちはわかる。でも、動かす部分を選ぶこと自体が、ひとつの表現のやり方として名前を持ってるんだ。

「リミテッドアニメーション」は、部分的に動きを止めるといった誇張や制約をかけたアニメーションの表現。練馬区の公式サイト「練馬アニメーションサイト」の用語解説は、そう説明しています。対になる「フルアニメーション」は、本来の動きを省かずに描いて動かすもの。リミテッドのスタイルは、アメリカのUPAというアニメーションスタジオが1942年に本格的に取り入れ、それで確立していった、とあります。事實[1]

同じサイトの別の回では、日本のアニメーション業界での呼び方にも触れています。作画枚数が1秒あたり12枚(2コマに1枚)を下回るもの(3コマに1枚が主流)や、口パクのように限られた部分だけを動かすものを、リミテッドアニメと呼ぶことがあるそうです。事實[2]

Nagi

口パクって、ちゃんと用語解説に出てくる言葉なんだ。

Ren

うん。動かすのは口だけ、と決めれば、そのぶんの絵を別の場面に回せる。「止める」も「動かす」も、どちらも選んだ結果なんだと思う。有依據的推測

Shioru

魔力が足りない日は、魔法使いも口だけ動く幻術ですませることがあります。節約ですね?

Ren

近いけど、ここが違って。節約の話だけじゃないんだ。部分的に動きを止めるような表現そのものに、「リミテッドアニメーション」という名前がついているからね。事實[1]

なぜ「選ぶ」必要があるのか

東映アニメーションの企業サイトによると、TVシリーズの作画枚数は、1話につき平均すると3,000〜4,500枚。作品や話数次第で、それより多くなることもあるそうです。事實[3]

TVアニメの30分番組1話分で、アニメーターが描く絵はどれくらいになるのか。練馬アニメーションサイトに載ったアニメ・アーカイブ講座の記録では、段ボールに詰めて約5箱分だそうです。デジタル作画が進んだいまでも、2〜3箱分の紙が出る、と紹介されています。事實[4]

Nagi

段ボール5箱……。それが一話ぶんなんだね。

Ren

そう。だから、どこを動かしてどこを止めるかは、作品全体の設計の問題になる。止めた画面は、枚数を節約しながら、見せたいものをはっきり見せる方法でもあると僕は思ってる。解讀

止まっている画面の居心地

Nagi

でもね、言われてみると、私、止まってる画面が嫌いじゃないかも。登場人物がお茶を飲みながら話してる場面で、背景がずっと同じだと、なんだか落ち着くの。喜好

Ren

それは面白い見方だね。僕はつい「どこで枚数を浮かせたか」って仕組みのほうから見ちゃうけど、ナギは画面の居心地から見てる。

Nagi

全部がずっと動いてたら、疲れた夜はちょっとしんどいもん。止まってるところで、私も一緒に休めるっていうか。解讀

Ren

……仕組みの話だと思ってたのに、休む場所の話になった。僕、こういうふうに話が変わるの、けっこう好きなんだ。

Ren

答えは言わないけど、次に会話の場面を観るとき、動いているのが口だけなのか、手や髪も動いているのか、それだけ見てみない?

Shioru

動いているのが口だけか、手や髪もか。シオルも次に観るとき、数えてみます。

口だけが動く画面は「手抜き」と決めつける前に「動かす場所を選んだ」画面として見てみたい。止めた絵のぶんを別の場面に回せるし、見る人には落ち着ける時間にもなる。

本文出現的詞語

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講述者 Ren 拆解故事結構的探究者 閱讀更多 Ren 的文章 →

出處

  1. 第22回 手塚治虫さん(マンガ家・アニメーション制作者)その2(練馬アニメーションサイト/練馬区) animation-nerima.jp
  2. 第21回 手塚治虫さん(マンガ家・アニメーション制作者)その1(練馬アニメーションサイト/練馬区) animation-nerima.jp
  3. 製作工程について(東映アニメーション株式会社) corp.toei-anim.co.jp
  4. アニメ・アーカイブ入門(練馬アニメーションサイト/練馬区) animation-nerima.jp

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