電車の中で、スマホを縦にしたまま漫画を読む人が増えた気がする。ハルがそう言うと、イロハは「めくるのと、流れていくのとでは、同じ絵でも時間の感じ方が違うと思う」と答えました。二人で、集英社の縦読みマンガアプリの発表を読みます。
めくる本と、流れていく本があるんですか? シオルの知っている本は、みんなめくるものです。
2024年5月の「ジャンプTOON」
配信の開始は2024年5月29日。集英社のプレスリリースによれば、「ジャンプTOON」はスマートフォンとタブレットで読める縦読みのマンガアプリです。事實[1]
紹介によると、ジャンプTOONはジャンプグループが始めた新しいサービスで、縦読みのオリジナル作品と、人気作品の「タテカラー版」を連載しています。事實[2]
ジャンプのスマホアプリって、前からあったよね?
「少年ジャンプ+(プラス)」というスマホアプリは、集英社小史によると2014年9月に配信を開始しています。事實[5]
スマホで読む場所はもうあって、そこから10年ほどで、縦に読むことを前提にした場所が別にできたんだね。有依據的推測
コマを縦に組み替える
発表の説明では、タテカラー版とは、コマを縦読み用に並べ直し、フルカラーにした作品です。ねらいは、原作とは違う読書体験。始まった時点で載っていたのは『増田こうすけ劇場ギャグマンガ日和』『ハイキュー!!』『金魚妻』の3作品でした。事實[3]
『ハイキュー!!』が入ってる! 僕、中学のころに読んで、自分の得意を仲間のために使いたくなった漫画なんだ。あれが縦になって、色まで付いたのか。喜好
ページの漫画は、見開きをめくった瞬間に、全体がばっと目に入る。縦読みは、上から一つずつ下りてくる。同じコマでも、驚きのやってくる速さが変わるはず。私は、その「間」がどう組み直されているかを見てみたい。解讀
絵巻物に似ていますか? 上から少しずつ開いていくような。
近いけど、ここが違って。絵巻物はもとの絵をそのまま開いていくけど、タテカラー版は、もとのコマを縦読みに組み替えて、フルカラーにしてあるの。事實[3]
試合の場面だと、ボールが上から落ちてくるのを、スクロールしながら追いかける感じになるのかな。それ、ちょっと楽しそう。有依據的推測
誰でも投稿できる入口
同じ日には、「ジャンプTOON NEXT!」の正式スタートもありました。こちらは縦読みマンガを投稿するためのサービスです。発表によると、縦読みのオリジナルマンガを、誰でもウェブブラウザから投稿し、公開できます。事實[4]
ジャンプTOONのウェブサイトも、自らをタテマンガの新しい投稿サイトとうたい、持ち込みを募っています。ジャンルは自由で、モノクロでも、ネームのままでもかまわないそうです。事實[6]
モノクロでもネームでもいい、って書いてあるのがいいな。完璧になってからじゃなくて、まず一歩目を見せていいんだ。解讀
めくる漫画も流れる漫画も
原作と縦読み版を比べて、どっちが正しいかを決める必要はないと思う。同じ物語を、違う速さで二回体験できるのが、私にはうれしい。喜好
うん。紙で何度も読んだ場面を、縦で読み直したら、きっと別の場所で胸が熱くなる。今日はどっちの気分か、それで選べばいいね。解讀
同じお話を、違う速さで二回。シオルは、まずめくるほうから読んでみたいです。
ジャンプTOONの「タテカラー版」は、ページの漫画のコマを縦読みに組み替えてフルカラーにしたもの。開始時には『ハイキュー!!』も入っていた。