ゲームのキャラクターは、最初から決まっているとは限りません。今日は『スプラトゥーン』のキャラクターが決まるまでの回り道の話。任天堂のインタビュー「社長が訊く」から、ルカがソウタに伝えます。
スプラトゥーンって、なんでイカなの?
じつは作った方々も、発表の会場では同じことをメディアの方々に何度も尋ねられたそうです。少し回り道になりますが、順番にお話ししますね。事實[1]
最初は豆腐
とうふ!? たべるとうふ?
そのようです。黒いほうは「ごま豆腐」だと、ディレクターの阪口さんが話しています。事實[1]
ごまどうふと、もめんどうふのたたかい。ちょっとおいしそう。
豆腐のゲームは70個ものアイデアの中から選ばれましたが、大きな決め手は、実際に遊べる試作があったことだと語られています。4人対4人のネット対戦が、もう試作の段階でできたそうです。事實[4]
ためしてみるの、だいじなんだ。ぼくのルールも、さいしょにともだちでためす。解讀
ヒト型からウサギへ
インタビューの目次と話の流れからすると、豆腐の次はヒト型、その次はウサギへと替えたそうです。ところが、ウサギがどうしてインクを塗るのかと質問されても、筋の通った理由を答えられなかった、と語られています。事實[2]
ウサギ、かわいいのに。
ぼくだったら、なんにする? ……ドラゴン。でもドラゴンは火をふくから、インクじゃないね。
理由が合わないと、たしかに困りますね。ソウタさん、もう作る人の考え方をしています。解讀
かわいいことと、そのゲームにいる理由があることは、別なのでしょうね。そこで最後にたどり着くのがイカです。墨を吐く生き物だから、インクを塗るキャラクターにぴったりだった、と阪口さんは話しています。事實[3]
イカって、ほんとに墨はくの?
インタビューでは、墨を吐く生き物、と話されていますね。どうして吐くのかは、今度、図鑑で一緒に調べましょう。生き物の得意なことが、そのまま遊びのルールになった。私には、そこがいちばん美しく思えます。解讀
それだったら、イカなのには、ちゃんとわけがあるんだ。解讀
塗ったほうが勝ち
岩田さんはインタビューで、このゲームをひとことでまとめて「塗ったほうが勝ち」と言っています。事實[2]
あいてにインクをあてることもあるけど、たくさんぬれたら勝ちなの、ぼくはすき。地面がぼくの色になるの、見てるだけでうれしい。喜好
私も、地面の色が少しずつ変わっていく様子には、なぜか心が落ち着きます。……生き物の性質から遊びの形が決まった、というのも、私には好ましく思えます。喜好
ルカさんも、いろいろためしてから決めるの?
私の場合は、ためしているうちに日が暮れることが多いです。ただ、豆腐から始めても、ちゃんとたどり着けるのだと知って、少し安心しました。
スプラトゥーンのはじまりは豆腐だった。イカになったのは、墨を吐く生き物がインクを塗る理由になったから。