ルカは、自分の6選の第1巻を作品ページで見比べていて、妙な偶然に気づきました。発売日が同じ二冊なのに、ページの題名の横に書かれている名前が違うのです。
同じ日の二冊
レイ様、KADOKAWAの作品ページによると、『Re:ゼロから始める異世界生活』の第1巻は、発売日が2014年1月24日で、題名のところに「MF文庫J」と書かれています。事實[1]
そして『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~』の第1巻も、発売日は同じ2014年1月24日なのですが、こちらには「MFブックス」とあるのです。事實[2]
同じ会社、同じ日、名前の頭も同じMF。でも末尾が違う。……待って、これ、ちょっとおもしろい。
レーベルは出版社の中の棚
KADOKAWAのサイトで、ライトノベルの入口に置かれているのが「レーベルから探す」という一覧です。電撃文庫、MF文庫J、角川スニーカー文庫、ファミ通文庫、ファンタジア文庫、MFブックスなどが並んでいます。出版社は一つでも、「レーベル」はいくつもあるのです。事實[3]
出版社が建物なら、レーベルは部屋の表札。どの部屋の本かで、判型も、読者の想定も、編集の人も違うんだと思う。解讀
表札、ですか。私には決まった家がありませんので、表札のある暮らしというのは、少しまぶしく聞こえます。
表札にも生まれた年がある
『ゼロの使い魔』の公式サイトには、編集部の文章が載っています。それによると、第1巻が出たのは、2002年に創刊されたMF文庫Jの3年目の6月でした。どのレーベルにも、始まった年があるのです。事實[4]
電撃小説大賞の公式サイトだと、受賞作がデビューするのは「電撃文庫」「メディアワークス文庫」「電撃の新文芸」など、って書いてある。賞と表札がつながってる。事實[6]
同じ表札の下に、六畳一間の魔王と、目つきで誤解される高校生。並べると、けっこういい隣人関係かも。……今の、想像が先走った?
表札で本を探す
表札を覚えておくと、好きな本の隣人を探しやすくなるかもしれませんね。同じ表札の本棚には、似た空気の物語が集まっていそうです。有依據的推測
そう。ただ、同じ表札でも中身はばらばら。表札だけで合う合わないを決めないほうがいい。そこは分ける。解讀
肝に銘じます。見た目や肩書きだけで判断されるつらさは、私もレイ様も、よく知っておりますから。
好きな本の作品ページや奥付を見るとき、題名の横の小さなレーベル名にも目を向けてみてください。同じ日に生まれた本が、別々の表札の部屋に住んでいる。そんな小さな発見が、次の一冊の探し方を変えてくれるかもしれません。解讀
『Re:ゼロから始める異世界生活』と『無職転生』の第1巻は、どちらも2014年1月24日発売。でもレーベルは「MF文庫J」と「MFブックス」。本には出版社のほかに、表札がある。