俺の6選に入れなかった中から、20本選んだ。並べ方は、出会ってほしい順じゃ。まずは勧善懲悪と剣の話で背筋を伸ばし、昭和のスクリーンで少し胸を焦がし、古今東西の古典で骨を太くする。それから宇宙へ飛び出して、最後に、若い人にこそ観てほしいアニメと漫画を置いた。古い話も新しい話も、俺は同じ物差しで並べとる。筋が通っとるか、策が練られとるか、そして師匠や年寄りが若い者に何を渡すか。誰が勝つか、誰がどうなるかは書かん。代わりに、俺がどこで膝を打ち、どこで黙ったかを書いた。合わんかったら途中でやめてええ。それも稽古のうちじゃ。
勧善懲悪と剣の話
第1部推荐: 七人の侍
- 选择的理由
- 野武士に狙われた村が、侍を雇って身を守ろうとする話じゃ。弱い者を守るために、強い者が集まる。勧善懲悪の骨そのものなのに、守る側の策がとことん練られとる。まず観てほしい一本はこれじゃ。
- 适合什么时候看
- 十代の半ば、下町の映画館で観た。帰り道、仲間と棒きれを刀に見立てて、どぶ板の上で陣形ごっこをした。空手を始めるより少し前のことじゃ。
- 喜欢的地方
- 侍を一人ずつ集めていくところが好きでのう。腕だけでなく、人柄で選んでいく。強い者ほど手を出さん、という教えを、俺はこの映画の何人かの侍の佇まいで覚えた気がする。村の地形を使った守りの策にも、何度観ても唸らされる。
- 入坑小提示
- 侍が集まるまでの前半をじっくり観てみなされ。誰をなぜ選ぶかに、後の策の種が全部まいてある。
第2部推荐: 用心棒
- 选择的理由
- 二つの勢力がにらみ合う宿場町に、ふらりと流れ者の浪人がやって来る。腕っぷしより先に頭を使うて、悪い連中を手玉にとる。老獪な策士の見本みたいな映画じゃ。若い人にも一度は観てほしい。
- 适合什么时候看
- 道場に通い始めて何年かたったころ、兄弟子に誘われて観た。観終わったあと、兄弟子が「お前は真似するなよ」と笑うた。俺は大いに真似したくなった。
- 喜欢的地方
- 浪人が、双方にええ顔をしながら、少しずつ両方を追いつめていく。汚い手に見えて、守るべき者のための策になっとる。善い策と卑怯な策の境目を考えるのに、これほどええ教材はない。とぼけた顔の奥で、ずっと算盤をはじいとるのがたまらん。
- 入坑小提示
- 浪人が町に着いて、まず何を見て回るかに注目しなされ。策士は、戦う前に地図を頭に入れとるんじゃ。
第3部推荐: 水戸黄門
- 选择的理由
- 身分を隠したご隠居が諸国を旅して、悪い者を懲らしめる。毎回、悪は悪、善は善。分かっとっても気持ちがええ。テレビの前で何十年と付き合うてきた、勧善懲悪の茶の間の定番じゃ。
- 适合什么时候看
- 道場を開いたころから、夜の稽古のない日は家で観とった。湯呑みを片手に、弟子の話を聞き流しながら、決めどころだけはしっかり見とった。
- 喜欢的地方
- 決まった型があるのがええんじゃ。毎回同じ流れで、同じところで決まる。空手の型と同じで、型があるから安心して観られるし、型の中の小さな違いが楽しめる。旅先の土地の人情を毎回拾うていくところも、寅さん好きの俺にはたまらん。
- 入坑小提示
- 一話だけでええ。悪い者が誰か分かったら、ご隠居の一行がどう動くかを先回りして読んでみなされ。
第4部推荐: 鬼平犯科帳
- 选择的理由
- 江戸で盗賊を取り締まる役目の男の話じゃ。悪には容赦せんが、人の弱さにはやさしい。善悪をはっきり言い切る男が、同時に人の情けをよう知っとる。俺が年寄りになっていちばん憧れた大人の姿じゃ。
- 适合什么时候看
- 四十を過ぎたころ、旅先の駅の売店で一冊買うたのが始まりじゃ。それから旅に出るたびに一冊ずつ買い足して、気がつけば鞄の常連になっとった。
- 喜欢的地方
- 食べ物の場面がうまそうでのう。悪を追う話の合間に、季節のものをしみじみ食う。勝負の合間の飯と酒が、人を人に戻してくれる。それと、主人公が若い者をどう使い、どう育てるか。厳しいのに見捨てん。道場主として、何度読み返したか分からん。
- 入坑小提示
- 短い話が多いから、寝る前に一話ずつがちょうどええ。まずは食べ物の場面を楽しみに読んでみなされ。
第5部推荐: 宮本武蔵
- 选择的理由
- 剣の道に生きる若い男が、荒くれ者から一人の求道者になっていく長い話じゃ。強くなるとは何か。勝つとは何か。武の道を歩く者なら、一度は通る本じゃと思うとる。長いが、一生付き合える本じゃ。
- 适合什么时候看
- 十代のころ、貸本屋で借りて夢中になった。返す日を延ばしすぎて、店の親父に叱られた。空手を始めたのは、たぶんこの本のせいでもある。
- 喜欢的地方
- 主人公がひたすら自分を鍛え直していくところが好きじゃ。人に負け、自分に負け、それでも稽古をやめん。若いころは強さに憧れて読み、年をとってからは、主人公を見守る年長の人物たちの目で読むようになった。同じ本が、年ごとに違う顔を見せてくれる。
- 入坑小提示
- 長いが、最初の数章で主人公の荒っぽさを見ておきなされ。そこからの変わりようが、この本の醍醐味じゃ。
昭和のスクリーンの憧れ
第6部推荐: 嵐を呼ぶ男
- 选择的理由
- 流しの若者が、ドラムの腕一本でのし上がっていく話じゃ。俺のスクリーンの憧れに、いちばん近い一本。肩で風を切る歩き方は、この映画のころに覚えた。稽古の話としても観られる。若い人にも勧めたい。
- 适合什么时候看
- 十代の後半、封切りで観た。帰り道、下町の路地で、肩で風を切って歩く真似をした。近所の婆さまに「どこのチンピラかと思うた」と笑われた。
- 喜欢的地方
- ドラムを叩く場面の勢いがええ。ドラムに打ち込んでいくところは、稽古の話として観ても胸が熱くなる。才能より先に、叩いて叩いて叩き続ける。空手の巻藁突きと同じじゃ。歌い出す場面の気持ちよさは、理屈抜きじゃな。
- 入坑小提示
- ドラムを叩く場面を見逃さんように。打ち込む姿を観てから歌う場面を観ると、胸の鳴り方が違う。
第7部推荐: ティファニーで朝食を
- 选择的理由
- 大きな街で、気ままに暮らす若い女性の話じゃ。初恋の人のもう一本、と言えば分かる人には分かるじゃろう。『ローマの休日』とは違う、大人びた洒落っ気がある。こちらは少し大人になってから観なされ。
- 适合什么时候看
- 二十歳を過ぎたころに観た。十代の初恋の人が、すっかり大人の顔になっとって、映画館の暗がりで少しだけどぎまぎした。誰にも言うとらん。
- 喜欢的地方
- 朝の街角の場面が好きでのう。人通りの少ない大通りを、ひとりで歩いて店の窓をのぞく。それだけで、その人が何を抱えとるかが伝わってくる。台詞より、立ち姿と歩き方で心を見せる映画じゃ。武道でいう、立ち姿に心が出る、というやつじゃな。
- 入坑小提示
- 冒頭の朝の場面だけ、音を小さくして観てみなされ。歩き方だけで、その人の寂しさが見えてくる。
第8部推荐: 東京物語
- 选择的理由
- 年老いた夫婦が、子どもたちを訪ねて東京へ出てくる話じゃ。派手な事件は起きん。それなのに、観終わると胸の奥が静かに鳴る。年寄りになって観ると、また違う。若いうちに一度、年をとってもう一度観なされ。
- 适合什么时候看
- 若いころに観たときは、正直、退屈じゃった。七十を過ぎてテレビで観直したら、湯呑みを持ったまま動けんようになった。物語のほうが、俺が追いつくのを待っとってくれたんじゃな。
- 喜欢的地方
- 人が座っとる場面ばかりなのに、目が離せん。畳の部屋、低い位置からの眺め、ゆっくりした言葉のやりとり。親と子の間の、言わんでおく言葉の重さが、間の取り方で伝わってくる。派手な技を使わん達人の型を見とるようじゃ。
- 入坑小提示
- 急がんで観ることじゃ。台詞の間の沈黙を、そのまま味わいなされ。沈黙がいちばんしゃべっとる映画じゃ。
古今東西の古典で骨を太くする
第9部推荐: 水滸伝
- 选择的理由
- 世の中からはみ出した豪傑たちが、ひとり、またひとりと集まってくる中国の古典じゃ。荒っぽいが、義に厚い。仲間が集まっていく話は、いくつになっても胸が躍る。若い人には、仲間の話として読んでほしい。
- 适合什么时候看
- 少年のころ、貸本屋で絵入りの本を見つけて読みふけった。豪傑の名前を覚えては、道場の仲間にあだ名をつけて回った。怒られたこともある。
- 喜欢的地方
- 一人ひとりの豪傑に、はみ出した理由がある。それぞれの事情を抱えた者たちが、ひとつの旗のもとに集まる。その集まり方がええ。善い者ばかりじゃないところも、古典らしい奥行きじゃ。人を集める者は、集めた者の事情ごと引き受けにゃならん。
- 入坑小提示
- 全部の名前を覚えんでええ。気に入った豪傑を一人決めて、そいつを追いかけて読むのがコツじゃ。
第10部推荐: 三銃士
- 选择的理由
- 田舎から出てきた威勢のええ若者が、腕利きの銃士たちと出会う冒険の古典じゃ。友情、剣、策略。西洋の時代劇と思うて読めば、すっと入る。勧善懲悪と策士の両方が楽しめる。
- 适合什么时候看
- 十代のころ、西洋にも侍みたいな連中がおると知って驚いた本じゃ。仲間と回し読みして、どの銃士がいちばんかで本気で喧嘩になった。
- 喜欢的地方
- 若者と、年上の銃士たちとの付き合い方がええ。生意気な若者を、年長者たちが叱りもし、面白がりもする。宮廷の策略に、腕と度胸と知恵で立ち向かう。善い策と卑怯な策がぶつかり合う話としても、何度読んでも飽きん。
- 入坑小提示
- 最初の、若者が都へ着いてすぐ騒ぎを起こすところを楽しみなされ。そこで仲間ができる流れが痛快じゃ。
宇宙へ飛び出す
第11部推荐: 宇宙のスカイラーク
- 选择的理由
- 『レンズマン』と同じ匂いのする、宇宙へ飛び出す大冒険じゃ。宇宙船を作って、果てしない宇宙へ乗り出す。理屈より先に、行ってみたいという気持ちが走っとる。86の俺が、いまだに若返る本じゃ。
- 适合什么时候看
- 『レンズマン』に夢中になったあと、似た匂いの本を探して古本屋を回った。見つけた日は、稽古のあとの疲れも忘れて、夜通し読んだ。
- 喜欢的地方
- とにかく元気がええ。宇宙がどれだけ広いか、知恵と度胸でどこまで行けるか。そこに理屈をこねる前に、主人公たちはもう飛び出しとる。年寄りにはこの元気が効く。宇宙の話になると早口になる俺の、早口の源のひとつじゃ。
- 入坑小提示
- 古めかしい機械の説明は飛ばしてもええ。宇宙へ飛び出す場面の勢いにだけ、身を任せてみなされ。
第12部推荐: 2001年宇宙の旅
- 选择的理由
- 宇宙と人間の来し方行く末を、言葉少なに描いた大きな映画じゃ。分からんところだらけなのに、なぜか目が離せん。分からんものと向き合う稽古になる一本じゃ。若いうちにぜひ一度。
- 适合什么时候看
- 道場を開く少し前に、大きなスクリーンで観た。観終わって外へ出たら、夜空がいつもより広う見えた。弟子にはまだ言うとらんが、正直、半分も分からんかった。
- 喜欢的地方
- 静けさがええ。宇宙の場面は静かで、人の息づかいが聞こえる。座禅を組んどるときの心持ちに似とる。それと、人が作ったものと人との関係。道具に頼りすぎると、人はどうなるか。古典の教えと同じ問いが、宇宙の大きさで投げかけられとる。
- 入坑小提示
- 分かろうとせんでええ。眠くなったら一度止めて、翌朝の静かな時間に続きを観なされ。
第13部推荐: 宇宙戦艦ヤマト
- 选择的理由
- 滅びかけた地球を救うために、一隻の艦が遥かな宇宙へ旅立つ話じゃ。期限のある航海、という緊張感がたまらん。艦長と若い乗組員たちのやりとりに、道場の師弟を重ねて観た。
- 适合什么时候看
- 三十代の半ば、道場の子どもたちが夢中になっとったので、話を合わせるつもりで観始めた。気がついたら、子どもらより俺のほうが毎週待ち遠しゅうなっとった。
- 喜欢的地方
- 艦長の背中がええ。多くを語らず、若い者に判断を任せ、肝心なところでだけ口を開く。上に立つ者の、黙っとる時間の重さじゃ。若い乗組員たちが、旅の中で少しずつ顔つきを変えていくのも見どころ。艦は、動く道場みたいなもんじゃな。
- 入坑小提示
- 艦長が何を言うかより、何を言わんでおくかに注目しなされ。上に立つ者の稽古になる。
第14部推荐: 銀河鉄道999
- 选择的理由
- 少年が、謎めいた女性と銀河を走る列車に乗って旅をする話じゃ。停車する星ごとに、ひとつの物語がある。寅さんの旅を宇宙に持っていったような、人情の宇宙旅行じゃ。どの星の話から観てもええ。
- 适合什么时候看
- 四十が見えてきたころ、テレビで観た。毎回、どこかの星で誰かと出会って別れる。旅好きの俺は、そのたびに次の旅の行き先を考えとった。
- 喜欢的地方
- 星ごとの暮らしの描き方が好きじゃ。豊かな星にも貧しい星にも、それぞれの事情と人情がある。少年が旅の中で、何が大事かを自分で見つけていく。教えられるんじゃなく、出会いの中で見つける。年寄りが若い者に渡せるのは、旅に出る背中だけなのかもしれん。
- 入坑小提示
- 一話ずつ、ひとつの星の話として観られる。気になった星の回から観ても、ちゃんと胸に残る。
第15部推荐: 銀河英雄伝説-わが征くは星の大海-
- 选择的理由
- 宇宙の艦隊どうしの戦いを、策と策のぶつかり合いとして見せてくれる映画じゃ。若い指揮官の頭の冴えに、86の俺が身を乗り出す。策士の美学の宇宙版じゃな。若い人は、策の読み合いを楽しみなされ。
- 适合什么时候看
- 知り合いの歴史好きと話しとったら、この作品の話で何時間も止まらんようになった。それで観た。史実と物語の違いでも、ずいぶん張り合うた。
- 喜欢的地方
- 艦隊の動きが、将棋や囲碁の盤面のように見えてくる。相手の狙いを読み、こちらの狙いを隠す。正面からぶつかるより、どう動かすかで勝負が決まる。『独眼竜政宗』の策を練る場面と同じで、静かな場面ほど手に汗を握る。
- 入坑小提示
- 艦隊の陣形が変わる瞬間に注目しなされ。そこに指揮官の考えが、全部そのまま出とるんじゃ。
若い人に渡したいアニメと漫画
第16部推荐: ルパン三世 カリオストロの城
- 选择的理由
- 腕利きの泥棒が、古い城にまつわる秘密と、囚われの姫に関わっていく冒険じゃ。泥棒なのに筋が通っとる。悪を出し抜く策の痛快さは、時代劇と同じ骨じゃ。家族で観ても楽しめるのがええ。
- 适合什么时候看
- 道場の若い弟子たちと、稽古納めの夜に皆で観た。俺がいちばん声を出して笑うとったらしい。それ以来、年の瀬にはこれを観るのが道場の小さな習わしになった。
- 喜欢的地方
- 主人公の身のこなしがええ。高いところから飛び、走り、するりと抜ける。空手家の目で見ても、体の使い方に嘘がない。それと、自分の得のためではなく、守ると決めた相手のために策を打つ。泥棒でも、善い策と卑怯な策の区別をちゃんとつけとるんじゃ。
- 入坑小提示
- 主人公が城に忍び込むまでの段取りを追ってみなされ。策の組み立てが分かると、何倍も面白い。
第17部推荐: るろうに剣心―明治剣客浪漫譚―
- 选择的理由
- 明治の世を流れ歩く剣客が、刀を持ちながら人を斬らぬと決めて生きる話じゃ。強い者ほど手を出さん。俺が道場で言い続けとることを、若い人にいちばん伝わる形で見せてくれる。
- 适合什么时候看
- 道場に通う中学生が、俺の口癖と同じことを言う主人公がおると教えてくれた。半信半疑で観て、その子と一緒に夢中になった。稽古の休憩は、しばらくその話ばかりじゃった。
- 喜欢的地方
- 主人公の、力を持ちながら使わんと決めた者の静けさがええ。剣の場面の迫力もあるが、俺が好きなのは、戦わずに済ませようとする場面じゃ。力で終わらせる道を選ばん理由を、ずっと問い続けとる。若い者に、強さとは何かを考えさせる入口になる。
- 入坑小提示
- 主人公が刀を抜く前に、何をしようとするかに注目しなされ。そこにこの話の芯がある。
第18部推荐: バガボンド
- 选择的理由
- 剣の道を歩む若い男の話を、漫画で描いたものじゃ。俺が十代で夢中になった剣豪の話が、まったく新しい筆の力で生まれ変わっとる。古典が若返るのを見るのは、年寄りの喜びじゃ。
- 适合什么时候看
- 弟子の一人が道場に一冊置いていった。稽古のあと、汗も拭かずに読みふけって、気づいたら道場の灯りを消し忘れとった。それから続きは自分で買うようになった。
- 喜欢的地方
- 筆で描いたような線の強さがええ。人物の体の重さ、構えの気迫が、絵から伝わってくる。空手の型と同じで、止まっとる絵なのに動きが見える。それと、強くなるとは何かを、主人公がずっと悩み続ける。悩む若者の顔を、これほど真剣に描いた漫画はそうない。
- 入坑小提示
- 最初は、絵の構えだけを眺めてもええ。人物の足の置き方を見ると、その人の強さが分かってくる。
- 选择的理由
- 若い将棋指しの少年が、下町の家族や師匠、ライバルたちとの関わりの中で生きていく話じゃ。勝負の厳しさと、人のあたたかさが並んどる。下町の道場主には、他人事に思えん。
- 适合什么时候看
- 夜のテレビで偶然観て、下町の景色にひかれた。そのうち、盤の前で考え込む少年の背中が、試合前の弟子の背中と重なって、毎週欠かさず観るようになった。
- 喜欢的地方
- 盤の前の沈黙がええ。指す前の長い間に、その人の迷いも覚悟も全部入っとる。それと、少年を見守る大人たちの距離のとり方。踏み込みすぎず、放っておきもせん。師が弟子に何を渡し、何を渡さんでおくか。この作品は、それを何人もの大人で見せてくれる。
- 入坑小提示
- 将棋の決まりは分からんでええ。指す前の顔だけ見とれば、勝負の重さはちゃんと伝わる。
第20部推荐: 葬送のフリーレン
- 选择的理由
- 大きな冒険を終えたあとの、長い長い旅の話じゃ。長く生きる者が、過ぎた時間と仲間のことを、旅をしながら少しずつ知っていく。86の俺には、胸に来るところが多すぎる。
- 适合什么时候看
- テレビで評判になっとったので、湯呑みを片手に観始めた。若い弟子に「師範、それ観とるんですか」と驚かれた。流行りもんは、年寄りこそ観るべきじゃ。
- 喜欢的地方
- 時間の流れ方がええ。急がん。季節が過ぎ、年月が過ぎ、そのたびに思い出がひとつずつ意味を持ち直していく。それと、魔法を教える者と教わる者の関係。教え方が不器用で、そのくせ根っこのところで相手を信じとる。師匠と弟子の話として観ると、俺は毎回黙ってしまう。
- 入坑小提示
- 急いで先を観んことじゃ。一話観たら、その日はそれで止めて、少し昔のことを思い出してみなされ。
古い話も新しい話も、骨は同じじゃ。筋が通って、策が練られて、誰かが誰かに何かを渡す。その骨を見つけたら、どんな作品でも若い気持ちで楽しめる。
